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千葉県 私立 芝浦工業大学柏高等学校 卒
東京大学 理科一類

石川 和篤さん

■共通テスト得点 929点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 87 60 60 38 23 =268/440点
自己採点 85 52 45 42 22 =246/440点

■受験した感触・・・ 数学と化学難しすぎだろ…… これで落ちたらシンプルに実力不足だな

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 D 理科一類 A 理科一類 B 理科一類 D

毎日コツコツ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は中学一年生の時から東大を意識して勉強を始めました。中学受験に失敗して入った中学で、大学受験では絶対に成功するんだと心に決めて勉強を始めたところ、学年一位を取ることができたことがきっかけでした。私は短期的に猛勉強するのが得意ではなく、野球部の活動と両立しながらコツコツと勉強できたのが勝因だと思います。

大事だと感じたこと

1)英数の強化

出来る人と出来ない人との差が大きくなる科目であることに加え、私は当初経営工学を志していたことや理系教科が得意であったことから理系を選択しましたが、次第に興味が経済学へと移り、私大はほとんど経済学部を受験しました。早慶等の文系学部は英語や数学が主な受験科目である場合もあるので、併願を考える場合にも良いと思います。私自身は高1の間は数学がよくできていたため、東大も大丈夫だろうと油断してしまったことであまり強化しなかったので、実際に高3になって過去問を解くと全然解けず、最後まで数学で大失敗する恐怖と戦いながら受験することとなってしまいました。

2)時間管理、メリハリ

私は野球部に所属していたため、なかなか勉強時間が多くは取れませんでした。そのため、部活や学校の行き帰りに単語帳をやったり、部活が休止になるテスト期間に出来るだけ勉強したりして効率性を追求しました。また、部活の後で眠気が酷い時には一度10分程度寝たり、次の日に早起きしたりして、集中力が高い状況で勉強できるようにすることを心がけていました。また、勉強しない日が一日もないようにしていました。

3)併願校選び

私は浪人は精神的に続かないと思っていたので、何としても現役で大学に進学するつもりでした。そのため、私立大学の受験校を多めにしていました。しかし、直前期になって併願校の情報収集が直前期になってしまったので、勉強時間を削らざるを得ませんでした。また、試験当日に初めて行くような大学もいくつかありました。結果的に東大に受かったからよかったですが、あの時ここを受けてればと後悔しかねないと思うので、夏ごろには併願校の事も調べる時間を取ったほうが良いと思います。また、行く気のないような大学でも、一つの合格でだいぶ精神的に楽になるので東大専願でも他大学は受けたほうが良いと思います。

各教科の勉強

  • 英語……基本的な英語力は英検の勉強(準一級まで)と学校の授業で身に着け、東大の設問別対策に東進を利用しました。
  • 数学……数学特待生として東進で中学生のころから勉強しました。また、直前期はとにかくセット演をして体に時間感覚をしみこませました。
  • 物理……苑田尚之先生のハイレベル物理を受講していました。最初は分からなくて辛かったけれど、演習を重ねるうちに本質が見えるようになりました。
  • 化学……学校の授業+東大特進の授業
  • 国語……現代文は林修先生の授業を受けて世界が変わりました。古典は基礎は先に固めておき、秋冬に単語を詰め込みました。
  • 地理(共テ)……学校の授業+問題演習 知らなかったことはスマホにメモして隙間時間に見返すことで覚えました。

■東進東大特進コースについて

受講講座

  • 数学……東大対策数学、数学ぐんぐん、数学の真髄など
  • 理科……ハイレベル物理
  • 英語……東大英語 読解問題の見方・考え方・解き方
 青木純二先生の講座は東大数学の記述において必要な論理を一から教わることができ、以前は答えさえ合っていれば良いだろうと考えていた自分の記述に対する論理的整合性に対する意識が大きく変化しました。長岡恭史先生の講座はある程度論理についての土台ができていると、多くの問題数をこなすことができるのでおすすめです。また、大吉巧馬先生の講座は数学があまり得意でない人にも分かりやすいので良いと思います。
 苑田尚之先生の講座は最初は理解がとても大変で何度も見返すうちに分かるようになりました。難しいけれど一度理解すると物理の本質が見え、様々な初見問題にも対応することができると思います。
 また、東大特進では林修先生の現代文を受けていましたが、今までは文章内容の理解ばかりを優先してあまり意識していなかった解答作成の方にも目を向けるようになり、自分の解答が劇的に変化しました。

東大特別演習

 夏以降の問題演習はほとんどこのAI演習と過去問演習のみでやっていました。私はいわゆる「志望校対策演習」を先に行って理解が不十分だと感じた分野を「単元ジャンル別演習」を通じて短期間で集中的に復習する形で進めました。大量の問題が収録されているので、いくらでも演習をすることができ、出来るだけ多くの演習をすることで理解するタイプの私にはとても役立ちました。

東進スタッフ

 受験期の精神的につらい期間は校舎にいる担任助手の方々と大学生活のことを話したり世間話をしたりすることが息抜きになっていました。また、質問をしたときにも親身に一緒に考えてくれたのでとても助かりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験生活はとても長く、精神的に追い込まれることもあると思います。心身の体調を崩して、万全な状態で受験できなくなっては元も子もないので、自分ができる最大限のペースで継続して勉強することが大切だと思います。また、自分は最後の共通テスト模試で865点でしたが、本番では927点取れました。現役生は本当に伸び続けるので最後まで頑張ってください!