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兵庫県 私立 白陵高等学校 卒
東京大学 文科一類

原 泰也さん

■センター試験得点 872点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 96 51 74 37 42 =300/440点
自己採点 85 42 53 40 45 =265/440点

■受験した感触・・・

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 A 文科一類 B 文科一類 A 文科一類 A

確実に、合格したい!

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大文一を受験した理由

 私は元々社会科が好きであり、文系を選択するなら東大がいいと考えていたため、高1の頃からすでに東大受験を見据えていました。今の所興味のある学部が教養学部ですが、文一の方が文三よりも進学選択に有利で、かつ進路の可能性が幅広く、法学部への選択肢も一応残しておきたい、という考えから文一を選ぶこととしました。

高校3年間における受験勉強

 そのため、高1から共通テスト本番レベル模試や東大本番レベル模試を、腕試し程度に考えて、受けていました。このような受験勉強の先取りは大いに役立ち、いわゆる「先行逃げ切り型」となりました。高2の間は学習時間はさほど多くなかったですが、とにかく模試を受けまくり、東大に限らずあらゆる大学の冠模試を東進で受験しました。これによって自然と学習方針が定まり、また実践演習が積めていたことがよかったと思います。これはみなさんにもお勧めできる学習法です。東大模試だけでも、高1や高2の段階で恐れず受けてみると良いと思います。案外全く歯が立たないこともないですよ。
 このようにある程度は学習を積んでいたものの(特に長期休暇に)長時間の持続的な勉強をなかなかしないという悪癖が私にはあり、これは高3になっても治りませんでした。特に、「受験の天王山」と言われる夏休みも悔いの残る生活となりました。後悔しても後の祭りです。勉強時間が少ないのだったら、同級生を誘って一緒に勉強して勉強時間を確保するなどの工夫が必要だったなと思います。秋からは本気で受験勉強をし始めましたが、もう一つ注意すべき時期は共通テスト後です。もちろん共通テストは東大受験者にとってメインではありませんが、一つ「本番」が終わったという、「燃え尽き症候群」になりそうでした。自分の周りの人にも同じような人が多々いました。この時期は毎日が過ぎるのがとても遅く感じられ、「早く終わってくれ!」という気持ちでいっぱいになるかもしれませんが、踏ん張って頑張って下さい。

自分の目標

 私は「浪人はしたくない!確実に合格する力をつけたい!」と思っていたため、運(問題が自分に合うかどうかなど)が悪い場合でも合格に必要な点を取ることを目標としていました。具体的にいうと、自分の中でも模試などを受けるうちに出来の良い点数と出来の悪い点数が出てくると思います。この自分にとっての出来の悪い点数を全教科でとっても合格点を上回る、つまり全教科失敗しても合格することを目標としました。これはかなりわかりやすくて良い目標となりました。

■東進東大特進コースについて

  • 東大特進コース

多くの授業を受けました。授業の質が高いことはもちろん、授業によって順調に過去問を解くことができ、また対面の授業ではたくさんのトップレベルの生徒がいることに、刺激をもらいました。また、定期的に東大生スタッフの方から電話をいただき、色々聞けました。宮崎尊先生の東大特進英語、長岡恭史先生の東大特進数学テストゼミ、林修先生の東大現代文、寺師貴憲先生の東大漢文、荒巻豊志先生の東大世界史を受けました。どれもためになり、かつ楽しかったということは間違いないのですが、特に好きだったのが東大世界史です。独特の雰囲気のある授業をなさいますが、毎回大論述の解説に驚きと感動を得られ、授業を受けに行くのがとても楽しみになり、世界史という教科自体もより好きになりました。

  • 東大本番レベル模試

問題の質がとても高く感じました。そしてすぐに解説授業を受けられ、答案と結果もすぐに返ってくるため、模試を活かしやすかったです。8月の模試では本番を想定してリスニングが雑音入りとなっていました。内心ここまでの雑音はやりすぎだろうと思っていましたが、本番ではそれに勝るとも劣らないほど聞きづらかったので、その威力を痛感しました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 当たり前ですが入試には運も大きく絡んできます。例えば、0.1点でギリギリ受かった人とあと0.1点で不合格だった人の差は全くの偶然にすぎないですよね。だからその運に合否が左右されないようなレベルを自分の目標地点として頑張ると良いかもしれません。自分で勉強法を模索しながら頑張って、そして何より受験生活を楽しんでください。