■センター試験得点 795点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
64 |
+ |
49 |
+ |
52 |
+ |
52 |
+ |
28 |
=245/440点 |
自己採点 |
80 |
+ |
40 |
+ |
40 |
+ |
40 |
+ |
30 |
=230/440点 |
■受験した感触・・・ ボーダーぎりぎりでひやひや
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
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理科一類 |
A |
理科一類 |
B |
理科一類 |
C |
目的と手段
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私が東京大学を志望した理由は、東京という立地がIT関連に強いこと、志をともにする多くの仲間とすばらしい環境で学べることなどです。また、私は理数科ですが言語学にも興味があるので、東京大学の、入学後しばらくは文理問わず幅広い学問を学ぶカリキュラムも魅力的でした。おそらくこれを読むということは、東大に受かった人はどのような勉強をしていたんだろうと疑問に思っていたり、東大生はどういう人なのかなと好奇心を持っていたりするのだと思っています。私はそういった疑問や好奇心をとても大切にして欲しいと思っています。そして是非、さまざまな合格体験記を通して、東大合格へのイメージをつかんでいって欲しいと思います。
問題提起
東大/志望校に受かる人と落ちる人には差があるのか。
意見提示
ほとんどの人はもちろん差があるだろうと答えると思います。しかし、よく考えてみてください。まったく同じ模試成績をとってきた二人の一方が受かり、他方が落ちるという状況は度々起こるはずです。そこにどのような差があるのでしょうか?受かった人と落ちた人を比べて本当に東大に受かる人と落ちる人には差があるといえるのでしょうか?
展開
話が見えづらいと思います。なぜならこの問いには、時間設定がされていないからです。もっとわかりやすい問いにしてみましょう。あなたがこれを読んでいる時点で考えるとわかりやすい。現時点で「あなたが受かる人なのか落ちる人なのか。」という問いに変えます。あらゆる先例からわかるように、そんなものは「わからない」んです。たとえ模試でA判定をとっていたとしても、だらけてしまって落ちた先輩方はいっぱいいる。逆に偏差値が圧倒的に足りなくても今から必死に勉強してなんとか合格を勝ち取った先輩方もいっぱいいる。やる気や能力の差だと言い訳するかもしれません。でも合格体験記をそういう視点で読んでみても共通する相違点は無いと思います。同様に現時点ではどのような差もないはずです。なぜなら「東大に受かったあらゆる人の共通点」と「東大に落ちたあらゆる人の共通点」をくらべてもそこには「合格点に届いたか否か」という差しかないからです。だから、誰でも受かる可能性をもっている。勉強しなさい……実は、この話に納得してしまった人はおそらく勘違いしています。
主張
先に、問題提起に対する私の意見を述べておきましょう。私の意見は「ある」です。ここまでの論拠で差がないことに納得してしまった人は認識がずれていると思います。要点はこうです。合格するために勉強しなきゃいけないというのは必ずしも正しくない。むしろ、合格するためには勉強できなくちゃならないという方が正しい。だから、勉強できるようになるために努力すべきだということです。こういう視点で先の問いを見て、受かる人と落ちる人との明確な差は、勉強ができるようになったかということだと私は思っています。勉強しているのにうまくいかないと思っている人は、その勉強が、勉強できるようになることに結びついていないからうまくいかないのであって、勉強しなきゃいけないという人はそもそも目的と手段をはき違えている。目的は勉強ができるようになることであって勉強することではないはずです。
終わりに
私がこれを読んでいただいた方々にやって欲しいことは、第一志望校に受かることです。そのためにはどのような手段がよいのか考えた結果、私にできる精一杯のことは、私なりの考え方を分かってもらうこと、そしてそれを応用してもらうことだと考えました。勉強できるようにならなきゃいけないんだと理解できれば、ただ勉強するだけではダメだと言うことが分かると思います。テストの点数で自分の到達度を測るとか、テスト直しをしてどこが失点しやすくてその要因はどこにあるのかと自己分析をするとか、できる人の話を聞いてみるとか、わからないところは潰すとかそういったことはすべてあなたが勉強できるようになるための方法/手段です。でもそれを目的だと勘違いしてしまう人もいる。そういう人は損をしてしまいます。勉強できるようになることにはまったく結びつかないのに、勉強できる分野だけ繰り返し繰り返し時間を掛けて勉強している人、問題量をこなすことに執着してしまって理解していない問題を放置したままにしてしまう人は、ただの時間の浪費となってしまっているかもしれません。こういった人たちを救いたい。でもすべての例を挙げきるのは当然不可能です。そのための基準のひとつが、その行動は勉強できるようになること、もしくは勉強できるようになる分野を増やすことに必要か?役立つか?ということなんです。これを一発で理解する必要は無いです。頭の片隅に入れておいて、いつか引き出してもらえば十分です。
■東進東大特進コースについて
過去問演習講座
高3の早い時期から、ライバルたちに先駆けて過去問を演習+高水準の解説受講をおこなうことで、ライバルたちと差をつけることができる!過去問の分析を高いレベルで行うために効果的な講座です。理解できなかったところをつぶし、復習して定着させることがひとまずの目標となるはずです。
志望校別単元ジャンル演習
自分の苦手な単元を集中的に演習することができる。自分では得意だと思っていても意外と点数が出ていない、隠れた苦手を潰すために有効です。謙虚にひとつずつこなしていくのが吉。私は苦手教科(だと思っていた)を優先して解きすすめていった結果痛い目を見ました。客観的意見にはきちんと耳を傾けましょう。
第一志望校対策演習
東大受験の最終兵器です。東大の出題傾向に沿って本番さながらの演習に取り組むことができます。
東大本番レベル模試
本番と同様の形式で緊張感をもって模試に取り組むことは、本番で万が一の失敗(時間配分のミス・解く順番の設定ミス・計算ミス)をして今までの努力を無駄にしないために有効です。体調管理も重要です。本番をイメージしながら取り組むことで模試を最大限に活用しましょう。テストがすぐに返ってくるのが大きなメリットです。模試を受けた後は復習、自己分析を通して学力向上にも繋げましょう。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
何事も全力でやりきることが夢を実現するための近道だと思います。これはあくまで私の経験則ですが、これは不要だなと思って切り捨てていたことが後々必要になってきます。受験に限って言えば、得意科目の凡ミスは理解不足の印ですし、度重なる計算ミスは計算方法が甘いことが一因です。もちろん優先度により取捨選択しながら学習計画を立てて順番にタスクをこなしていくことが現実的で効果的な方法ですが、あくまでそれは優先度の高いタスクのみで構成されている事を忘れてはいけません。また、完璧な計画は「絶対」に存在しません。学習を進めていくと、ある段階で初めてその分野について視界がひらけてくるものです。だから計画当初は気づかなかったやるべきタスクを、実行途中で組み込むことになります。結局受験当日までに間に合わなかったということがないように早め早めに済ませましょう。
完璧を求めて大量の時間を浪費するのは賢くありません。目的と手段をはき違えないように。目的は第一志望校合格ですから合格点さえ取れれば達成のはずです。最後は自分自身を信じてあげてください!応援しています!