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山形県 県立 山形東高等学校 卒
東京大学 理科一類

芦野 心大さん

■センター試験得点 753点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 66 62 29 30 33 =220/440点
自己採点 68 65 42 21 29 =225/440点

■受験した感触・・・ 怖くて、自己採点してない時には、英語、物理が自分的に微妙で、数学、化学は耐えたはずと思った。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 B 理科一類 E 理科一類 D

なぜとどのようにを大切に

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 ここからは、地方公立校から学校と東進両方を活用して受かった人の話なので、そういう人に読んで頂けると嬉しいです。
 全体の話と教科ごとの話に分けて書きます。

全体

 高一の頃から東進に通っていましたが、定期テストにはそれなりに力を入れて取り組んでいました。そこを目印にして東進で予習をして、授業では復習で、演習の時間としても使わせてもらい、定期テストまでに教科書レベルを完璧にするという形で特に理系教科はしていました。しかし、東進で予習しても、演習をしてその時に何も見ずに基礎問題が解けるまでには勉強しないと、予習の意味が台無しになります。私は理科と英語の2年の時に受けた授業でそれになりました。忘れても良いので、演習含め復習した方が良いです。
 また、学校の先生方とのコミュニケーションを大事にして、たくさん授業や演習、そして勉強法の相談をしました。特に勉強内容の面では理系の先生に記述の妥当性を自分の答えや模範解答を持っていき、なぜこの記述が必要なのか聞き、考えることは良い勉強内容となりました。勉強法や参考書はYouTubeも大いに参考にしていましたが、それを含め自分を知る人に聞く、複数人に聞くことが大切だと思います。
 テスト直しではなんで間違えたか(特にケアレスミス)を会話口調で良いので、まとめて見返すようにしてました。そして、どう考えたら解法が思いつくかやそのとく流れなどのプロセスを大事にしてまとめ、計算などは省いて見やすくしていました。

国語

 学校でセンターと東大どちらも過去問をやりました。現代文は林修先生の授業を聞き、論理的に解くコツを掴むことが一番です。現代文は意外と安定しています。古典は上記の演習をする前に早めに特に古文単語などの知識をいれておくべきだと思いました。私はそれができずに負のサイクルになっていました。漢文は知識を入れればすぐに安定するはずです。

数学

 基本的に解法パターンを覚えてからが本当の数学だと思っているので、自分でパッと指針が出るように取り組みました。そして、分からなかったらすぐ答えも見るし、その段階では計算や記述を多少省略してやりました。そして、自分の記述が不足してるところやなぜその記述が必要かなどは解答に書き込みました。しかし、この時ただ解答を覚えるだけでは不十分なので、なぜその指針になるか考えて覚える。また、応用問題を解きながら基礎問題の解法パターンの利用法を覚えるといった形で勉強してうまくいきました。

物理

 難関物理を繰り返しノートを見返して、その問題を解くことで、定着させました。色々な問題集に手を出してしまって、うまく行かない時期もあったので、問題演習は焦らず、一つのものを完璧にすることが大事だと思います。そして、過去問分析が大事だと思います。東大なら二体問題のコツを掴むことは必須です。

化学

 典型問題の数が少なく、解法で迷うことは少ないので、理系では一番安定しやすい教科だと思います。早めに理論の解法を覚え、東進のテキストや資料集などで無機、有機の知識を入れれば点が安定します。また、集中的に構造決定の問題を一度やってうまくいきました。直前期はひたすらセット演習を模試の過去問を使ってやり、理論と有機などの問題の解き方を定着させていました。

英語

 単語を早く覚えることが大事だと思います。ただ私は単語をやりすぎて、その先の文法、解釈辺りに割く時間が少なくなっちゃったので、こだわりすぎず次のところに進めながら忘れてたら覚えていく感じだと思います。あとは、過去問を丁寧に復習して、多くの出題パターンに慣れることだと思います。

■東進東大特進コースについて

授業

 基本的には上記の通りで質の高い授業なので、無駄にならないようにちゃんと復習、演習することが大事です。

過去問演習講座

 添削がついて、かつ東大の問題で点数を可視化してくれるのは良いです。個人的には、設問ごとの得点率がかなり高いですが、それを見るとどれが取らなきゃいけないやつか予備校の判断よりわかりやすくなるので、参考にしました。なぜこの記述じゃダメなのかを書いて頂いたのがとても参考になりました。ただし文系科目は自分でも採点して考えなければ成績は上がらない気がします。解説授業は大変分かりやすいですが、時間も考え、自分の理論体系を整える意味で現代文と物理のできなかった問題は必ず、後は、解説で分かりにくいとこだけ見るようにしていました。理系だとここ数年の松田聡平先生の解説の序盤は大変価値があるので、完答した問題以外は見る価値があると思います。

第一志望校対策演習

 理系科目の分野ごとの演習に使いました。沢山ある過去問の中で優先してやるべき問題を示してくれたのが良かったです。東大ならではの問題を解く機会を増やすのは大事だと思います。また付属資料は私が上記した理系教科の勉強にマッチしていて大変良かったです。

東大本番レベル模試

 採点がすぐに返ってくることが何よりいいと思います。記憶が残っている間に採点を見れることが良かったです。後、よく言いますが解答用紙は色までそっくりでした。私は、2年の頃から受けていましたが、理系科目は解けなくても部分点をもがいてとる経験にもなるので、受けることをオススメします。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 自分に合った勉強法を探しながら、有効に時間を使って勉強をする様に意識すると良いと思います。東進や学校、それ以外の参考書を自分の課題を考え、他人の意見も参考にしながら組み合わせて行うと良いと思います。そして、リラックスする時間を作りながら、勉強を数時間することが当たり前に出来ると強いと思います。私自身はその当時は不満でしたが、常にキャパの9割で勉強したからうまくいったと思っています。この方法はオススメ出来ませんが、このように自分に合ったスタイルを見つけて勉強を頑張ってください。