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茨城県 県立 並木中等教育学校 卒
東京大学 理科一類

安藤 大修さん

■センター試験得点 831点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 91 76 38 52 44 =301/440点
自己採点 70 60 40 40 40 =250/440点

■受験した感触・・・ 微妙、最低点によっては落ちるかも。自己採点は感触です。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A

ほどほどに頑張る

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大を意識し始めたのは高2の頃でした。当時担任だった先生に志望を東工大から東大へ変更するよう勧められたことがきっかけです。初めは受動的な志望動機しか持ち合わせていませんでしたが、時がたつにつれ少しずつこの大学に入りたいと感じるようになりました。結果的には志望を変えて正解だったと思います。

勉強全般について

 この体験記を読んでいる受験生の皆さんの中には、寝る間も惜しんで学ぶ周囲の方を目にして、そんなふうに頑張ることができない自分を責めてしまう人もいるかもしれません。しかしながら問題を解くにあたって必要なのは、勉強したという事実ではなく、あなたが何を学んだかです。何ができるようになったかです。人より勉強をしなくても、それ以上に多くのことを習得すればよいのです。成績さえ伸びているのなら、何も心配は要りません。
 ここまで精神的なことについて語りました。次は各科目について簡単なアドバイスを述べます。
  • 国語

古文・漢文はやれば安定し、貴重な得点源になります。単語や文法といった基礎を着実に固めましょう。現代文は林修先生の過去問演習や授業にしっかり取り組めば大きく後れを取ることはありません。

  • 数学

ケアレスミスを減らすのは面倒で辛いことです。自分のつまらない失敗に正面から向き合わなければならないからです。しかしミスを無くすことは得点に直結します。私はそれが嫌だったので、人より多く問題を解くことでミスしても点が取れるようにしていました。これは最善とは言えませんでした。実際、本試験ではなんとか5問最後まで埋めたものの、結局正答していたのはわずか2問だけです。これでは3問ミスなく解き切ることと大差ありません。そして、このうちどちらの方が実行しやすいかは明らかです。重要なのは、自分の目標点に見合った点の取り方を定めることです。理一で5完は(余程のことがない限り)不要です。

  • 英語

他科目と比較して極めて安定しやすいです。きっとこの科目に救われる人が、この文章を読んでいる人の中にもいるはずです。もしかしたら貴方かもしれません。点数を取るためにはとにかく毎日英語に触れることです。いわゆる受験参考書でも、英語の新聞やニュース、映画でもなんでも構いません。触れなければあっという間に力が落ちます。特に対策した英作文について述べると、自由英作は週2回は書くと実力が落ちないと思います。他の人に添削してもらえるならば最高です。

  • 化学

こればかりは演習量がものをいう科目です。知識と計算力の二本柱から成る問題が多く出題されますから、均等に力をつけていきましょう。

  • 物理

演習の質が大事です。少数の良質な演習問題を通して、原理原則の使い方を学びましょう。例えば力学ならニュートン力学の運動三法則、電磁気ならマクスウェル方程式が根本であり、原理的にはこれらのみで解答が可能です。当然独学では厳しいところもあるので、東進を活用しましょう。苑田尚之先生は神です。

■東進東大特進コースについて

過去問演習講座

 東大の過去問を超える教材は世にそう多くありません。そんな素晴らしい教材の演習効果をさらに高めてくれるのが、過去問演習講座です。添削が有難いのは言うまでもないことです。それよりも、この講座の神髄は解説授業です。自分で文章を読んで勉強するだけでは越えられない壁を、いともたやすく超えさせてくれます。特に現代文は必見です。添削を出してやりっぱなしはもったいないですから、一つずつ丁寧にものにしていきましょう。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 冒頭にも書きましたが、人には向き不向きがあります。人にとってできることが自分にはできないかもしれません。気にしないでください。あなたにとっての正解はあなたにしかわかりません。どうか無理せずに、視野を広く持っておおらかに受験勉強に取り組んでください。いつのまにか東大の門をくぐっているはずです。皆様の入学をお待ちしております。