■センター試験得点 点/900点
■センター試験得点選択科目 物理 化学 倫理,政治経済
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
98 |
+ |
83 |
+ |
41 |
+ |
48 |
+ |
43 |
=313/440点 |
自己採点 |
85 |
+ |
75 |
+ |
30 |
+ |
40 |
+ |
45 |
=275/440点 |
■受験した感触・・・ 本番ということもあり、うまくいかない点も多々ありましたが、最低250はあると思うので受かったはず。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
自分のペースで勉強する
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
高2から高3十一月の私の受験勉強時間、量はかなり少ない方だと思います。高3夏までの9割、高3秋の5割の勉強時間を科学オリンピックの勉強に費やしたからです。それでも、新しい分野を学ぶたびに根本を確実に理解して基礎を固めること、また英数理の週一回程度の演習に加え、必要な時(本番と模試)に実力を出せるように直前に集中的に演習することで合格できました。以下科目別に書きます。
英語
中学生の頃、定期テストのたびに、教科書の英文の和訳を複数回英訳していました。そうするうちに英文を暗記でき、英語の構造が身に付いて英作文に役立ちました。教材は何でもよいと思いますが、時間があるうちにやると良いおすすめの勉強法です。また、高1の冬に英検準1級のために単語を詰め込みました。高3の1学期には、和訳、長文、東大の要約を、毎日1題ずつ1時間ほどやりました。毎日続けた成果が夏の模試に現れました。2学期は英語をほとんどやらなかったので成績が下がりました。2月からは過去問をやり、時間配分、各大問のコツをつかみ、英文を読むスピードを上げ、本番に備えました。最後にリスニングに関して、私は理系の中で一番大きい教室になってしまい、音が聞こえにくいのではと警戒して、直前にスピーカーに布団を巻き10mほど離れて練習しました。本番はそれに比べたら音が明瞭でした。苗字がア行の人は大教室の可能性が高いので、特に日頃から負荷をかけて練習するといいと思います。
数学
数学で大切なことは考える癖だと思います。中学生の頃、定期テストの後にテストノートという課題があり、テストの類題を作ったこと、また数オリの問題を解くことで、考える癖がつきました。しかしそれだけでは高得点は取れず、典型的な解法を押さえたり、時間の使い方を考えたり、ケアレスミスの対策をしたりすることが必要です。典型的な解法は高3の2学期に東大の過去問を解きなおし、要点を押さえる中で整理しました。時間の使い方は、高3の2月に模試の過去問を毎日解く中で慣れました。具体的には各大問を10分から15分で解けるところまで解き、余った時間で見直しをしつつ、答えを合わせられそうなところから計算を終わらせ、4問(最低3問)は解き切るようにしました。ケアレスミスはある程度は仕方ないと思い、10~20点程度の失点は許容範囲としました。最後に、過去問に関しては、各年度1~2問既習の状態で残っており、本番10日前から毎日1~2年分、あとは計算するだけというところまで解いて消費しました。
物理
高3の夏に全分野が終了しました。それまでに少しずつ問題集を1冊解き進め、夏に過去問をやりました。物理に関しては2017年以前の問題量が今よりかなり少なく、直前に取っておく意味があまりないので、早めに終わらせていいと思います。直近の問題は秋に少しずつ消費してしまいました。直前に本番に近いセットでの演習ができず、本番に少し戸惑ってしまったのが反省点です。一方、学習に関しては、微積なども必要に応じて使い誤魔化さずに理解すること、また演習時には、後に響く序盤の問題をミスしないようにゆっくり解くことがポイントだと思います。
化学
高3の9月に全分野が終了しました。高2の春休みに理論、高3の夏の2日間で有機の芳香族まで、高3の秋に高分子と無機の問題集を1周しました。過去問は共通テスト後に解きました。東大の化学には難問はなく、スピードと正確さの勝負です。共通テスト後に今までの模試の化学を全て復習する日を1日作り、自分のミスやつまづきのパターンを把握したこと、また直前に毎日1年分演習して筆算と立式のスピードと精度を上げたことで点が伸びました。基礎を押さえてしまえば直近の演習量が点を大きく左右するので、私のように本番に合わせて直前に大量に演習するのもありだと思います。
国語
高2の時に東大特進の古文と現代文を取りました。高3では共通テスト1週間前にセンターの古漢の過去問を解いて感覚を掴み、古文単語と漢文の句法も詰め込みました。現代文は第Ⅲ期講座を受講しました。
■東進東大特進コースについて
高1の途中から高2の全ての授業と高3の第Ⅲ期の授業を取りました(第Ⅲ期の授業は2月に見ました)。林先生の授業を受けるまでは、現代文は解説さえ納得できず出来るわけがない科目だと思っていましたが、林先生の授業はとても分かりやすく、初めて解答の必然性に納得がいきました。
高2の半分、高3の第Ⅲ期の授業を取りました。古文に関しては、栗原先生の授業のおかげで古文の読み方が分かった気がします。また、どんなにひどい答案でも、丁寧に心温かく添削してくださり、感謝しています。
重心・相対運動の授業を受けました。重心・相対運動が分かると、二体運動の見え方が変わり、計算もずっと楽になったので、受けてよかったです。
高3の第Ⅲ期と第Ⅳ期の授業を取りました。他の先生とは異なる切り口から1Bや5について解説してくださり、練習問題も多くついてきたので、とてもためになりました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
受験には受験期の勉強量、それまでの積み重ね、メンタル、適性、環境、運などたくさんの要素が絡んでいます。それらを踏まえ、自分の気持ちと将来にとって一番良いと考えられる勉強量やスタイルなどを選択するのが大事だと思います。また、全ての科目で多少失敗しても合格者平均点くらいは取れる力をつけると、本番精神的に楽なので、これを目安にすると良いかもしれません(最後に、この体験記は開示得点が出る前に書いたものなので、開示得点と噛み合わないところがあっても温かい目でみていただけると嬉しいです)。