■センター試験得点 843点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
|
英語 |
|
数学 |
|
国語 |
|
物理 |
|
化学 |
|
開示得点 |
97 |
+ |
40 |
+ |
41 |
+ |
28 |
+ |
34 |
=240/440点 |
自己採点 |
95 |
+ |
50 |
+ |
40 |
+ |
25 |
+ |
30 |
=240/440点 |
■受験した感触・・・ 数学はミス多いし理科がひどい。五分五分かな……(自己採点は感覚です)
|
第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
C |
理科一類 |
B |
理科一類 |
B |
理科一類 |
B |
今できることを全てやる
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
志望動機、開始時期等
中学3年生のころから、天文学をはじめとした宇宙に関する研究に興味を持ち始め、大学では宇宙の研究をしたいと考えるようになりました。調べていく中で、東大の物理学や天文学の研究力が世界有数であることを知り、高校1年生のころに東大を目指すことに決めました。高1の3月に東進衛星予備校に入学し、受験勉強を本格的に始めました。決して万事うまくいったとは言えない受験でしたが、どうにか合格することができました。以下、教科ごとにどのように勉強したかを記しておきます。少しでも参考になれば幸いです。
教科ごとにやったこと
- 英語:英語圏出身の家族がいて幼いころから触れていたのもあり、得意でした。高2の前半までに文法などの基礎を固め、高2の秋に英検準1級を取得しました。この時の英検対策が自由英作文や速読の力を底上げしてくれたと思っているので、時間のある高1、高2生はやってみることをおすすめします。それ以降は東大レベルの単語帳を周回し、高3の夏ごろから過去問を解き始めました。東大英語は出題形式が毎年ほぼ同じなので、模試や過去問で早いうちから形式を把握し、どこに時間をかけるのかなどの戦略を練ることが重要だと思います。
- 数学:嫌いではないが苦手な科目でした。模試でも一番足を引っ張っていました。高2から高3の前半にかけて長岡恭史先生の通期講座を受講し、テキストの問題の復習を中心に学習を進めました。しかし、夏ごろに過去問を解いてみたときに全然解けずに危機感を覚え、東大特進の数学の真髄を受講し始めました。秋以降は真髄の予習・復習と過去問演習に絞ってやりこみました。その結果改善はされましたが、苦手意識が払拭できるレベルには至りませんでした。もう少し余裕をもって勉強を始めておけばよかったと思う教科です。
- 国語:現代文は、東大特進の林修先生の講座を高3の春から夏にかけて受講し、秋以降は定期的に過去問を解いていました。得意ではありませんでしたが、林先生に教わった論理的な読み方を意識するようにしてから、大崩れすることはなくなったと思います。古文と漢文は、単語帳をひたすら周回しつつ過去問を解きました。模試では壊滅することもありましたが、最終的には可もなく不可もなくという感じでした。
- 物理・化学:高3の5月くらいまでに、どちらも学校で習っていない範囲を含めて一通り受講しました。物理は難関物理、化学はハイレベル化学を受講しました。この二つの講座は講義、テキスト共に非常に優れていて、直前期まで重宝していました。その後夏ごろから過去問を始めましたが、それまで解いていた問題との難易度のギャップが大きすぎて最初の数年分を無駄にした感があるので、標準問題の演習をもう少し挟んでおいたほうがよかったかなと思いました(特に化学)。秋ごろまでは一問ごとの理解を優先し、共通テスト後からは150分での得点を最大化できるように時間制限つきの演習を繰り返しました。他教科に比べて得意分野と苦手分野ができやすいですが、致命的に苦手な分野を作らないように意識すべきです。私は本番、化学の中でもかなり苦手なヘンリーの法則がドンピシャで出て相当慌てました。
- 共通テスト:6月ごろに本試の過去問を何年分かやり、最後の共テ模試が終わった後から本格的に対策を始めました。年明けまでは午前中に共テ、午後に二次の勉強をやると決め、限られた時間の中で優先順位を決めることで効率よく勉強できたと思います。年明けからは共テの割合を増やし、追試や予想問題を演習しつつ、二次の数学や化学の演習も続けていました。結果的に共テはうまくいったので良かったです。
■東進東大特進コースについて
東進衛星予備校と東大特進コース両方に入っていました。私は高3の春まで、週4日活動があるそこそこ忙しい部活で部長を務めていたので、時間や場所に縛られず都合のいい時に勉強できる東進のシステムはとても合っていました。よかったもの全てを挙げるととても書ききれないので、特に気に入っていたものを書きます。
- 過去問演習講座:ただ過去問を提供してくれるだけでなく、解いたものを添削・採点してもらえるので、自分の苦手分野や癖を洗い出せます。また、問題についている解説授業がとても優れていて、初めて受けたときはそれぞれの問題をここまで詳しく解説してくれるのかと驚きました。私はまず問題を解き、終わったら解答をみて大雑把に自己採点、答案が返ってきたら自己採点とも比較しながらできていない点を確認し、分からない問題の解説授業を見て、数日かけて復習するという流れで使っていました。また、一周目が終わったら、学んだことが本当に身についているか確かめるために二周目をやってみるのもおすすめです。私は理科と古典を二周しました。
- 東大本番レベル模試:よく言われることですが、とにかく返却が早い!このメリットを最大限生かすためにも、模試を受け終わったらすぐに復習し、結果を見て自己分析すべきです。また、高2のうちから受けられるので、受験勉強が本格化する前に東大の問題形式に慣れることができます。ほかの多くの受験生が初めて東大形式の問題を見るのが高3の夏ごろであることを考えると、これは小さくないアドバンテージだと思います。高2のうちは点数は気にせず、「どんな問題なのか見てみよう」くらいの感覚で受けるのもありです。問題冊子をとっておけば、過去問をやりつくした後の演習素材としても使えます。
- 数学の真髄(東大特進のもの):今まで自分がどれだけ論理をないがしろにして数学をやってきたか思い知らされました。とにかく一回一回の講義から得られるものが多かったです。また、青木純二先生は部分点を取りに行く重要性を強調されますが、本番もこのことを意識して思考過程を積極的に答案に残したおかげで、かなりミスが重なったのに事なきを得たのだと思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
ここまでぐだぐだと書いてきましたが、私の受験生生活を振り返ってみると、うまくいったことよりうまくいかなかったことの方が圧倒的に多かったなと感じます。数学は最後までそれほど伸びなかったし、理科も不安定なままでした。大切なことは、タイトルにも書いたように、うまくいっていない状況下でも、状況を好転させるためにできることを考え、それらをすべて実行することだと思います。本番直前に「ここまでやってもダメなら、もうしょうがない」と思えるくらいになれば、自然と結果はついてきます。
これを読んでくれた皆さんが合格を手にできることを祈っています。自分を信じて、頑張ってください!!