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熊本県 県立 熊本高等学校 卒
東京大学 理科一類

黒木 瑛太さん

■共通テスト得点 933点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治・経済

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 82 54 52 54 35 =277/440点
自己採点 80 55 40 55 30 =260/440点

■受験した感触・・・ 数学なんとか踏ん張ってそう

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

淡々と。

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は高1のころから東大を志していましたが、周りには同じように東大を目指す仲間はほとんどおらず、限られた環境をできるだけ活用しながら手探りで勉強を進めてきました。以下が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

うまくいった要因

①勉強姿勢

1年生のころから、計算や英単語など「毎日これだけはやる」というタスクを決め、それだけは欠かさずコツコツ続けていました。その積み重ねのおかげで基礎がしっかり固まりました。また、高校生活では学校にいる時間が最も長いため、その時間をどれだけ有効に使えるかが重要だと考えていました。できるだけ無駄な時間を減らし自習時間を確保していました。高校3年間を通して勉強量が大きく変動することはなく、淡々と勉強を続けていたため、受験直前期に無理に追い込むこともなく、精神的にも大きな負担を感じずに本番を迎えることができました。

②勉強方針

特定の科目に依存するのではなく、全教科でバランスよく得点することを意識していました。そのため、1つの科目で崩れても他の科目でカバーすることができ、大きく失敗することはありませんでした。また、英語や物理など比較的安定しやすい科目を3年生になる前に合格ラインまで仕上げていたことも、受験期の余裕につながったと思います。

後悔していること

①数学

数学は勉強しても東大型の模試の点数がなかなか伸びず、周りにも先を越される状況が続いたため、モチベーションを失ってしまいました。その結果、1問1問にじっくり向き合うことをせず、解法暗記のような浅はかな勉強法に頼ってしまいました。東大入試同日体験受験や夏・秋の東大型の模試では20点台を取ってしまうなど、受験直前期まで数学が足を引っ張り、最後まで悩みの種でした。その影響で過去問演習への完全なシフトも遅れてしまいました。

②スケジュール管理

夏休み前半まで部活があり、後半は競技科学の対策に時間を取られてしまったため、夏休みは受験勉強に十分な時間を割けませんでした。2学期は化学に多くの時間を使うことになり、二次試験の過去問に本格的に取り組むのが遅くなってしまいました。共通テスト対策も1週間ほどしかできず、二次の過去問もこなすだけになってしまいました。

各教科の勉強法

  • 国語:現代文は林修先生の授業で学んだことを演習で意識して活用していました。古文・漢文は高1で文法や単語などの基礎を固め、その後は共通テストなどで演習を重ねていました。
  • 数学:根拠を持って解くことを意識し、とにかく多くの問題に取り組みました。もっと1問にじっくり向き合う時間を取るべきでした。
  • 英語:高1で単語・文法などの基礎を固め、高2で過去問を一通り解きました。また3年間、毎日何かしらの英語に触れることを意識していました。
  • 物理:苑田尚之先生の授業を何度も反復し、その後問題演習を行いました。解法暗記ではなく、背後にある理論の理解を重視していました。
  • 化学:あとからでもなんとかなるだろうと思って後回しにしていたら、演習不足で本番を迎えてしまいました。高3の2学期に大西哲男先生の授業とテキストを繰り返し勉強しました。
  • 社会(公共・政治経済):共通テストの1か月前から勉強を始め、一問一答集を何周もした後、過去問を数年分解きました。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

お世話になった授業

  • 苑田尚之先生:「ハイレベル物理」を高2のときに受講していました。この講座を受ける前は、物理を公式の暗記としてしか捉えられていませんでした。しかし、苑田先生のハイレベルな授業に根気よくついていく中で、物理の根底にある概念を理解できるようになりました。
  • 林修先生:「東大現代文」と「高2ハイレベル現代文トレーニング」を受講しました。もともと国語が苦手で、とんちんかんな答案を書いてしまうことが多かったのですが、林先生の授業を通して、現代文を根拠に基づいて読む正しい解き方を学ぶことができました。
  • 大西哲男先生:「東大化学」を受講しました。単なる暗記に終わるのではなく、それぞれの現象の背後にある原理を理解することができました。その結果、化学に対する理解が深まるとともに、暗記もしやすくなり、問題を解くスピードも向上しました。

過去問演習講座

 過去問の答案は自分で正確に採点することが難しかったため、この講座を利用していました。添削が非常に丁寧で、コメントまでつけてくださるため、自分がどの分野を強化すべきなのかを具体的に把握することができました。また、答案の書き方についても細かく指摘していただき、とても役に立ちました。

東大本番レベル模試

 高1のころから受験していました。早い段階から自分の立ち位置や合格までの距離を具体的に把握することができ、自分に足りない部分や取り組むべき課題を可視化するうえで非常に役立ちました。また、東大形式の問題に早い段階から慣れることができたことも大きかったと思います。

全国統一高校生テスト

 全国統一高校生テストの決勝大会に参加することは、自分にとって大きな勉強のモチベーションになっていました。また、そこで結果を残すことが自分の自信にもつながりました。さらに、全国の優秀なライバルたちと交流する機会を得ることができたことも、とても有意義な経験だったと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験は、最終的には精神力が大事です。本番のコンディションやメンタルによって、得点は数十点単位で変わってしまうことがあります。模試でいくらA判定を取っていても、本番で点数を取れなければ意味がありません。そのためには、ただ愚直に勉強だけを続けるのではなく、さまざまなコンテストに出場したり、部活動で真剣勝負を経験したりするなど、プレッシャーのかかるアウェイな環境を数多く経験しておくことが大切だと思います。そうした経験は、本番での精神的な強さにつながるはずです。そして本番では、できるだけ普段通りの状態で楽しむつもりで受験会場へ向かってください。皆さんの合格を心から祈っています。