■センター試験得点 699点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
89 |
+ |
10 |
+ |
65 |
+ |
37 |
+ |
33 |
=234/440点 |
自己採点 |
90 |
+ |
5 |
+ |
60 |
+ |
35 |
+ |
25 |
=215/440点 |
■受験した感触・・・ 地歴2科目が思ったより解けませんでした。数学が今まで解いた中で一番難しかったです。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
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文科一類 |
C |
文科一類 |
C |
文科三類 |
D |
夏からのスタート
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私が東京大学を志望し始めたのは高校3年の夏で、それまでは全く視野にも入れておらず、それ以前は大阪大学の法学部国際公共政策学科に惹かれていました。しかし、その学科で自分のやりたいことが分からなくなり、どの大学も何か違う気がして学校の先生に相談したところ、「その学科で出来ることが自分のやりたいことと完全に一致することはない、大事なのはその大学で自分が何をするかで、それはどこの大学に行っても同じだ。」と言われ、そこで東大を勧められ、調べていく中で、高いレベルの学生が集まる学習環境や進振り制度に魅力を感じ、東大に志望校を変えました。そこから地理、世界史の2科目が二次試験でも必要になったので世界史は教科書を何度も読み、地理は資料集や地図帳を用いて、ノートに地図や表を書きながら勉強しましたが、特に地理が伸び悩んだので東進で地理の講座を取り、過去問と並行して学習しました。私は数学が高1から卒業するまでずっと苦手でしたが、学校で配られた問題集と東大の過去問を毎日欠かさず3問ずつ解くようにしていました。得意科目の英語は、共通テストまでは授業メインでしたが、過去問は10年分解きました。高1、高2時代は部活に注力しており、ESSで英語ディベートに打ち込んでいました。部活は毎日で家でも色々と部活関連のリサーチをしていたので、大会前は就寝時間が2時や3時になることもしばしばで、学校の授業も眠ってしまうことがあり、当然成績は振るいませんでした。高1の時には数学は追試皆勤で、模試の全国偏差値で見てもかなり厳しい位置にいましたが、高1の春に問題集で演習を積み、高2の時には高校の校内平均を超えるようになりました。しかしやはり部活が忙しく、スキマ時間を確保しようとしても結局YouTubeやTwitterに時間を費やしてしまっていたのでそれ以上伸びる未来が見えなくなりました。そこで3年の夏、志望校を変えたことを皮切りにTwitterをやめ、YouTubeにも制限時間を設けて必要なアプリ以外をすべてアンインストールしました。誰もがここまでしなければいけないとは言えませんが、勉強を疎かにしてしまいがちだった自分にはかなり効果的で、受験に真剣に向き合う気持ちができ、ここから成績が伸び始めたました。また、受験を個人戦と思って一人で勉強を頑張っていこうとは思わない方が良いと思います。私は心が折れやすいタイプですが、周りにも似たようなタイプの人がいて、受験期に精神的に参ってしまう人もいました。ただ、そのような中で最後まで苦しい受験生生活を支えてくれたのは親や先生は勿論ですが、友達だったように思います。高3になっても模試の後に「早く帰れ~~」と追い出されながら同じ東大志望の友達と模試や勉強の話からどうでもいいことまで教室に残って話していたことで、模試の後に「このままで大丈夫かな、本当にダメだな、志望校変えようかな」と不安に思う気持ちを和らげてくれました。最後に、二次試験が終わってから合格発表までの間、絶対に落ちたと思って絶望することがあると思うのですが、そういう時は音楽を聴くのが一番だと思います。YouTuberの動画やアニメ、ドラマを見るのもいいですが、メロディーがある歌が一番頭が空っぽになって少し安心します。
■東進東大特進コースについて
様々な教科の授業を受けましたが、なかでも地理の授業が本当にわかりやすくて面白く、補足の部分もタメになる話が多かったので一回の授業で視野がものすごく広がる感じがしました。東大本番レベル模試は、模試の後のフォローアップが凄く多くて助かりました。また、東進リスニングアプリは英語を強化していた直前1か月に活用しました。かなり分量はあるのですが、あれを全部やったら確かにかなりのリスニング力がつきそうだと思います。東大英語は120点中30点がリスニングとなっており、かなり大きい部分をリスニングが占めているので、リスニングの強化は大事だと思います。また、AI予測問題演習講座を最後に取ったのですが、問われやすいポイントが把握できて、解説も分かりやすく、入試数週間前の直前期はすでに一通り解き終えた過去問の復習に時間を割きながらも、1月模試から時間が経っており初見の問題をしばらくやっていないため不安になることもあると思いますが、そのような時期に、模試形式の問題を2回分出来てある程度の点が取れるようになっていたことは少し自信につながりました。また、入試前後には担当スタッフの方がアドバイスをくれて、受験前の緊張が少し和らぎました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
メンタル面の話ですが、共通テスト、二次試験ともに2日間となっており、1日目が終わった後不安で眠れないこともありました。二次試験後も、共通テストは自己採点707点、二次試験は数学0完で地理もできず、英語では試験終了時間を勘違いしてしまい、もう希望はないと落ち込んでいました。切り替えろと言っても難しいですよね……。共通テストの2日目の昼休み(数ⅠAの後)には学校に電話をかけて不安な気持ちを打ち明け、午後の試験では気持ちを切り替えました。音楽を聴くこともおすすめです。学習面では、苦手科目の対策は早いうちから、得意科目の対策は直前の1ヶ月にやりました。得意科目は形式に慣れれば時間配分の調整や間違い直しで点が伸び、精神的にも短期間の演習で点が伸びると自信がつくので最後にやるのが良いと思います。苦手な数学は1番多くの時間を割いており、徐々に出来るようになっていきましたが、本番で非常に難しい問題が出て、一完もできずに終わってしまいました。しかし、数学が苦手なことは自覚していたので以前から数学が0点でも受かる点数を他の4教科で目指していたのが良かったかなと思います。東大入試は、何かの教科に偏った得点の仕方をして合格する戦略派がたくさんいます。全教科をカバーするのが理想ですが、そうした実情も知っておくと良いと思います。