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岐阜県 県立 岐阜高等学校 卒
東京大学 理科一類

伊藤 和晃さん

■共通テスト得点 933点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 世界史

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 84 74 46 47 33 =284/440点
自己採点 75 70 35 40 25 =245/440点

■受験した感触・・・ 数学がそれなりにできたからあとはリラックスして楽しめた

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 B

なんとかなる

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は、兄が東京大学に進学したので自分も同様に東京大学を志望した。自分の好きなペースで学習を進めたいと思い、高一の春に東進を選び、東大受験を決意した。

東大受験をする上で東進を選びよかったこと

  • どんどん先取り学習を進められる

公立高校に通っており、高校の学習は中学を卒業してからのスタートだったが、東進の授業を活用して高一の夏休み前までに4ヶ月で高校数学を終わらせ、高二の夏休み前までに物理化学を終わらせたことで、その後の演習量の確保と総合的な学習が可能となった。

  • 自分のペースで学習を進められる

自分は水泳部に所属しており週4〜5日でハードな練習をしていたため、勉強のやる気が出ず疲れ切って寝てしまうにもあったが、部活のない元気な日にたくさん受講したり、部活後に少しだけ授業を受けるなど、自分の生活リズムにあわせて融通を効かせることができた。

  • 自分のレベルに合わせて選択ができる

多くの種類やレベルの授業が展開されているため、自身の現状に応じて必要な授業を必要なだけとり、参考書学習との併用ができた。

時期ごとの学習

  • 高一前半
 数学の高校範囲の修了と英語の単語の徹底暗記
  • 高一後半
 英数の共通テスト8割レベル突破を目標に受験の基礎レベルの定着
  • 高二前半
 英数は参考書学習による入試標準レベルの定着、理科は高校範囲の修了
  • 高二後半
 数学はぐんぐんシリーズの受講終了で東大受験の基礎固め、理科は参考書学習による入試標準レベルの定着
  • 高三夏休み前
 理系科目の演習量を積み、東大受験に最低限必要な知識と技能の定着
  • 高三夏休み
 東大過去問をやり込む
  • 高三秋
 夏休みに過去問をやって出てきた自分の弱点や穴を徹底的に潰す作業
  • 高三冬〜共テ二週間前
 模試の過去問を利用した実践力の養成、共テ社会科目(世界史)の暗記と演習
  • 共テ後
 暗記項目の最終確認と模試過去問を用いた本番想定の演習

おすすめの勉強法

  • 数学

同じ問題に対して、常に色々な切り口から眺め、それらの複数の考え方同士の関連性を探ってみる(長岡恭史先生の授業がおすすめ)

考えることから逃げず、色々な角度からじっくり考える訓練をする(青木純二先生の授業がおすすめ)

  • 物理

数式を言語化して現象と関連づける訓練を積む(苑田尚之先生の授業がおすすめ)

  • 化学

化学基礎の内容を疎かにせず、現象とその理由及び因果関係を明らかにしながら暗記を進める(鎌田真彰先生の授業がおすすめ)

  • 英語

基本的な英単語をしっかり覚え、根本にあるニュアンスをつかむ(宮崎尊先生の授業がおすすめ)

■東進東大特進コースについて

  • 長岡先生の授業は消化するだけでもかなりしんどく(予習で1〜2時間程度、受講+板書で2時間程度、確認テスト+REV+授業問題の解き直しで2〜4時間程度)、平日であれば一コマ進めるだけでその日の勉強はそれで終了してしまう。しかし、真面目にやればやるほど学びが多く、一講座やり終えた後の達成感と学力の向上はほかでは得られない。また、時には根性が大切であるということも、実体験をもって教えていただける。
  • 青木先生の授業では数学的に考えるとはどういうことかを学べる。初見問題を見た時にどう考え、どう実験し、どう解答を組み立てるか。それらを、頭の出力を最大限にして、先生から学べることを全て吸収し自分のものにしなければならない。その訓練を積むと、模試や本試でも「なんじゃこりゃ」という問題に立ち向かえるようになる。
  • 地方公立高校の出身の人は都会の進学校の人に比べ高校範囲の修了が遅く演習量が十分に確保しづらい可能性があるため、東進の授業を利用してどんどん先取り学習を進めると良い。その上で、東大特進コースで展開されている東大対策の講座と参考書を用いた演習を交互に積み重ねることで、東大本試にも敵う実力を養成できた。家の近くに東大特進の校舎がなくともオンラインで受講でき、さらに郵送で添削も受けられるため、出身地による格差もあまり感じずに学習を進められた。
  • 東進リスニングアプリを活用し、本番のさまざまな障害を考慮に入れたトレーニングを積むことができた。
  • 過去問演習講座では添削が一つ一つ丁寧に返ってくるので、毎回の演習の質も回数を重ねるごとに高くなった。また、同じ年度・教科でも3回まで添削が返ってくるため、自分の苦手な問題や点数がとりづらい分野を繰り返し解いて、採点の評価を元にさらに改善することができることも魅力。
  • 東大本番レベル模試は、他塾のどの東大模試よりも解答解説が充実しているため復習の際に学びが多く、問題の復習にとどまらない学習ができる。特に物理の解説は他塾の比ではなく、自ら興味を持って物理の学習を進めている人には解説が最高の教材になりうる。1、2年生のころから模試を受けている人は問題や解答解説を大切に保管しておき、日頃の学習の中で活用したり直前期にそれらを用いて演習したりすると良い。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 多くの人にとって一番最初の受験となる共通テストは非常に緊張するが、東大受験生にとっては最低限の点数さえ取れば十分であり、圧縮がかかるのでそこまで神経質にならなくて良い。また、人にもよるが、自分は冬休みが明けるまでは2次対策と共テ対策を並行することで、共テ終了後もスムーズに2次対策に移行できる。
 大学受験は結局のところ、先取りをして自ら学習を進めたものが勝つゲームであり、英語の安定と数学の実力を手に入れた者が強い。