志望動機
私は高校二年生の夏でただ最先端の研究をしたいというだけでどの大学に行きたいかは全く決まっていませんでした。そんな中、入学後に進路を選ぶことができ世界トップクラスの研究を行っている優れた環境をもつ東大でとりあえずいいんじゃないかと東進のスタッフに言われたことが東大を志望したきっかけです。あと、キャラの濃い東大生(偏見)と関わってみたいっていうのも動機の一つです。
先取り学習
もとから難関大学に進学したいと思っており、地方公立高校では授業が終わるのが入試ギリギリだと聞き、中学三年生から東進で数学の先取りをしていました。コロナ禍での休校期間を有効活用して高校一年生の秋までに数Ⅲまで一通り終わらせました。そのおかげで、高校二年生での物理化学の先取りがスムーズに進み三年生での過去問演習に費やせる時間を多く残せたことで精神的なゆとりができました。
部活と勉強の両立
私は小学一年生からテニスを続けており本当にテニスが大好きで定期テストや高校受験、大学受験を理由にテニスをやめることはしませんでした。そのためか勉強とテニス部の活動のすき間時間に集中して勉強する習慣がついていたので東進のオンライン受講の自宅受講や1.5倍速は効率よく学習ができ自分の勉強スタイルに合っていたと思います。部活引退後も健康維持のためテニスを続けていて、受験勉強のストレスを発散できむしろ勉強面のパフォーマンスが向上しました。
時期別の勉強内容・勉強法
上に書いたように、東進で数学の先取りを進めながら、学校の方針に基づいて国語と英語の単語や文法といった基礎を固めていました。早い時期で国数英の基盤ができていたことで受験期の成績upに繋がったと思います。
高二では物化を本格的に勉強し始めました。特にこの時受講していたハイレベル物理での苑田尚之先生の大学受験の範囲に囚われない講義は、自然科学の正統的な理解が得られ一気に視界がクリアになりました(特に今年の物理では欠かせない能力だったと思います)。一方で、高二の末に行われる東大入試同日体験受験を本番と想定してその年の合格最低点を取ることを目標としました。そのためには模試までに物化を一通り終わらせなければならず高二の冬休みに死ぬ気で物化を勉強しました。この時期が高校三年間で一番つらかった気がします。
東大だけでなく旧帝大や東工大あたりの過去問を解きまくってアウトプットの練習をしました。解くスピードが格段に上がり成績が伸び始めたのがこの時期からです。しかし、部活を引退したことでテニスを毎日できなくなることのショックでやる気が低下し一時期共通テスト本番レベル模試の成績が急降下しました。そこで、東進の友人と「○○特訓」と題して目標を立てて勉強のモチベーションを上げていました。
志望校別単元ジャンル演習で膨大な過去問演習を行い苦手な分野の克服と得意分野の更なる向上を目指しました。この時期に私立の過去問を解いて形式慣れをある程度していたので二次試験直前期に集中して東大の対策ができました。
共通テストまでは東進の大学入学共通テスト対策と学校の共テ対策とで共テの点数が徐々に上がっていきました。しかし、二次対策を疎かにしていたためいわゆる共テボケを発症し、特に最終東大本番レベル模試では英語の偏差値が30まで急降下しました泣(二次試験の英語の対策はサボらないほうがいいです)。その後第一志望校対策演習で各教科の過去問や類題を通しで行ったことですぐに感覚を取り戻すことができました。
東進の授業について
地方出身でも有名講師の講義を受けることができるオンライン受講は重宝しました。運動部の私には自分で受講の予定を立てて効率よく受講ができることが自身の勉強スタイルにぴったりでした。講座の中で特にオススメのものを挙げます。
- ハイレベル物理:上で述べたように神懸った授業です。この講座のおかげで物理が大好きになり一番の得点源になりました。合格祈願するなら神社よりも苑田尚之先生。
- 数学の真髄:同値変形や写像といった東大数学では欠かせない数学の根本をなす部分の深い理解が得られる講座です。青木純二先生の具体例が非常にわかりやすいですし、問題を解くときにどのように考えて何をすべきかをユーモアを交えながらも辛辣な表現で説明してくれるので数学のやる気を掻き立てる講座です。
- 東大現代文:この講座がなかったら東大の現代文を人並みに解くことなんてできなかったと思います。現代文というとセンスや才能が必要だと思っていたのですが、林修先生の文章の論理構成から問題に向き合っていく解法は理系思考の私にとって非常に合っていました。
東進模試について
東進の模試の特長は何といっても返却スピードの速さだと思います。模試を受けてから間を空けず直ぐに復習ができるのでたくさんの模試を受けて実践慣れをすることができます。私は特に高二の時に旧帝の冠模試をたくさん受けており、模試ごとに目標を立てモチベーションを高めていました。自分に足りない部分を把握できるのでお勧めです。
東進のスタッフについて
勉強面・精神面の両方でとても助けていただいたと思います。模試の結果や学習状況を分析し自分の課題を見つけ今後の学習計画を立てることの手助けをしていただきました。また、模試の成績が振るわないときに励ましの言葉をかけてくれて、これからまた頑張ろうという気持ちになりました。
東大を目指しさえすれば3人に1人が合格します。受験当日に両隣に座っている受験生よりも努力してきたと思えるように日々の積み重ねを怠らず何事も全力を尽くすことが大切です。今までの努力が自信となり試験本番に本領発揮できるはずです。そうとは言いながら、共テでは前日の夜に緊張のあまりほとんど眠れませんでした。私の場合、共テの後に行われた私立入試で前日の夜に良い睡眠がとれるように試行錯誤をしました。そのおかげで、東大の入試本番では十分な睡眠がとれた状態で試験に臨めました。皆さんには共テでも準備万端の状態で挑めるよう、模試などを利用して本番のシミュレーションをして欲しいです。受験頑張ってください!