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青森県 県立 青森高等学校 卒
東京大学 理科一類

岡村 昌悟さん

■共通テスト得点 919点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 54 57 49 31 35 =226/440点
自己採点 60 50 40 45 35 =230/440点

■受験した感触・・・ 自己採は適当。数学終わったときは絶望。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

1年間でもなんとかなった

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望大学決定

 私は高校入学当初、東京工業大学を志望していたが、高校初年度に意外と国語ができる自分に気づき、二年の夏ごろに志望を東京大学に変更した。そして、1年前の東大入試同日体験受験でA判定を取ることができたので、志望を本格的に東京大学一本に固めた。志望先を変えた理由は、行きたい学部学科を一つに絞れなかったためである。私は理数系科目全般が好きで、一年前までの時点で進路決定することができなかったので、いっそのこと開き直って、進学選択がある東京大学に進学し、もう2年ほどの猶予を得ようと思ったのである。以上あまり積極的な理由ではないが、これが私の志望理由である。

部活と勉強の両立

 私はバドミントン部に所属していたが、基本的に週5日稼働しており、なかなかハードなスケジュールを送っていた。そこでやった勉強法はやはり授業に集中することだ。中学生の時に先取り学習を十分にしていなかった私にとって、なんとか授業時間の一回で覚えようとするのは自然な発想であった。中高一貫でもなく、地方から難関大学に行こうとしている人にとって、絶対に履修しなければならない授業時間を無為に過ごすのは愚策だ。また、東進の授業は非常に役に立った。塾に行かなくても受講できる環境というのは非常に便利だったし、忙しい時期はできずとも暇な時期にまとめて受講できるというのも、自分によく合っていたように思う。

二次試験対策

 部活が終わったのは三年次の6月。そこからは本格的に受験勉強を開始した。もともと共通テストレベルは8割ほど取れていたので、すぐに二次試験対策に取り掛かった。まず手を付けたのは数学である。私は数学が好きだったので、学校の先生方や東進の過去問演習講座を使って演習を始めた。また、理科は夏休みに入ってから本格的に演習を始めた。物理は苑田尚之先生のハイレベル物理をやっており理論的な内容は割と頭に入っていたので、あとは経験をたくさん積めばよかった。化学は有機がまだ履修しきれていなかったが、理論と無機だけでもと思い、理科の演習を過去問演習講座で始めた。国語と英語もそれに続けて演習を始めた。過去問演習講座は答案返却に時間はかかるものの、解説が分かりやすく便利であった。また、科目の実力を伸ばしたいときはドッシリと多少時間をオーバーしてもよいから向き合ったり、形式に慣れたいときや実力試しをしたいときは時間制限内できっちり行ったりするなど、自分の目的に応じて用途を使い分けることができたのもよかった。秋ごろに始めた東大特別演習に関して、自分が苦手としている分野や伸ばしたい分野を選択して取り組むことができるので、限られた時間で成果を上げるのに非常に有用だったように思う。

共通テスト後~東大本試前

 共通テストは目標としていた900点台をとれたので特に問題はなかった。本試前は学校では各予備校の模試問題をやっていたので、東大本試の傾向に慣れるため、過去問演習講座や東大特別演習の本試の問題を用いて東京大学の問題に取り組んだ。今年から傾向が大きく変わり結果的に傾向慣れの意味合いは薄かったとはいえ、非常にバランスよく受験勉強に取り組めたと思う。
 以上が東大受験全般についてである。

■東進東大特進コースについて

受講について

 苑田尚之先生のハイレベル物理には非常に助けられた。力学、熱力学、波動、電磁気学とすべて受講したが、どの分野も基本となる原理原則から内容が鮮やかに発展し、一見難しい問題も原理原則に則り美しく解かれる。数式的、現象的両面から解説されるので非常にわかりやすかった。また、青木純二先生の数学の真髄はすばらしい。今まで宙に浮いていた公式が受講によって自分の身となり、実際に扱えるものになる感覚は今でも忘れられない。

東大模試

 なんといっても特徴はスピード採点だろう。鉄は熱いうち打てと言わんばかりの速さで帰ってくるため、他の塾と比べ、現時点の自分の実力を正しく把握でき、また、自分の記憶が確かなうちに帰ってくるので間違えた箇所も鮮明なうちに復習できる。巷では採点が甘いなどとささやかれているようだが、信じるか信じないかはあなた次第だ。

東大特別演習

 東進が強みとしている講座だ。AIが受講者の成績などを参照して自分に合ったプログラムを作ってくれるのだが、私にとって最も良かった点は問題量が豊富だったことだ。過去25年分ほどの東京大学の問題が保管されているほか、東進模試の問題も蓄積されているので、演習に困ることはなかった。また、添削されて返ってくるので、自分がどのように記述すれば点数をとれたのか、どの点に気づけば得点に結びついたのかを解説付きで理解でき非常に有用であった。また、分野別に演習することもできたので、自分が苦手としているところ、伸ばしたいところを自分のやりたいとおりにできたのがとてもよかった。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験当日はとても緊張する。その一回であなたの今後の生活が決まる。あなたが頼れるのは試験当日までにあなた自身がやってきたことだけである。怖気づくこともあるだろう。しかし、たとえそうであっても、自らが為してきたことを思い出し再び前を向いて自信をもって本番に臨んでほしい。そうできるよう努力を積み重ねてほしい。
 陰ながら応援している。