
稲垣 匠二さん
■センター試験得点 734点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | 世界史 | 地理 | ||||||
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開示得点 | 76 | + | 24 | + | 43 | + | 42 | + | 41 | =226/440点 | |
自己採点 | 80 | + | 25 | + | 45 | + | 35 | + | 35 | =220/440点 |
■受験した感触・・・ 合格最低点が20点下がれば行けるかも。
第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
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東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
文科一類 | D | 文科一類 | C | 文科一類 | D |
私は高2の春に東進衛星予備校に入学しました。この頃は京都大学を志望していたのですが、入学当初に受けた共通テスト本番レベル模試では英数国の3科目で半分ほどの点数しか取れず、ここから受験勉強を本格化させました。
学校のテストと共通テスト模試を受験の節目として捉え、そこでの短期目標を設定することで、1か月から数か月単位のの具体的な学習計画を立てました。テストを受けたら、間違えた問題をなぜ間違えたか、どうすれば次出来るようになるかを考えて見直しし、自分の血肉としました。この頃は、テストを受けている時に「この問題はあのテストのあの問題の応用だ」等と意識することが出来ており、これくらい1度学習した内容が自分のものになっていることが望ましいです。
共通テストの英語を5年分、数学、国語を10年分、京都大学の過去問を5年分終わらせました。
8月共通テスト本番レベル模試では8割(京大A判定、東大B判定)、京大模試ではA判定を取ることが出来たことから自信がつき、8月末に進路変更を決意しました。
東大の全科目の過去問を5年分、加えて古典を5年分、社会を10年分、数学のA問題ほとんど、また東大特進の荒巻豊志先生の東大世界史【基本編】、青木純二先生の数学の真髄のプレ、1、2、3期をやりました。自分のやっていることに自信が持てず、色々なものに手を出してしまい、一度学習した内容を身につけられていませんでした。
12月後半から共通テスト対策のみに注力するようになりました。重点的な対策を行った数学、国語では及第点を取ることが出来ましたが、対策を怠っていた英語では悔しい失点を重ねました。
1年間の学習の総復習から始め、過去問全科目6年分、AI予測問題演習2年分をやりました。
学校・塾の授業、参考書、過去問、模試は1度受ける・解くだけでは成績は上がりません。
2次試験直前期に1年間の学習内容の復習をした際、ついさっき間違えた問題と同様の内容を半年以上前にやっていたことに気づき、習ったことを真に自分のものに出来ていなかったと深く反省しました。皆さんはこうしたことがないよう、定期的に復習をして習った内容を無駄にしないようにして欲しいです。
2)過去問のスタートが遅かったこと原因は本番特有の焦りや「本当にこの答えで良いのか」と躊躇う気持ちだと思います。あらゆる状況を想定した柔軟な時間配分を考えておくことが大切だと思います。
判定という表面の情報に囚われず、自分の答案のどこが良くてどこが悪いのかを分析することが飛躍的な学力向上につながります。A判定でも、その結果に満足して自分の答案を分析、反省しなければ後々B判定以下の人に軽く越えられてしまうでしょう。
食事、睡眠等はいつも通りにしましょう。試験当日は特別なことをするより、慣れ親しんだことをする方が心が安らぎます。周りの出来事、受験生の様子に気を取られず、リラックスして解いてきて下さい!
得意でした。高1の頃洋楽が好きになり英語に耳が慣れていたことが良かったかもしれません。将来英語をコミュニケーションツールとして使うんだと意識して、受験勉強に囚われず楽しんで学ぶことが大切だと思います。単語を覚えるときは、必ず正しい発音を覚えましょう。リスニング、スピーキング、さらにはリーディングの力がつきます。英語が苦手な人は単語の発音を疎かにしている人が多い印象があります。リスニングについては、ワンフレーズが聞き取れない時期は電子辞書に入っているリスニングの教材を使い、東大リスニングをある程度聞き取れるようになってからは過去問の聞き流し(何かの片手間に聞くだけ)をしていました。英作文は得点源になるので素早く書くための自分なりのやり方を確立しましょう
苦手でしたが最後の最後で得意になりました。共通テスト対策を繰り返して反射的に定理や公式が使えるようになったこと、1年間の総復習をして解法パターンを網羅できたことが要因だと思います。
教科書を読み定理や公式を理解し、証明が出来るようになった後、数学の真髄―基本原理追究編、東大特進の授業を受講しました。過去問を解く時は複数の解答を見比べました。解法の幅が広がり、論述の仕方の最大公約数を知ることが出来るのでおすすめです。また過去問の解答を大量に吸収する中で場面ごとのテクニックを身につけることが大切だと思いました。
現代文に漠然とした不安を抱えている人は林先生の門を叩きましょう。私は現代文記述論述トレーニング、東大現代文第Ⅲ期講座を受講しました。結局真に解答作成の方法論を確立することは出来ませんでしたが、林先生の授業をいくつか受講し徹底的な分析を行えば及第点を取ることが出来ると思います。
定理や数学上の諸概念の本質的意味を考える楽しさがわかるようになりました。ただ公式を暗記して計算することが数学と信じ、それに嫌気が差している人は大きな衝撃と喜びを与えられると思います。
東大世界史の対策を効率的に行え、世界史ひいては世界への理解が深まるのでお薦めです。