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千葉県 私立 渋谷教育学園幕張高等学校 卒
東京大学 理科一類

栗本 涼佑さん

■センター試験得点 786点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 88 75 44 22 42 =271/440点
自己採点 75 70 40 25 35 =245/440点

■受験した感触・・・ おい物理?全体的に感触は悪くなかったが、自己採点は怖くてできなかった(自己採点欄には合格発表、適当に採点した物をのっけました)

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 A 理科一類 B

自分の好きなように勉強する

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大受験を本気で考えはじめたのは高2の夏、学校によるキャンパスツアー終了後です。ただ、その時はまだ日常学習+αくらいしか勉強しておらず、結局真剣に受験勉強に向き合いはじめたのは高3の6月になってからです。ただ、合格した後に振り返ると、このスタートが遅かったとは全く思っていません。

時期ごとの学習の進め方

  • 高2まで

中3の時、毎日勉強を徹底してたら定期テストで点が面白いくらい取れて、勉強へのモチベーションが爆上がりしました。高校生になっても毎日勉強は継続。通学時間の長さ、部活、その他(数学オリンピック、ピアノ、etc.)などで勉強時間はなかなかとれなかったのですが、定期テストでも模試でもまあまあ良い位置にいました。この段階である程度基礎を作ることができたのは、後にかなり響いたと思います。

  • 高3 春〜夏

自分の需要に合わせて東大特進コースの講座を受講し、実践的な演習を本格化させました。春に受けた模試で、理科が全く太刀打ちできずにD判定を連発したことで強く危機感を持ち、部活を仮引退した6月から理科の基礎固めを徹底し、他の科目もより真剣に取り組むようになりました。過去問にも手を出し、思ったより取れるなとか思いながら過ごしていたところ、まさかの夏の冠模試で全て余裕のA判定を獲得してしまいました。これは正直かなり嬉しかったです。が……。

  • 高3 秋〜共通テスト

秋になり、何か勉強に身が入らなくなりました。勉強時間も少し減りました。無意識的に夏模試取れたから……と油断していたんだと思います。そうしていたら秋の冠模試の難化仕様に全く太刀打ちできず、かなり成績が落ちました。秋模試はかなり難しくなるので、夏模試で成績が良かった人も油断しない方がいいです。結局2次の勉強は、共通テスト勉強と並行しつつ年末まで続けました。共通テストは11月から社会、12月から国語を対策し、他は年明け以降からやりはじめました。

  • 共通テスト後〜

共通テスト明けの頃はあまり勉強に身が入りませんでしたが、「共通テスト後は意外と2次の感覚が鈍っているものだ」ということを自覚してからはがむしゃらに「演習」→「弱点確認」のプロセスを繰り返し、ひたすら勉強しました。今考えてもかなり勉強したな……と思います。併願の早稲田大学の対策は過去問2年分だけしかしていません。

ざっくりとした各科目勉強法

  • 英語

実践的な演習と単語熟語のインプットがメイン。直前期なんかは和訳や英訳を鍛えるために阪大や京大の過去問にも手を出しました。リスニングを定期的にやる事を怠った事を後悔しています。

  • 数学

得意だったので標準以上の問題をひたすらやりました。

  • 国語

現代文は添削を依頼しました。古文は自力。古文単語や漢文単語が盤石になったのは高3の秋以降なのですが、これを見ている皆さんには高3の夏休みの前までに仕上げる事を強く推奨します。単語力が伸びると、読解力と正確な答案作成の能力もセットで伸びるので。

  • 物理

苦手だったので標準レベルくらいまでの問題を中心に、いろんな大学の問題を演習しました。

  • 化学

こちらも知識を押さえたら演習メインでやっていました。東大の過去問以外に多く使ったのは京大の過去問。計算問題の難易度が高いですが、総じて標準レベルなのでかなり対策になります。

■東進東大特進コースについて

  • 東大数学特講

高2の春から始めて、最後まで受講した講座です。テキストの膨大な演習問題、松田聡平先生の本質をつく解説、東大を想定した良質なテストゼミ等、この講座の全てが私の数学へのモチベ向上に繋がりました。1回受けてみるだけでも数学の捉え方がわかる、そんな講座のように思います。

  • 東大本番レベル模試

まず、1年間通して模試のレベルが東大本試験のレベルと大きくズレないため、東大本試験の感覚を容易に掴むことができると思います。また、答案返却が7日で行われるので、記憶が鮮明なうちに採点答案を用いた詳細な復習ができるのが強みです。さらに、模試当日に予定が入って会場での受験ができなかったとしても後日受験ができるのも嬉しいポイントだったりします。

  • 過去問データベース

東大はもちろん、数々の大学の過去問が入手し放題なので、高3の時はとても重宝しました。他の大学の過去問が東大の対策になることは多々あるので、過去問データベースを入手し、他大学の過去問に触れてみるのは悪くないと思います(旧帝大の過去問は全体的におすすめ)。

  • 東大リスニングアプリ

雑音、倍速などによって負荷をかけ放題なので、これでリスニングを鍛えておけば本番のリスニングはまず困りません。私が東大本試験の英語を良い手応えで終わらせられた理由の一つがこれです。

  • 担当スタッフについて

担当スタッフは私のことを気にかけてくださり、情報を提供してくださったり、成績が落ちた時には相談にも乗ってくださいました。私自身が担当スタッフと直接話した機会はそんなに多くはないのですが(夜は外で自習するのが習慣だったため)、親の話も親身になって聞いてくださって感謝しております。私はもちろん、親の心の支えにもなっていたようです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 東大に限った話ではないですが、受験勉強で一番大事なのは自分の好きなように勉強する事だと思います。受験勉強に正解なんてないので、自分で良いと思った勉強方法があるなら、それを貫いてください。もしそれで模試などの成績が振るわなかったとしたら、何かダメだったのか分析して改善すれば良いのです。
 うまくいかないことも多々あると思います。私は入試直前に調子を崩し、精神崩壊しかけました。それでも、ちゃんとやっていれば実力はきちんとついていきます。それを信じましょう。そうすれば、入試本番はなんとかなります。頑張ってください!応援しています!