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東京都 都立 日比谷高等学校 卒
東京大学 理科一類

佐伯 航太郎さん

■センター試験得点 754点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 82 43 48 22 32 =227/440点
自己採点 75 55 60 15 30 =235/440点

■受験した感触・・・ 数Ⅲ出ないし物理差がつかない!でも英作文の語数間違えたーー

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科二類 A 理科一類 B 理科一類 B 理科一類 C

時間がない!時間がない!時間がない!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 上の模試の志望校判定欄を見てください!え、普通じゃん!って思うかもしれませんが、少し不思議なところがあります。お気づきになりましたでしょうか。なんと、私は高3の7月に理転して理科一類に現役合格することができました(東大入試同日体験受験は理科基礎科目レベルの知識で受けたので余り気にしないでください)。理転した動機は、もともと地理が好きで文系かな〜、と思っていたのですが、都市工学や建築学の方が面白そうだと思い、理転を決意しました。本格的に物理化学数Ⅲを勉強したのが夏からだったので、かなり時間的に厳しい部分はありましたが、なんとか耐えたと思います。学校の授業は文系コースのままだったので、本当に東進のおかげで現役合格することができました。また、高3の夏休みは、文化祭実行委員として毎日学校に行って、トンカチトントンしてたり、鉛筆カサカサさせながら演劇の小道具の設計図をひたすら描きまくってました。そう言った意味でも時間が無かったので、本当にどの科目も効率よく勉強できたのだと思います。
 ちなみにですが、タイトルの「時間がない!時間がない!時間がない!」というフレーズは、文化祭で上演したミヒャエルエンデ氏の「モモ」の演劇中のセリフの一節です(自分の状況を表してるみたいな雰囲気で夏休み中は気に入ってました)。
 では、時期ごとの勉強法を書いていきます。
  • 高校1年・2年

文理共通範囲の数学、英語を参考書を使って大量の演習をしました。東大特進では、できる限り多くの講座を受講して自分に合う授業を模索していました。また、高校2年の1年間をかけて、通期講座の数学の真髄基本原理追求編を受講し、正確な本質の理解に努めました。また通期講座の東大古文を受講したことで、高校3年で古文の成績上昇に繋がりました。

  • 高校3年7月

理転しました。物理、化学、数学Ⅲはほぼ0からのスタートでした。

  • 8月

数学の真髄理系編を受講し、理科は教科書レベルの基本問題の演習に注力しました。

  • 9月

物理化学の標準問題演習に入れるようになりました。また通期講座トップレベル物理の電磁気学・熱力学を受講しました。

  • 12月

共通テストの勉強を始めるとともに、過去問演習講座25年を受講し始めました。

  • 1月以降

ひたすら過去問を解き、解説授業を受ける流れを繰り返していました。

■東進東大特進コースについて

東進の講師の先生方と授業

 東進の授業はどの科目でも本質に迫るものであり、科目への興味を深めてくれます。例を挙げるならば、数学の青木純二先生のおかげで文理共通範囲の数学をきちんと理解することができ、自学での数Ⅲでもかなり高いレベルまで自分の数Ⅲの学力を上昇させることができました。さらに数学の真髄理系編を受講したので数Ⅲを感覚的にも理解でき、入試本番でもどの大問に対しても方針を立てることができました。また東大特進の数学の真髄も3年間受講したことで本質の理解に基づいた演習に取り組めました。現代文においては林修先生の東大特進コースの講座東大現代文を3年間受講したことで、感覚的な読解から論理的な読解へと変化しました。さらには直前期に過去問演習講座で直近の過去問を再度解き直し、林修先生による解説授業を受講しました。このため、入試本番では論理的に解く感覚をしっかりと身に着けた状態で臨むことができ、高得点につながりました。現代文が含まれる国語は文系理系ともに東大入試の最初の科目です。ここでよい点数が取れた感覚があると次の数学からの科目でも平常心かそれ以上に気持ち良く解くことができるので、ぜひ林修先生の講座を受けてほしいです。国語というくくりで見れば古文漢文も意外にも得点差がつきます。理系で大問1つとってみても、0点と20点とでは、数学1問分に相当します。東進の栗原先生の講座は通期講座でも、東大特進の講座でも、文法事項に加え古典常識までカバーしているので時間がない受験生におすすめです。

東進東大本番レベル模試

 東進の東大本番レベル模試の最大の利点はすぐに返却される点です。他塾主催の東大模試は返却に1か月程度かかり、成績の上昇の激しい現役生にとってはあまり参考になりません。理転した自分にとってはなおさらで、模試直後に自分の学習の進捗や実力を知ることが重要でした。さらに解説授業を模試実施の翌日から受講できるのも東進だけであったと思います。なかなか試験中に解けなかった問題を解説を読んだだけで理解するのは自分には困難でした。そのため問題の取捨選択を含めて東進の素晴らしい講師の先生による解説授業は大いに役立ちました。また成績帳票には小問ごとの目標点が記載されているので、自分が解く必要のある問題が一目でわかり、他予備校の東大模試とは一線を画す利点でした。

過去問演習講座

 東進の過去問演習講座では豊富な添削と解説授業を受けることができます。特に自分は25年分を受講したので、東大入試における頻出パターンの問題は大方網羅出来ました。効率的に勉強しなくてはいけなかった自分にとって、入試において出やすい問題と確実に得点することが最優先でした。講座の中では、基本的にはまず過去問を解き、解説授業を受け、添削答案を見直し、再度答案を提出する、という流れを繰り返していました。添削のコメントも詳細で、ケアレスミスも指摘してくださったので、得点力が向上しました。解説授業も各先生方が丁寧に分かりやすくお話してくださるので、東大入試の難問レベルでも理解することができました。

東大特進の東大スタッフ

 進路相談を何回も受けてくださりました。仲良く話すことができるスタッフの方もいたのでリラックスした気分で自習したり、授業を受けに来ることができました。アットホームな東大特進の雰囲気はとても好きでした。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私は理転したのを、色々な人から無謀だと思われ、友達からも驚かれました。それでも、現役で理一受かるぞ!と強く思い続けたことで、結果的に折れることなく合格することができました。本番は物理化学の難化で得点差がつきにくく、数Ⅲをメインで扱う問題が一問しかなかったのが幸いでした。人それぞれ、困難な挑戦をすることがあると思いますが、東大受験に限らず、強い気持ちで望んでほしいです。最後に、私が大好きな青木純二先生の言葉を紹介します。「強い夢は叶うぜ!!」