■センター試験得点 点/900点
■センター試験得点選択科目 世界史 日本史 化学基礎 地学基礎
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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日本史 |
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開示得点 |
81 |
+ |
64 |
+ |
64 |
+ |
34 |
+ |
43 |
=286/440点 |
自己採点 |
60 |
+ |
60 |
+ |
60 |
+ |
35 |
+ |
35 |
=250/440点 |
■受験した感触・・・ 数学は例年に比べて、計算量ごり押し問題すぎてつまらなかった。最後の英語は時間が足りないことへの焦りから大失敗した。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
総合点 |
志望学類 |
総合点 |
志望学類 |
総合点 |
志望学類 |
総合点 |
文科一類 |
202 |
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0 |
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0 |
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0 |
自分のペースで
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
全体的に
- 「現代文が0点でも合格できる」ように、特に数学は全完に向けて勉強しました(それが可能だったのは、数学が楽しくなったから)。
- 基本的なスタンスは、「やりたくなったらその時にとことん勉強する」です。
- 自分で意識して、「東大対策のための勉強」をしていたつもりはありません。東大特進の授業構成的に自然と身についていたのかもしれませんが、東大を目指すうえでは普通に各科目の勉強を進めていけば何ら問題はなく、それこそがまさに「東大対策」と言えるのだと思います。
高3はじめまで(順調)
荒巻豊志先生の授業を東進の通期で受けて世界史が楽しくなり、この頃は世界史ばっかりやっていました。あと、英単語もですね。単語帳や英語のニュース記事で見かけた単語なんかを手あたり次第にフラッシュカードにして覚えていました。暗記することが楽しいと思えたのは幸いでしたね。
数学もそこそこに勉強し始めていましたが、他は学校の授業以上のことはほとんどしていませんでした。
高3夏(最悪)
東大特進の授業がある日以外はほとんど外出もしませんでした。結果、1日の睡眠時間が10時間を超える毎日が続きました。やる気も全然でなかったのですが、数学だけはやらないとやばいと思っていたので、毎日勉強していました。一方、世界史や英語に対する慢心から、特進の授業以外では8月末まで全く勉強しなかったので、後々大変なことになりました。古漢は順調に進めていましたが、日本史は古代・現代の知識は中学生レベルでストップしてました。
高3秋(普通)
夏休みの怠慢から、浪人を覚悟しつつあったのですが、学校の模試で順調な成績を取ってしまい、安心していました。9月から始めたのは、世界史と日本史の教科書を読み上げて覚えることです。その際、各社によって内容が多少違ったりするので、私は世界史4冊・日本史3冊を、並行して読んでいました。つまり、日本史で言えば、各社の鎌倉時代の記述をそれぞれ読んでから、次の室町時代の記述を読む、という感じです。私の場合、1冊を複数回熟読するほど集中力がないと分かっていたので(2回目以降は、1回目に読んだ記憶に頼る部分が出てきてしまって、読む行為がおろそかになる)、複数の教科書を読んだのはよかったと思っています。特に世界史は、知っていることは多いに越したことはないですからね。
センターまで(普通)
化学基礎・地学基礎は学校の教材を12月のうちに一通り読んでおきました。12月までは、他の科目は2次試験対策(?)のつもりで勉強していました。結果的にはセンター対策にもなるのですが。センターの過去問を解き始めたのは1月に入ってからです(今年はセンターの日程が遅かったので、1月からで十分間に合いました)。数学はセンター特有の注意点を確認するために数年分解きました。世界史・日本史は短時間で解けるので、暇ならやる、という感じでやりました。でもメインは国語です。やっぱり時間が足りなくて、焦りから問題なかったはずの古文の読解がまったくできず、解くたびに全体の点数も下がっていきました。そこで、「時間を気にせずに解いたら何分かかるのか」をとりあえずはかってみようと思い1年分解くと、5分以上余らせたうえで高得点が取れることが分かり、以後は安心して解けるようになりました。これは本番でもかなりの安心材料となったかなと思います。
入試本番まで(最悪)
センターが終わってようやく、センターが圧縮されることの意味の大きさに気付かされました。なのでセンター明けは2次に向けてガンガン過去問を解き始めたのですが、2次試験までの期間が長すぎて、気力が持ちませんでした。センターが終わるまで過去問には自分では手をつけてなかったので、20年分以上残っていましたが、結局10年ちょっとしかやっていません。結果的に、本番では英語で大失敗してしまいました。過去問以外にも、長い時間を使いきるための教材を事前に考えておくのがいいと思います。センター明けから新しい教材を買いに行くのは、何となく気が進まないので……。
■東進東大特進コースについて
荒巻豊志先生の世界史の授業はとにかく楽しかったです。厳しい言葉を投げかけながらも、実は優しいところも好きです。世界史は単純に覚えることも多いし、その割には「正確な知識」がどの程度のものなのかもよく分かりません。自力での学習だけでは誤解が生じたり、知識が有機的につながらなかったりするポイントを、的確に指摘し、必要な視点を提供してくれたので、未熟ながら「分かりつつあること」を実感できてとても嬉しい授業でした。
英語の宮崎尊先生も、現代文の林修先生も、人柄がよく話も面白かったです。授業が楽しいと、勉強内容の方も記憶に残りやすいと思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
強く思っていることは、「本番で焦らないための勉強量・計画が必要」ということです。
数学だけは夏以降勉強しまくったので、本番で何が来ても、「自分が解けないレベルなら周りも解けないから、少なくとも点差は開かない」と思えるようになりました。直前にベクトルも確認していたので、本番で2題にベクトル表記があったのを見て笑ってしまいました。
本番ではこんな心の余裕があると、落ち着いて問題が解けるので、好循環が生まれます。
一方英語では、リスニングが難しくて動揺したうえ、小説が解読不能で焦ってしまいました。元々、過去問を解くときから時間不足は課題だったのに、特に対策をしなかった(捨てる問題を決めるなどをしなかった)ので、焦りから文章が頭に入らないという悪循環にはまってしまいました。
結果的に合格したのでよかったですが、これから受験する皆さんには、本番で実力を発揮するための準備を怠らないようにしてもらいたいです。