■センター試験得点 843点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
81 |
+ |
72 |
+ |
62 |
+ |
47 |
+ |
31 |
=293/440点 |
自己採点 |
75 |
+ |
65 |
+ |
40 |
+ |
20 |
+ |
30 |
=230/440点 |
■受験した感触・・・ 去年の同日とは違い国語に感触があり、数学も思ったよりもよく取れた気がして、1日目は上出来。なのに物理が時間の割に取れなかったうえ、英語も普段のような実力は出せなかった気がする。よくいけば合格、悪くいけば不合格の最低点付近予想。1000番ぐらいでもいいから受かっててほしい。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
B |
嫌になるほどがんばれ!
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
志望動機や将来の目標
中高一貫校で高校受験のなかった私は中学生のころから大学受験を軽く考えていて、日本一と考えていた東京大学をとりあえず志していた。その志は次第に強くなり高2の夏ごろまでには既に第一志望校は東京大学で定まっていた。またその頃には工学系、機械制御のシステム、と徐々に学びたい分野が自分の中で定まってきた。ただ東大には進学選択の制度があるので、さらに深く自分の学びたい分野を考えていこうと思っている。
受験勉強開始時期、部活動(硬式テニス)
中学の頃から早期学習をしていたことや、高1で試しに東大模試を受けたことを考えると、正確な時期は分からない。ただ高3期の受験勉強っぽいことをほとんど占めた東大特進コースは高2の3月ぐらいから始めた。また、部活動は5月をもって引退となったので、その後は受験勉強に集中できるようになった。
科目別勉強
- 物理 苦手科目であったが、大学入学後の進路も考えて得意科目にしたいと考えて、苑田尚之先生の「東大物理」や「トップレベル物理」を受講した。時間はかかったが、しっかりと理解できた時は深く理解できた。直前期には私大の過去問や7-8年前の東大の過去問は時間に余裕も残して解けるようになった。しかし自信とは裏腹に、早稲田や東大の本試は難しく感じ、軽くパニックになりつつ、諦めて化学に賭けた。
- 化学 得意でも不得意でもないので、物理と合わせて他の東大受験者の平均くらいを目標にしていた。はじめは物理より化学に時間をかけるスタイルだったが、物理が短時間だと全くできないことに気づき、物理から解くスタイルに変えた。また1年前の東大入試同日体験受験では有機未習にもかかわらず2時間かけて30点をとれたので、いざというときは化学に時間をかけられるという自信が本番で役立った。
- 国語 苦手科目であった国語は、他の東大受験生の平均点ぐらいは最低でも取りたかったので、「高2ハイレベル現代文トレーニング」や「東大国語」を受講して早めに手を打った。基礎はまじめに学校の教材などをやっていたので、論理的な解答作成の手順などを学んである程度はできるようになった。しかし、1年前の東大入試同日体験受験で大きく失敗したこともあって、東大特進の「東大古文」や「東大漢文」、「東大現代文」も取った。現代文は再び論理的な解き方に近づき、古典は答案作成の仕方を学んだことで、前よりはよくなった。共通テストの学習も大事にして、直前期には過去問だけでなく新傾向に合わせた問題集も時間を厳しくしてやっていた。
- 数学 元は得意科目だった数学は高1までに東進の数学の授業で数学ⅠAⅡBの基礎はできていて共通テスト本番レベル模試でも不安はなかったため、少し甘く見ていた。ただ、数学Ⅲを終わらせたのは高3に入る前後だったので、演習も足りず苦戦した。また東大特進で青木純二先生の「数学の真髄」をとって自分の甘さ(論理的にも考え方的にも)に気づいたので、もう一度丁寧にやった。演習は「東大特進数学」のテストゼミを活用した。二次で75点を取れれば万々歳の感じだった。
- 英語 得意科目だったので、高得点を目指した。結局単語力など基礎がモノを言うので、早めにやっていて良かった。そのうえで「東大英語」を取って東大対策もちゃんとした。
各時期の勉強
部活引退までは結構部活に本気だったので少しずつ勉強を進めた。引退後夏休みまでは少し時間は増えたものの時間以外は同様にしていた。夏休みでは過去問を何個か解きつつ、自分の苦手を洗い出し、克服するため広い範囲の問題演習をした。夏休みが明けてからは苦手をつぶす勉強をした。時々過去問演習もして、年内に4-5年分は終わっていた。そうして基礎を固めつつ二次の勉強もしていた。共通テストの対策は基本的に学校で過去問演習とかをやるので十分だった。ただ国語と日本史にはある程度時間をかけた。直前には予想問題を時間を厳しく制限してやった。東大を目指して基礎を固めている教科は基本的に直前にまとめて演習して形式と時間だけ確認しておけば大丈夫だと思う。共テ後はテストゼミや過去問演習に取り組んだ。明確にやらなければいけないものがないと、共テの結果に一喜一憂してダラダラと過ごしかねないので、最後の東大本番レベル模試までにやることを用意しておくべき。その模試の後は私大(東進の過去問データベースが便利)や東大の過去問演習を本番通り時間を計って取り組み、終わってからはその復習などを行った。2日分が1日に凝縮されているみたいで大変かつ長かった。
情報収集
入試の情報や志望校の問題形式は早めに知っていて損をすることはない。高3は忙しくなるので、それまでに明確に自分のやりたいことに合った志望校を決めて、1年前の東大入試同日体験受験などを受けるといいと思う。
■東進東大特進コースについて
授業
東進衛星予備校と東大特進コースの両方に所属していた。自宅で好きな時に授業を見れるのが便利だった。受講した授業は概ね前述の通り(東大特進で他に「東大化学」、「東大特進化学」なども取った)だが、講師は書画など色んな道具を用いて解説をしてくれたり注意すべき所を教えてくれたりするので、分かりやすさは断トツだと思う。中でも特に個人的オススメは苑田尚之先生の物理、青木純二先生の数学の真髄。
過去問演習講座
早めから形式になれるための数年分、だんだんと成長を実感する数年分、直前期に確認をする数年分で10年分あるのが心強い。また外部から採点してくれるのはとてもよい。また解説授業も分かりやすい上に豊富で全部は見きれないほど。演習したら早めに提出して早めに解説授業を受けると効果も高まる。
その他
- 東大本番レベル模試は東大の形式の問題で自分の立ち位置がわかっていいと思う。
- 担任助手(東大特進コースのスタッフ)は現役東大生で分からないことを教えてくれる数少ない先輩で頼りになる。
- トップリーダーと学ぶワークショップや未来発見講座は受験勉強とは関係なく見えるかもしれないが、自分の興味のある分野が広がり、その中から自分の学びたいものが具体的になり、モチベが上がるという点では有益。もちろん受験後のことを考えたらさらに有益。
- 高速マスターは基礎の定着に良い。また、東進のリスニングアプリ東大二次試験対策は、徐々に難易度(というか分量)が上がっていくので、時間をかけて少しずつ慣れていくことができる。また下読み10秒1回聞き1問という設定は集中力を高められ、スクリプトがあるのはやっぱり助かる。ちなみに私は東大当日も昼休みに一個東大レベルの問題をやって見直しもして臨んだところ、落ち着いてゆっくりとリスニングを聞くことができ、リスニングは2問しか間違えなかった。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
とにかく直前期はメンタル的にきつかった。もっと早く受験勉強を始めていればとかもたくさん感じた。それでも最後まで頑張れたのは東大に入りたいという強い意志とこれまで頑張ってきた成果があったからだと思う。そのためにも早い時期から、基礎固めをしたり、大学の情報を得てここに行きたいという強い思いを持っていたりすることが大事だと思う。