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愛媛県 私立 愛光高等学校 卒
東京大学 理科一類

大内 智葉さん

■共通テスト得点 934点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 日本史

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 0 0 0 0 0 =0/440点
自己採点 77 52 48 43 24 =244/440点

■受験した感触・・・ 受かったとは思うけど微妙でつまらない出来だな……。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 C

上を目指して損はない

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 中学2年生の頃から漠然と東大を志すようになり、ずっと理科一類か三類かで迷っていたのですが、高みを目指しておけば間違い無いだろうと理科三類を目指して受験勉強していました。理科三類を目指していたおかげで中学生の頃から大学受験に対するモチベーションはかなり高く、中学生のうちに高校範囲の数学の履修を終わらせることができ、後々比較的楽に受験勉強を進めることができました。高3時の理科三類の判定は、B判定からC判定をうろうろし続け、最終的に理科三類に突っ込む勇気はなく理科一類に出願しましたが、その分自信を持って試験に臨み、さらに無事に合格することができました。志望校や科類がまだはっきりと定まっていない人は、弱気にならずに出来るだけ上を目指すことをお勧めします。

 以下、科目ごとの私の勉強法について紹介します。

英語

 英語の学習で特に大事なのはとにかく単語をたくさん頭に入れることと文構造を意識して長文を読むことだと思います。例え、文構造を取らなくとも意味がわかるような簡単な文章を読む時でも、文構造を取るように習慣づけておくと難しい文章が読みやすくなりました。英語は点数が安定する科目なので毎日欠かさず取り組みました。長時間割く必要はないと思い、学校の授業をメインに据えて過去問演習を行いました。東大英語では特にリスニングと英作文が得点源になるのでこれらを重点的に勉強すればかなり点数を稼げます。あとは大問別に形式を分析して時間配分などに気を配りながら対策しました。

数学

 基本的な解法を頭に入れた後は、どうしてその解法を用いるのかを毎回言語化するように意識して問題に取り組みました。私が数学の勉強において特に大事にしていたことは、解法のプロセスを抽象化して再現性を持たせることです。なんとなくで「こう解けばいい気がする……。」と直感に頼っていてもいつも解法を思いつけるわけではないので本番でも正しい解法に辿り着けるように演習することを心がけていました。ただ、最後まで得点が安定せず、模試や過去問では90点を超えることもある一方で40点台を取ってしまうことも多々ありました。やっぱり数学は難しいですね!

国語

 学校の課題をやったかなあ……という感じです。

化学

 とにかく基本重視で傍用問題集を十周近くした後過去問演習をしました。応用的な知識や解き方の手法は東大特進の講座で補いました。完全に履修が終わったのは高3の夏頃で、あまり演習の時間が取れなかったので早めに手をつけることをお勧めします。

物理

 高校生になる頃から苑田尚之先生の講座を用いて先取りを始めました。どの授業も5回以上見返して、たくさん量をこなすことよりも、質を重視して問題に取り組みました。物理は特に過去問の分析に力を入れ、直近の20年分は全て3周しました。どの問題集を周回するよりも過去問を丁寧に分析する方が物理は力がつくと思います。

共通テスト

 私が共通テストの対策で力を入れたのは国語と日本史です。どちらもセンター試験を含め、30年分の過去問を解いて分析しました。これだけ丁寧にやれば必ず得点は安定します。日本史に関しては正しい方法で勉強すれば9割近くで安定はするものの、コストパフォーマンスがあまりにも悪いので理系の人はあまり選ばない方がいいです。私の周りにも膨大な時間をかけて本番全然得点できなかった人がたくさんいました。すでに履修していたとしても時間があるのなら地理や世界史に変えることをお勧めします。

■東進東大特進コースについて

東大本番レベル模試

 他の東大模試と比べてとても返却が早く、忘れないうちに復習ができるので助かりました。また、過去の先輩のデータと比較したときの自分の立ち位置が分かるのがよかったです。

過去問演習講座

 25年分以上の過去問が演習でき、自信につながりました。大問ごとに偏差値だったり難易度が把握できるのが便利でした。

AI予測問題演習

 直前期の演習で利用しました。過去問を解ききってしまったタイミングで最近の東大の形式に近い新しい問題を解くことができ、直前の抜けている分野の把握や時間配分の調整に役立ちました。

東進リスニングアプリ

 雑音入りの音声も聞くことができ、本番を想定してリスニングの練習を行うことができました。

講座

 独学で勉強するよりも講座を受講する方が効率的に勉強を進めることができました。特に良かったと感じた先生は、数学の青木純二先生、英語の宮崎尊先生、物理の苑田尚之先生です。青木先生の数学の真髄は数学における論理の重要性について学ぶことができ、問題に対する向き合い方から答案の書き方までたくさんのことを得られる講座だと感じました。宮崎先生の授業では、ただ東大英語で得点を伸ばすために勉強するのではなく、英語自体を楽しむことができ、貴重な経験ができました。苑田先生の授業では、基本法則から丁寧に分かりやすく解説されるので何度も繰り返して見ることで物理に対する理解がかなり深まりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験が終わって受験生時代を振り返ってみると、成績がなかなか伸びなくて辛いこともあったけど、友人たちと模試終わりにご飯を食べに行ったりと楽しいこともたくさんあったように思います。あまり気を張りすぎずに適度に息を抜きながら頑張ってください。勉強だけに集中できる時期はこれからの人生でもうあまり無いかもしれません。受験勉強楽しみましょう!