
池田 直矢さん
■共通テスト得点 913点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理
前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | 物理 | 化学 | ||||||
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開示得点 | 85 | + | 66 | + | 50 | + | 53 | + | 31 | =285/440点 | |
自己採点 | 77 | + | 57 | + | 54 | + | 54 | + | 28 | =270/440点 |
■受験した感触・・・ なんだろう、出題形式変えてくるのやめてもらっていいですか?
第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
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東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
理科一類 | A | 理科一類 | A | 理科一類 | A | 理科一類 | A |
勉強しないと大ダメージを負い、勉強しすぎても効果がないので調節が難しいが、最低限競技のルールは把握してから試験場に行くべきだろう。その点で、林修先生の授業はとても参考になった。林先生の授業の特長は採点する側の視点が分かることだと思う。採点基準を予想しながら答案を書くようになってから二行問題の点数が安定するようになった。東大を受けるなら一度は林先生の指導を受けるべき。
量が大事な時期と質が大事な時期が交互にやってくるようなイメージがあるが、最後に大事なのは量だと思う。コツコツと毎日真面目にやり続けた人が勝つ。自分はそういうタイプの努力が苦手だった。数学的な考え方は人から教えてもらえても、それをすぐに使いこなせるようになるにはひたすら演習を繰り返すしかない。自分は高1から高3の春にかけて長岡恭史先生の通期の東大対策数学を受講していたが、1周しかしなかったため受験が近づく頃にはほぼ忘れており効果が希薄になっていた。しばらくやっていないとできなくなるのも数学の特徴だと思う。数学の勉強では特に「忘れないように復習する」より「忘れてから復習する」ことが大切なのではないだろうか。同じ問題集やテキストを何周もする勉強法は、最初は疑っていたが、一定の妥当性はあるんじゃないかと思う。忘れないように少しずつ復習しながらちまちま進んでいくよりスパッと忘れてから2周目をするほうが多分いい。
数学よりも質重視の学習が大切であるような気がした。ただ、何度も教科書や参考書を読み込むというより、問題演習を通して本当に重要な部分がどこなのかを実感していくべきである。東大特進の授業で扱われる問題は私の感覚ではどの市販参考書よりも上のレベルだと思うので、東大特進の授業と過去問に集中すれば十分な対策になると思う。また言うまでもなく、問題数に対して試験時間が短いので速く正確に答えを出す訓練もせねばならない。自分は特に化学で計算を楽にするための公式を自分で作り、それを問題演習の中で使うことを心がけていた。
東大数学を攻略する上で大事な、数学の問題の見方や考え方だけでなく、それを採点官に伝わるようにわかりやすく記述するテクニックも教えてくださる。私は、今年の第1問でパラメータ表示の曲線について記述する際にテストゼミ講座で習ったやり方がブッ刺さったため、心の中で青木先生に感謝した。ただ、授業中に「考え方は俺から盗み、経験は自分で積んでくれ」という旨のこともおっしゃっていた。この授業で習ったことを真に体得するためには、自分自身で過去問も含め大量の数学の問題を解き、自分の感覚に落とし込んで行く作業が不可欠であろう。
他の人の体験記を読んでいただければ概略はわかると思う笑。苑田先生は式変形がとても簡潔なので、復習の際は何も見ずとも先生と同じように式変形ができるようになることを意識すると良いと思う。自分は通期でハイレベル物理、トップレベル物理を受講していたが、この講座で扱われる問題のレベルはそれらより遥かに難しい(ただし先生にとっては超簡単問題ばかりらしい)ので、通期で苑田先生にお世話になった方にも受講を強くおすすめする。
大学入試の化学には、「熱化学」「気体と液体」などの教科書的でマクロな単元の分類よりもさらに一歩踏み込んだ、「火山ガスの分析」「ヨウ化メチルを用いた糖のメチル化」など、表立って分類されることはないが頻出のテーマが存在する。この講座の特長は高校化学の全範囲について体系的な理解を促しつつ、そのような頻出テーマをできる限り細分化して演習できるように構成されていることだと思う。百数十ページに及ぶこともある分厚いテキストには、毎度東大のかなり古い過去問も含めた大量の演習問題がついていてとても役立った。また、有機化学のテキストに試薬ごとに反応を分類したページや組成式ごとに有機化合物を分類したページがあるなど、とにかく問題を解く受験生の視点を意識してテキストが編集されている点もとても助かる。やらない理由がない。
宮崎尊先生がネイティブの感覚を重視するのに対し、駒橋先生の授業は、過去問を徹底的に分析した上で東大対策に特化しており、どちらも違った良さがある。私は1A、1B、4A、5が苦手だったので第Ⅲ期講座と第Ⅳ期講座を受講した。先生は全ての回を受講することを推奨されているが、大問ごとに回が分かれているので、私のように苦手分野が扱われる回だけを受講することによって苦手分野をサクッとカバーすることも可能。宮崎先生の授業を受けたいが時間がないという方には、宮崎先生の著書『東大英語総講義』(東進ブックス)を読むことを勧める。