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群馬県 県立 中央中等教育学校 卒
東京大学 理科一類

猪内 孔盟さん

■共通テスト得点 948点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治経済

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 74 46 42 47 29 =238/440点
自己採点 75 40 45 45 35 =240/440点

■受験した感触・・・ 想定内だった

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

先取学習が合格への第一歩

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 地方出身であっても、主体的に勉強に取り組めば、直前期でも精神的な余裕を持って合格できると思います。さまざまな制度を活用しながら、ぜひ頑張ってください!

中学1~2年

 定期テスト対策程度の勉強しかせず、授業が終わった後は楽しく科学部で活動。

中学3年

 高校の先取り学習を開始。中高一貫校の生徒は高校受験がないため、この時期を最大限に活用するのがおすすめ。
  • 数学:東進の数学特待制度を利用し、質の高い授業を受講。高校対応数学から学び、数Ⅲまで学習。さらに問題集を用いて計算力を強化。
  • 英語:単語帳を一通り覚え、基礎を固める。英語は単語と文法が不可欠なので、この時期にしっかり学ぶことが重要。
  • 理科:問題集や東進の講座を活用して理科基礎を学習。
  • 国語・社会:学校の授業をしっかり聞くことで対応。

高校時代の学習戦略

高校1年

  • 数学:『数学の真髄』(青木純二先生)で中学3年時の先取りを復習し、理解の穴をなくす。数学特待制度の期限が高1までなので、それまでに受講すると良い。

→ 後半から問題集を活用し、問題演習を開始。

  • 英語:英検準1級対策を通じて実力を養成。高1までに準1級レベルの力をつけておくと、受験期に英語に割く時間を減らせる。
  • 理科:共通テスト対策を中心に一通り先取り。化学は反復学習で知識を定着。
  • 国語・社会:定期テスト対策のみで十分。

高校2年

  • 数学:問題集で解法の暗記と実践を重視し、二次試験レベルの数学力を養成。
  • 国語:『高2ハイレベル現代文トレーニング』(林修先生)で読解力を鍛え、古典・漢文の単語や文法を暗記。
  • 理科:

物理:問題集を活用。

化学:『ハイレベル化学』(鎌田真彰先生)や問題集を使用。

  • 英語・社会:学校の授業を中心に学習。

高校3年(共通テスト前まで)

  • 東大過去問:東進の過去問演習講座で25年分を解く。
  • 数学:問題集で知識を体系化。
  • 物理:問題集で原理を確認。
  • 東大特進:国数英と化学を受講(国語は林修先生、栗原隆先生、寺師貴憲先生、数学は青木純二先生、英語は宮崎尊先生、武藤一也先生、化学は大西哲男先生のをすべて受講した)
  • 共通テスト対策:学校の演習+直前1週間の詰め込みで対応。

高校3年(共通テスト後)

 これまでの学習内容を総復習し、仕上げる。

 全体として、参考書や東進の講師の先生方から勉強への向き合い方を学んで、それを学校の授業や自習のときに実践し、全科目の実力を上げるようにしてきた。数学強者(オリンピック経験者)以外は数学が運に大きく左右されるので、ほかの教科でカバーできるようにバランスよく勉強することが肝要。

■東進東大特進コースについて

数学特待制度

 中学3年生から高校1年生の間、東進の数学講座を自由に受講できる制度。特に地方の受験生にとっては、先取り学習が難しい場合が多いため、大きなメリットがある。
 おすすめの学習ルートとしては、まず数学Ⅲまでを一通り学習し、その後、復習として「高速マスター」を活用。そして、東大数学の基礎を養うために青木先生の「数学の真髄 基本原理追究編」を受講するのが効果的。東大の数学では、単なる過去問演習では不十分で、原理を深く理解しなければならない。また、論理の一貫性が求められ、答えが合っていても論理が不十分だと0点になることもある。そのため、青木先生の授業を通じて、数学を解く際の適切な姿勢を身につけるのが望ましい。
 早い段階で理数科目の学習を進めておくことで、直前期に心理的な余裕が生まれ、受験を有利に進められる。

東大特進

 勉強に対する正しい姿勢や、学校では教わらないが受験において重要な知識を、問題演習を通じて学べる。早い段階で適切な勉強方針を立てられる点も大きな利点。
  • 林修先生(現代文)

国語の読解力を鍛え、東大対策だけでなく共通テスト対策にも有効。

  • 青木純二先生(数学)

1つの問題をさまざまな視点から考える習慣が身につき、普遍的な数学力が養われる。

  • 宮崎尊先生(英語)

英文を構造的に読む力を鍛え、精読と速読を両立できる。

  • 大西哲男先生(化学)

化学の細かい知識を原理から分かりやすく解説してくれ、東大化学の対策に役立つ。

  • 苑田尚之先生(物理)

特に二体問題に強くなり、物理の得点を短時間で伸ばすことができる。

 このように、東大特進を活用することで、本質的な理解を深め、東大合格に向けて効果的な学習が可能になる。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東進の授業や制度を活用して早い段階から学習を始めることで、まず全体像を把握し、その後、細部を詰める形で体系的に知識を整理できるようになります。これにより、高校3年生になってから「学習が終わらないのではないか」という不安を抱えることなく、着実に学習を進めることができます。あとは、習得した知識の精度を高め、解答のスピードを鍛えることに専念できるようになります。
 東大に安心して合格するためには、早期学習によって確かな土台を築き、直前期にも精神的な余裕を持ちながら、原理の確認を怠らずに学習を進めることが重要です。ぜひ、東大合格に向けて頑張ってください!