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熊本県 県立 熊本高等学校 卒
東京大学 文科三類

吉川 真矢さん

■センター試験得点 733点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 72 26 46 41 34 =219/440点
自己採点 50 30 55 45 35 =215/440点

■受験した感触・・・ 英語で今までにない大失敗。正直落ちただろう……。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 D 文科三類 E 文科三類 A 文科三類 C

自信をもって、戦略的に

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大を志望したのは高2の6月でした。私の受かり方は決して模範的とは言えませんが、少しでも後輩の皆さんの役に立てば幸いです。
  • 高2生6月~1月

コロナ休校中に英単語帳を一冊覚えきり、英文が読めることに感動しました。同時期、当時付き合っていた彼女に振られ、東大受験を決意しました(もちろんそれだけが理由だけではありませんが)。以降は部活の弓道部や体育祭の応援団など学校生活も楽しみながら受験勉強を進めました。英語と数学の基礎を一通り身に着けました。好きだったので日本史、世界史も結構勉強していましたが、今考えればもっと国数英に時間を回すべきだったと後悔しています。

  • 高2生2月~高3生5月

模試で初めてB判定を取り、自信がつきました。高3になり東大特進コースの受講を始めました。そしてレベルの高い授業に感動しました。特に数学は青木純二先生の授業を通して自分が何もわかっていなかったことを思い知らされました。

  • 6月~8月

6月に初めて東大本番レベル模試を受けました。結果はよくありませんでしたが勉強のモチベーションはアップし、夏休みはかなり勉強時間を確保することができました。夏の模試ではA判定も取ることができ、順調に合格に近づいていると思っていました。しかし、この時期私は数学と世界史の勉強に夢中になっており、英語の勉強を疎かにしていたことから、後に痛い目を見ることになります。

  • 9月~11月

社会の勉強を本格化させました。そして、この時期から東大特進の授業や自習を優先し始めました。自分が信頼できる先生についていく事が何よりも大切だと思います。秋の模試は全体的に悪くはありませんでしたが、英語の偏差値が44で焦った覚えがあります。英語を疎かにしていた自分を責めつつ英作文や読解の勉強をし直しました。しかし、英語はこの後も私を悩ませ続けます。

  • 12月~共通テスト

理科基礎と社会をメインで演習しました。文化史の暗記に苦労したので、なるべく早めから覚え始めることをお勧めします。模試でも770~790くらいで安定しており心配していませんでしたが、本番は普通に失敗しました。ただ、難化している事は明らかで、すぐに2次試験へと切り替えました。

  • 1月~2次試験

この時期が一番学力が伸びましたし、一番勉強が楽しかった時期でした。感覚として受かる実力がついていると確信していたと思います。指数関数的に学力が伸びることに自分でも驚きました。特に古文と日本史の解答の精度がかなり上がったと思います。しかし英語だけはどうしても伸びませんでした。英語の分を社会でカバーする作戦に切り替え、ひたすら社会を頑張りました。世界史の暗記漏れが不安で夜遅くまで勉強したこともありましたが、あまり効果的ではなかったと今では反省しています。また、この時期に某坂道グループにハマりましたが、勉強時の良い気分転換になり結果的に良かったと思います。そして迎えた2次試験本番、国数社で合格を確信した私の心を結局英語がへし折りました。やってはいけないようなミスも多くしましたが、最後の一瞬まで諦めず解答したことが功を奏し、無事合格することができました。

■東進東大特進コースについて

 以下印象的だった講座について記します。
  • 数学の真髄

青木純二先生は私の恩師といっても過言ではない存在です。基本原理追究編から東大特進の授業を通して問題へのアプローチの仕方、答案の書き方を詳しく学ぶことができました。個人的には高3でも40コマの通期講座から受講することをお勧めします。論理記号を使った答案作成は、最初は慣れませんでしたが、テキストの問題を何度も復習し、理解しようと努めました。青木先生から「真髄」を学んだことで、嫌いで苦手だった数学がいつの間にか好きな科目になっていました。

  • 東大世界史

第2、3問の過去問をほぼすべて解いたことは自信につながりましたし、解説は第1問にも応用できる内容が多く、学びの多い講座でした。荒巻豊志先生には怒られるかもしれませんが解説は全てノートにとって、何度も読み返していました。『世界史の見取り図』を併用しながら受講することでより理解を深めることが出来ました。

  • 東大現代文

継続的に受講していると徐々に林修先生と同じ部分を解答の要素として拾ってくることができるようになりました。他教科との兼ね合いで全授業は受講しませんでしたが、それでも十分なほど現代文の力が付きました。現代文については林先生の授業がお勧めです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私が皆さんに伝えたいのは受験結果を最終的に左右したのはメンタル面だという事です。本番でメンタルを保つためには「自分はこれだけやってきたんだから大丈夫」という絶対的な自信を持っていなければなりません。日々の勉強、東大特進の授業を通して自信を積み重ねていってください。また、メンタル維持のためには健康であることが必須です。適度に休憩しながら、勉強するときは全力で、頑張ってください! 応援してます!