■センター試験得点 794点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
+ |
0 |
=0/440点 |
自己採点 |
72 |
+ |
80 |
+ |
33 |
+ |
20 |
+ |
34 |
=239/440点 |
■受験した感触・・・ 国語が過去最高にできた。物理と英語が思ったよりできていなかった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
基礎を固めつつ好きなことをやりきる
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
自分は将来数学の研究をしたいと思っているほど数学が好きで、中高6年間数学ばかりやっていました。そのせいで本格的に東大を意識した受験勉強を始めたのが高3の冬という、かなり遅いスタートとなってしまいました。しかしそんな自分でも東大に合格できたのは、好きな数学をやりつつ他の科目の基礎を固めていったからだと思います。ここでは自分が行った各科目の勉強法や、試験にどのように臨んだのかなどについて書きます。
各科目の勉強法について
- 数学……中学2年生までには高校範囲の基礎事項の学習を済ませました。中学3年生の時は月刊誌の学力コンテストに毎月応募し、長時間かけて問題を解く姿勢を身に付けました。高校生になってからは、学力コンテストは継続しつつ、自分の好きな分野の数学の勉強を始めました。問題を解くスピードについては、毎日数学に触れていれば自然と速くなっていくので特に意識はしていませんでした。
- 国語……学校の授業で扱った内容は完璧に理解するようにしていました。
- 英語……英単語は学校の授業で毎日文章を読んでいく中で覚えていったので、単語帳は使いませんでした。リスニングは普段の日常生活で英語を耳にする機会は少ないので、ほとんど毎日東進のリスニングアプリを用いて練習していました。
- 物理……苑田尚之先生のハイレベル物理を受講し、基礎から応用までを一気に固めました。あとは参考書や過去問を用いた問題演習あるのみです。
- 化学……鎌田真彰先生の東大特進の講義を受講し、徹底的に復習しました。勉強を始める時期が遅く参考書等をやる時間を確保できなかったので、問題演習はこの講座の復習用問題を解くのみでした。
入試の取り組み方について
- 数学……自分は短時間で多くの問題を解くことが苦手だったので、試験に関しては四完ぐらいを目指して、解いた問題は確実に一発で全部正解する(試験中に見直しはしない)ということを心掛けていました。数学が得意なら満点を目指すという心意気も悪くないとは思いますが、本番のメンタルでは上手くいかない時の方が多いと思うのであまり気負いしすぎない方がいいと思います。
- 国語……勉強をしなさ過ぎたせいで、失敗して当たり前ぐらいの気持ちでいました。現に共通テスト本番では60点以上失点しましたし、東大本番は4割程度でした。それでも気落ちせずに2日目に臨めたのは、他の科目で取り返すという意識が強かったからだと思います。
- 英語……読むスピードが遅かったので、全部の問題を解き切ることは模試でも本番でもしませんでした(できませんでした)。多少読むスピードが遅くなってもいいので、1回で理解することを心掛けていました。リスニングの下読みは入念に行っていました。
- 物理……7割取る気でいたので今年のあの問題で撃沈した時はもうダメかと思いましたが、他の受験生も皆同じくできなかったようなので、物理(理科2科目)で差がつくことは無いと考え気を持ち直しました。
- 化学……模試や過去問では毎回6割弱で、本番でも手応え的に同じぐらいだったので、特に何も思わなかったです。
好きなことをやりきる、ということについて
自分は高校3年生の時にも物理チャレンジに出場したり数学解法コンテストに参加したりなど好きな勉強を中心にしていました。受験にとらわれすぎず自分の好きなことを学ぶのも大切なことだと思います。
■東進東大特進コースについて
授業はほとんどオンラインで受講していました。自分のペースで学習できるのが利点だと思います。理解できるまでじっくり考えることができることも映像授業の強みだと思います。自分は主に化学と物理、数学、英語を受講していました。
- 化学……鎌田真彰先生の授業で基礎から丁寧に教えていただきました。勉強を始める時期が遅かったですが、鎌田先生のテキストに付いている過去問例を用いてしっかりと復習をすることで自分の化学のレベルを十分に上げることができました。
- 物理……苑田尚之先生のハイレベル物理を受講することで基礎から応用まで一気に身に付けることができました。授業内容が高度で理解に時間がかかってしまうこともありますが、焦らずじっくりと腰を据えて学ぶことができれば非常に高い学力を得ることができます。
- 数学……長岡恭史先生の数学ぐんぐん、東大対策数学を受講していました。長岡先生の魅力的な人間性から生まれる授業により最初から最後まで楽しく数学を学び論述力や発想力を高めることができました。
- 英語……宮崎尊先生の東大特進英語を受講していました。ミクロな文構造からマクロな段落の構成を学ぶととで英語の読み方を身に付けることができました。和訳や英訳の授業は翻訳家の仕事に興味が湧く程に面白かったです。また物語やエッセイの学習、基本語の理解を通して英語をより身近に感じることができました。
東大の過去問演習講座も受講していました。自分の答案を他人に採点される感覚を日頃から味わうことができ、東大本番への意識が高まりました。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
受験勉強中は辛いことも多いと思います。しかし受験が終わってみるとなんだか青春の一つが終わってしまったような感じがして、受験期の苦しかったことさえいい思い出に変わり懐かしく思います。合格に向けて精一杯頑張ってください。