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兵庫県 私立 甲陽学院高等学校 卒
東京大学 文科一類

嵩原 安彬さん

■共通テスト得点 832点/1000点

■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 物理基礎 化学基礎

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 80 32 54 37 34 =237/440点
自己採点 70 35 60 45 30 =240/440点

■受験した感触・・・ 今年全体的に難化傾向で鬱陶しいなあ。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 A 文科一類 B 文科一類 A

自戒の念を込めて

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 科目ごとに分けて私の受験勉強について伝えたいと思います。

数学

 私は図形と場合の数が苦手でした。図形は発想の差が私の場合顕著であったためなるべくたくさんの図を書き考えていました。また、なるべくたくさんの問題を集中的に解くことでパターンを把握しそのパターンをしらみ潰しに検討していくスタイルをとっていました。読んでいてわかるとは思いますがこれはものすごく時間のかかるアプローチです。私がこの手法で比較的なんとかなっていたのは計算能力によるものだと思います。たくさんの計算を短期間でこなすためにはある程度の計算結果の先読みが必要ですので演習量がものを言います。気合いを入れて励んでください。

英語

 ある程度の成績は取れていましたが英作文の粗さが際立っていました。そこで文法、単語、論理に分けてミスを分析しそれに基づいて暗記を行っていました。あと英語を解く時にはなるべく楽しむようにしていました。特に評論などでは一つの読み物として肩の力を抜いて読むことが重要だと考えています。

国語

 現代文に関しては林修先生に鍛えていただきました。論理的に読みそれを正確に表現するとはいかなるものかということが身に沁みてわかりました。
 古文に関しては古文単語の暗記に手間がかかりました。最終的に例文ごと覚えることで間に合わせていました。文法に関しては文法書を隅から隅まで舐めまわすように覚えていました。古文では省略が多いため主体の把握に手間がかかり苦手意識を持ってたので分かったことは逐一書きつけるという手法で乗り切りました。
 漢文に関しては一つの漢字が持つ意味の把握が鍵になるので寺師貴憲先生の授業で配付された冊子を千切れるまで覚えました。あと句形から逃げると痛い目に遭いますので頑張って全て覚えてください。

世界史

 私の最大の苦手科目でした。私は暗記に対するアレルギー反応が強いためなんとかして暗記せずに過ごそうとし荒巻豊志先生のスタンダード世界史や東大世界史を受講し時代の流れや事象の連関だけを把握して終わりという自己満足に走っていました。しかしそんなのは無理な話で高3の夏ぐらいにようやく観念し一問一答を開き勉強し始めました。一日にやる時代区分や単元を決めその範囲の一問一答をやった後に対応する教科書を音読して丸暗記していました。この教科書丸暗記作戦は一問一答をクリアした後二次試験直前まで続けていました。結構教科書は覚えられるものなので皆さんもお気に入りの一冊を丸暗記してみてはいかがでしょうか。また共通テスト対策に年代暗記を集中的に行ったのが二次にもかなり生きました。時代に対する理解が深まるので騙されたと思ってやってみてください。

地理

 最大の苦手科目二つ目です。地理は知識だけあっても論理が不十分であれば特に大減点を喰らう科目なので客観的な目からの添削は非常に有効です。この科目では設問の要求をいかに正確に把握しストレートに返答するかが肝の科目ですので私のような捻くれ者にはストレスの多い科目でしたが振り返ってみれば楽しい思い出が多くできました。苦手科目は向き合っている最中は地獄ですが終わってみれば良い思い出になりますので頑張ってください。

概論

 私のA判定は英数の偏差値に引っ張られた見せかけのA判定であり苦手教科の社会の偏差値などを見てみると40台後半ということがほとんどで世界史も初めの頃は10点台でした。苦手教科の点数、偏差値の推移のみをピックアップしてみてみるといかに自分が苦手から逃げているかが分かると思います。こういう人に限って(私も含め)自分の不得意さをネタにするという悪手に出ますが、それは単に自分の幼さを露呈させているに過ぎず、いつかはその苦手に正面から向き合わなければいけない日が来ます。大学受験には精神面での成長が不可欠です。現実を変えるには目を見開いて堂々と現実に直面することが不可欠です。しかしその経験は必ず後で生きてくるし自分への自信になります。頑張ってください。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

通常授業

  • スタンダード世界史(荒巻豊志先生)

世界史は通史の完成が最優先です。先生の授業を通して世界史の醍醐味や面白さを感じつつ全体を把握することができるのでお勧めです。

東大特進コース

  • 現代文(林修先生)

私は現代文なんてフィーリングだろうと思っていた典型的なマヌケであったので林先生の論理的な解説には感銘を受けました。授業プリントの徹底分析を行いエッセンスを抽出し次に生かす練習をしていました。

  • 古文(栗原隆先生)

正直なところ、顔も見たことない貴族が描いた日記なんぞ何で読まなあかんねん、と多くの人が思っていると推察します。私もそうでした。そんな人は一度栗原先生の講義を受講することをお勧めします。先生が授業前にみっちりお書きになる板書を通じて当時の風俗や仏教などに対する教養が身につき、目に見えずとも、現代の日本人は古くからの文化の延長線上にいるのだなと感じることができます。栗原先生のクセが強い授業が好きでした。

  • 世界史(荒巻豊志先生)

毎回受けるたび自分の世界史に対する姿勢の甘さ、理解度や表現の稚拙さを痛感していました。世界史を単なる受験科目ではなくリベラルアーツとして捉えるきっかけを与えてくれる授業だと確信しています。世界史にご縁があった文系の皆さんは受講されるといいと思います。

東大本番レベル模試

 この模試は最大5回も実施されるので前回の模試で得た教訓を次の模試に素早く活かせるため着実な実力の向上に繋がります。また採点が早いため見直しをする際に試験時の記憶が残っているためより正確な反省ができます。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 終わりよければ全てよしという諺もありますが、やはり結果がついてくるとかつての悪戦苦闘が愛おしく感じるのだなと思います。もちろん大学に入ってからも苦しいことはまだあるでしょうが受験を控える皆さんはまず目の前の入試が重要だと思います。今までの皆さんの道のりは結果によって美化される面が強いです。結果が悪いと道のりの粗探しが始まるからです。入試後に仲間と共に今までを振り返って笑う為に今血反吐吐くくらい頑張ってください。