■センター試験得点 812点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
75 |
+ |
55 |
+ |
39 |
+ |
40 |
+ |
26 |
=235/440点 |
自己採点 |
60 |
+ |
60 |
+ |
40 |
+ |
40 |
+ |
40 |
=240/440点 |
■受験した感触・・・ 1日目の数学で落胆した。英語も中途半端な手ごたえだった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
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理科一類 |
B |
理科一類 |
B |
理科一類 |
C |
信じられるのは自分だけ
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
志望理由
私は中学受験をして中高一貫校に入学しましたが、第一志望であった学校に落ちてしまい非常に悔しい思いをしました。その時、大学受験では絶対に見返してやるという思いを強く抱きました。東進に入塾したのは中学2年の初めごろでした。そこで受けた全国統一中学生テストの出来がよく、東進の担任に東大も目指せるよと言われ、東大なら見返すことができると思い志望を決めました。そこから東大の教養課程等の情報も知り、より強く東大を志すようになりました。
共通テストについて
東大志望を決めた時期が早かったこともあり、先取り学習で高1のはじめまでには一通り数英にけりをつけておきました。とにかく先取りは重要です。私は中学3年から共通テスト本番レベル模試や全国統一高校生テスト全学年部門などを受けていて、そのころから定期的に共通テストレベルの模試に触れてきていたので共通テストは大丈夫だと信じることができました。これは人にもよるとは思いますが、基本的には普段の学習で基礎をおろそかにしていなければ共通テスト対策の勉強をわざわざしなくても無駄に恐れる必要がなくなります(ただ文系なら理科基礎、理系なら社会のように完全に2次試験に不必要な科目だけは個別で確実に対策すべきです)。
基礎は大事だけど……
2次試験についても根本的には同じでした。どれだけ応用問題をやっても点数が伸び悩んでいたのに、基礎を真面目にコツコツと再構築した結果、類題のないような発展問題であろうともおのずと解くことができるようになったときには正直自分でも驚きました。基礎が大事というのはことあるごとに塾や学校で口うるさく言われるものだと思います。そう言われてたいていの人がしでかしてしまうであろう重大なミスを私自身もしたので参考にしていただければと思います。
とにかく簡単な問題集をひたすら繰り返し、どの問題もくまなく解けるようになったところで応用問題へと進みました。しかし全然解けず、再び簡単な問題に取り組みましたが、こちらは簡単で全部解ける。答えを見るとなんだそんなことかと思う。
これが私の犯したミスです。何が間違っていたか、それは基礎=簡単と考えていたことです。また、答えをただインプットしていたことです。
基礎というのは世間一般に公式や解法と呼ばれているものの背景にどういった思考過程や目的があるのかを理解することです。そのために必要なことは、決して簡単な問題を公式や解法に当てはめて解くことではありません。簡単な問題の良さは、答えまでの筋道がわかりやすいことです。そこで何を求めたいのかを自分の頭の中で明確にし、そのうえで解く際には多少大げさで遠回りに感じるかもしれませんが、物理なら微積を使ったり、問題の設定とは逆向きを正方向にしてみたり、数学なら同値関係を明確にしたり、角を文字で置いた方が圧倒的に楽な問題であえて辺を文字で置いたり、というふうなことを簡単な問題で実践してみました。そうするうちに、発展的な問題であっても結局こうすればいいんだよね、と明確に問題に対する向き合い方が変わりました。これは本当に皆さんにも参考にしてほしいです。これと関連して、答えをそのままインプットするのもご法度です。問題集の解説とかはどうしても解答がメインでそれに至るプロセスがわからないことがあります。「は?そんな解法思いつくかよ」と言いたくなりながら覚えるしかないかとあきらめつつインプットしていました。もしおなじようなことをしている人がいたら今すぐやめましょう。訳のわからない解答があったら、即座に信頼のおける先生や友達を頼って、そこに至る思考過程がどうなっているのかを一緒に考えてもらいましょう。そうすれば「基礎」の理解が促進されます。これも本当に参考にしてほしいとおもいます。
■東進東大特進コースについて
東大特進について
上で述べたことを実践しようとしたとき、私自身そうであったように地方受験生にとっての最大の敵は、周りにそれほど多くは信頼のおける人がいない、ということです。あまり納得のいく答えが得られない。東京の受験生がうらやましくなってきて、とてももどかしい思いをすると思います。そこで私がこの敵を打破することができたのは、まさに東大特進のおかげです。東大特進では、東大に特化したハイレベルで本質を突く授業を受けられるので、本当に役立ちました。特に、苑田尚之先生の物理と青木純二先生の数学は、それぞれの科目に対する姿勢が大きく変わるので強くお勧めします。
東大本番レベル模試について
これは私自身の意見ですが、東進の東大本番レベル模試は実際の東大の試験との整合度が高いように思います。また、受験生には「即座の丁寧な復習」が確実に必要となってくるなかで、東進模試の返却スピードと解説授業の充実さを考えると、東進模試を大切に活用することが、合格への手助けとなることは間違いないと思います。
過去問演習講座について
過去問演習講座の良さは、採点のみがなされる模試とは違い、スタッフの方から的確なアドバイスやコメントがいただけるということだと思います。これから、過去問に取り組んでいく中で分かるとは思いますが、国語(特に古典)の記述で何が不必要でどうしてここを記述しないといけないのかについてアドバイスしていただけたり、数学で答えはあっているのに減点されている理由はなぜかについてコメントしていただけたりすることは、本当に受験生の強い味方だと思います。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
受験は個人戦ではなくて団体戦だという人もいますが、試験場で解答用紙に向き合うのは自分ただ一人です。最後の最後は個人戦です。
個人戦の勝敗は、それまでの努力をもっていかに自分を信じることができるかで決します。ほかの人にいくら大丈夫とかがんばれとか言われても信じられるのは自分のやってきた努力だけです。
どれほどつまらない勉強も、どれほど緊張する受験当日も、それは自分が東大に行くための単なる通過点に過ぎないのだ、ということを忘れないでください。
青木先生の受け売りの言葉ですが、最後にひとつだけ。強い夢は叶う!