■センター試験得点 841点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
82 |
+ |
52 |
+ |
46 |
+ |
22 |
+ |
32 |
=234/440点 |
自己採点 |
75 |
+ |
55 |
+ |
40 |
+ |
16 |
+ |
29 |
=215/440点 |
■受験した感触・・・ 物理で撃沈。予備校どこにしよ。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
平等という虚構
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
東大の志望時期と理由
私はあまり覚えていないが、親が言うには小学校から東大に行くと言っていたとか。明確に意識し始めたのは中学3年生からで、理由としては当時起業するという夢(もちろん今もだが)があり、優秀な人を集めたり人脈を広くしたりできると思ったからだ。
先取り学習
どの教科も軽く先取りは行っていた。特に物理はハイレベル物理で高2の共テ前に終わらせた(しかし、一年後東大物理で撃沈)。
勉強と部活の両立
部活に行っていたが部活の大会の成績が芳しくなかったため、両立という観点ではできていなかった。
勉強の工夫
学習の効率を大幅に改善するテクニックを以下紹介する。
Googleの拡張機能を用いて、3~4倍速にして授業を受けていた。YouTubeについても3倍程度で見ていた。もちろん、濃密な時間を過ごすことができる一方、弊害として周りに引かれたり、思考のスピードが早くなることで早口になってしまったりした。使い方に関しては各自サイトを参照されたし。(板書はスクショで対応。色々いじれば可能。)
自分がiPadを使い始めたのは中3のことだった。あまりのノートの多さに辟易していた頃、全て電子ですれば楽になるのではないかと。iPadを使い始めてからは世界が色づいた。なんて楽で、融通が効くのだと。また、ノートを取り出さないで良いため、勉強に対するハードルが下がり取り組みやすくなった。実際そこから成績は上昇し、中3の終わりには、成績が真ん中から、校内3位(全国27位)を取るほどまでになった(もちろん、全てiPadのおかげというわけではないが)。
受験における遺伝的差異について
ここからは受験における遺伝の影響について述べる。少し酷な話になるが、頭の良さ、要領といったものの限界は生まれたときに決まっていると言っても良い。そういう意味で、受験は、東大に入って成功できる、誰にでも平等に与えられる機会ではない。実際、家系に世間一般でいう高学歴が多くいるような家系に生まれた人は、そうでない家系の人よりも、少ない努力で成績を良くすることができる。このことを事実として、まず認めてほしい。しかしここで肝心なのは、必要な努力量が人によって変わってくることだ。よって、人によって必要な勉強は異なる。もし要領の良い遺伝子を持ってなくても、自分に合った勉強法(例えば反復学習とか)をすれば、自分に合わない勉強法の要領の良い人を上回ることもできると私は思う。そこで、受験まで余裕があるのなら、どんな勉強法が自分に合うのかを模索してみてほしい。明確なものでなくとも、なんとなくこの方法だと無理なく行えるだとかでも良い。これは受験にだけ使えるものではなく今後の人生を通じて役立つものだ。そして自分の勉強法が確立したときこそ、すべてのものを自分に落とし込める、真の人生が始まるのだと私は思う。
■東進東大特進コースについて
東大特進
理系が取っておくべきものは、数学の真髄と東大物理である。正直、自分は東大特進のおかげで受かったと言っても過言ではない。以下、二つの授業について書く。
- 数学の真髄 青木純二先生による、解法暗記の数学から解放し、数学の考え方が鍛えられ、そこらの参考書により汚された数学力が快方へと向かう授業。実際、授業毎に新たなことを学び、目から鱗が落ちたものだった。最後の方はテストゼミが中心となり、今まで学んだことを総動員して挑むのが楽しく、非常にためになった。私の数学力の基礎の大半は数学の真髄によるものである。
- 東大物理 苑田尚之先生による、物理を定性的・定量的に解説し、物理に関する常識を増やしてゆく授業。私はハイレベル物理に加えて、物理攻略 原子・原子核も受講していた。もちろんそれらも大変素晴らしかったのだが、師の授業のわかりやすさ、素晴らしさが格段にパワーアップしており、物理を楽しみたいものなら必ず取るべきものである。そして、これを受講した者は、次第に師の魅力に惹かれてゆくことだろう。
過去問演習講座
25ヶ年添削付きで、東大特進でもお馴染みの先生方の解説授業もあり、大変ためになる。また、添削につけられたコメントで励まされることも多く、モチベ維持にもつながった。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
ここまで何かと偉そうに書いてきたが、私はあまり勉強をして来ず、遺伝と環境に助けられた人間だと思う。そして、特に何もなくスッと東大に受かってしまった。努力の少なさのためか、あまり達成感というものもなく開放感というものもない。だからこそ、次の行動に素早く動けるのではあるが、とは言ってももう少し努力をしておくべきだったなと思う。受かったから良いというわけでなく、本気で、死ぬほど努力した経験のあとに何か見える景色というものがあると思うのだ。私のように後悔する前に、受験という機会をうまく利用して本気で努力してみてはどうだろうか。