■共通テスト得点 916点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治経済
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
65 |
+ |
43 |
+ |
56 |
+ |
45 |
+ |
22 |
=231/440点 |
■受験した感触・・・ 今まで勉強やれるだけやってきたし本番も全力出しきったから後悔はない。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
B |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
B |
sustainable studying(持続可能な勉強)<
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私が大学受験を視野に入れた勉強を始めたのは高校一年生の三月ごろでした。とはいっても当時は第一志望は東大ではなく東京科学大学で、それすらも「なんとなく今の成績で目標とするのにちょうどよさそうな難易度だから」という漠然とした理由でした。以降、成績が伸びるに連れて東大も射程圏内に入れることになりますが、東大か東京科学大学か、という問題は共通テスト後の国立大学出願時まで私を悩ませることになりました(ただし、勉強はずっと東大対策で行っていた)。
大学受験で心がけていたこと
私が大学受験を見据えた約二年間の勉強期間で心がけてきたことは、(昨今流行りの)Sustainable持続可能な勉強をすることです。具体的にいえば、適度な息抜き、そして休憩とメリハリをつけた勉強です。イメージ的には、80~90パーセントぐらいの馬力で勉強をやり続けることができるように工夫していました。私の学校がある平日のスケジュールを例にあげると、学校が終わった後、7時まで学校で自習をし、家に帰って夕食を食べた後、お風呂に入るまでは自分の好きなことをして過ごし、お風呂から出た後は12時半ごろまで勉強して寝る、というルーティンを徹底して行っていました。勉強のやる気がある日はガッツリやり、やる気が出ない日は気持ち半分で勉強する、というような勉強法よりも、毎日一定の時間欠かさずに勉強するほうが着実に実力をつけられると思います。受験期間は娯楽を断ち切って丸一日勉強していました、というような発言を時折見かけるような気がするのですが、私には到底無理に感じられましたし、おそらく多くの人ができるような芸当ではないと思います。生半可にその発言を鵜呑みにしてしょっぱなからエンジン全開ではじめ、早々にエンストしてリタイア……なんてことになるくらいなら、適度な息抜きをおこないつつ体を勉強にならしながら勉強時間を増やしていくほうがよっぽど良い結果を引き寄せてくれると思います。
以下、教科ごとに行った対策を載せます。どの教科も九月ごろから東大の過去問演習を始めました(現代文以外)。
- 国語:学校の授業は真面目に受けておき、軽く参考書をやってから過去問演習をしていました。共テは配点が高いのでそこそこやりましたが、二次はやってもやんなくてもあんま変わんないなって印象で、ガッツリはやりませんでした。
- 数学:高校一年生の3月から問題集をすすめていきました。問題集で基礎、標準をがっちり固めて、授業と東大の過去問で応用問題をやるというイメージでした。
- 物理、化学:高校二年のうちは授業の内容をしっかりおさえるようにして、それ以上のことはなかなか手が回せませんでした。高三から東大特進の授業をとりつつ、高三の夏までに両方とも全範囲を一周終えるようにしました。
- 英語:英語は学校で配られたもの以外は参考書を使わず授業に頼っていました。今思うともう少し自分でやる勉強もすればよかったなと思います。ただ、リスニングだけはかなり時間をかけて自分でやりました(てか自分でやる以外できないもんね……)。
- 社会:公共、政経を選択したのですが学校で授業がなく予備校で授業を取るほどでもないので自分でやりました。基本は直前期(12月ごろから)の詰め込みになりますが、ガッツリじゃなくていいので早いうちに一周しておくと良いと思います。模試を受ける時にやってないから取れなかっただともったいないですし、いざ直前期に詰め込むときに一回見たことあるのとないのとでかなり違います。
■東進東大特進コースについて
東進では、東大特進の物理と化学を取っていました。物理は苑田尚之先生、化学は大西哲男先生です。また、東大本番レベル模試にもお世話になりました。
- 東大物理(苑田先生):大学にも通貫するような本質をとらえた物理を教えてくださります。特に、物理の最も根底となる力学に関して何講座にもわたって突き詰めて教えてくださり、物理は苑田先生のおかげで完成させられたと言っても過言ではありません。
- 東大化学(大西先生):テキストの完成度が非常に高く、授業では演習を中心に解説してくださるので、テキストを使って基礎事項を確認しながら予習をし、演習問題をある程度解いておいてから授業に臨めば、基礎から応用までをカバーすることができます。この講座をうければ大学受験で見かける問題は大抵解けるようになると思います。
- 東大本番レベル模試:自分の今の実力を確認するのに非常に役立ちました。英語のリスニングで、本番を見据えて少し音質の悪い音源になっています、と放送されたときには、ここまでやるのか、と驚きつつ自分の実力を試そう、とより奮い立たされました。そして、何といっても他社の冠模試とくらべて強みとなっているのは、返却の速さです。およそ一週間を挟んで帰ってくるという速度は驚異的で、忘れないうちに自分の解答添削をみて復習できるというのは、苦手克服に大いに役立てることができました。また、もう一つの強みとして共テのあとにも点数、順位の出る模試があるというものがあります。共テ後はいわゆる共テボケというものに陥りやすいので、二次の頭に切り替えて、足りないところを確認するのに役立ちました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
受験は、単純な学力をはかっているようで実は、効果的な勉強の方法や授業を調べる情報収集力、勉強計画を立てる計画性、勉強を続ける自律性、望むような成果が出ないときでも自分を信じてやるべきことをこなすメンタル力などを総合的に発揮して挑む場になります。ただひたすら盲目的に勉強することがないようにだけは注意してください。応援しています。