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山梨県 市立 甲陵高等学校 卒
東京大学 理科一類

小池 湊斗さん

■共通テスト得点 873点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 55 51 49 39 36 =230/440点
自己採点 61 47 42 44 32 =226/440点

■受験した感触・・・ 数学と英語で思うように点が取れなかったが、理科で挽回することができてよかった。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 D 理科一類 A 理科一類 C 理科一類 A

逆算思考とAI活用。圧倒的演習量で手繰り寄せた東大現役合格

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東京大学を志望した理由

 高校1年生の頃、私の内なる第一志望は名古屋大学でした。しかし、2年後に同大学へ「余裕をもって」合格するためには、より高い目標である東大をあえて掲げ、自分に負荷をかけるべきだと判断しました。周囲に東大志望を公言することで、模試の判定基準を厳格化し、学習への高いモチベーションを維持すると同時に、標準レベルを超える難問への対応力を養うことが狙いでした。
 当初はあくまで「戦略としての東大志望」でしたが、高い基準で演習を重ねるうちに、いつしか志望校を下げるという選択肢は消え、最終的には東大受験へと至りました。結果として合格を掴み取れたことは幸運でしたが、名古屋大学を目標に据えたまま進んでいれば、より精神的な余裕を持って受験を終えていたであろうこともまた事実です。

数学について

 私の最大の勝因は、小学生から始めた「先取り学習」にあります。中学生のうちに高校数学の全範囲を一通り終えていたことで、高校生活における時間配分を劇的に効率化できました。他の受験生が数学の基礎固めに追われる時間を、理科や英語といった他科目の演習に充てることができたのです。
 高校3年時は東進の講座に加え、問題集を併用して実戦力を強化し、夏休みからは過去問演習に着手しました。当初は30点前後で推移していましたが、秋以降に東大特別演習を活用して苦手分野を徹底的に潰したことで、直前期にはどの年度のセットでも安定して60点を確保できる水準まで引き上げることができました。

英語について

 高校1年生の段階で、「学校配布の単語帳を完璧に仕上げる」という明確な目標を完遂しました。この早期の語彙固めが功を奏し、その後の長文読解や英文解釈において未知の単語に阻まれることがなくなり、読解速度と精度が飛躍的に向上しました。
 英語の基盤は紛れもなく単語にあると確信しています。また、得点の振れ幅が小さく安定させやすい英作文とリスニングを重点的に対策したことで、模試においても常に高い水準でスコアを維持することが可能となりました。

理科について

 理科の学習は、高校2年生の夏休みに東進の講座で本格的に開始しました。早期着手したことで、十分な演習量を確保できたことが成功の要因です。
 特に物理と化学においては、東進の授業を通じて基本原理を深く理解することに注力しました。物理は基本法則の組み合わせによって複雑な事象を解き明かす学問であり、本質を掴めばどんな難問にも冷静に対処できます。この深い理解が、本番における大きなアドバンテージとなりました。直前期には、化学の得点源を安定させるため、AIを用いた過去問演習を繰り返し行い、万全の態勢を整えました。

国語について

 低学年の頃は古文単語の習得に留めていましたが、3年生の夏休みに林修先生の「答案練習講座」を受講したことで、現代文の論理的な解法を体系化しました。
 国語は多くの受験生が平均的な点数に収束しやすく、大きな差をつけることが難しい科目です。しかし、対策を疎かにして大きく失点すれば、致命的な差をつけられるリスクもあります。得点源とするのではなく、「周囲に埋もれない、堅実な失点阻止」を目標に据えて戦略的に取り組むべきだと考えます。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

東進の活用と物理について

 高校1年生の冬休み、自分のペースで納得いくまで反復学習ができるIT授業の特性に惹かれ、東進への入学を決めました。
 数ある講座の中でも、やまぐち健一先生の「スタンダード物理」は圧巻でした。時折混じるユーモアを交えつつ、物理現象が「視覚的」に理解できるまで徹底して本質を説く講義スタイルは、私の物理観を根本から変えてくれました。この講座で培った「物理的なものの見方」を武器にすることで、初見の難問に対しても解法の糸口を確実に見出せるようになり、東大現役合格への大きな原動力となりました。

過去問演習と模試の活用

 志望校合格において、出題傾向の徹底的な研究と対策の最適化は不可欠です。3年次の夏休みに取り組んだ「過去問演習講座」は、その点で極めて効果的でした。
 精緻な採点・添削に加え、実力派講師陣による解説授業を視聴することで、単なる自己採点では到達できない深い洞察を得ることができました。夏休みに10年分の演習を完遂し、秋に「東大特別演習」で弱点を補強、その上で再び過去問に立ち返るというサイクルを回したことで、自身の成長と未達の課題を正確に把握でき、直前期の学習密度を極限まで高めることができました。
 また、実施頻度の高い「東大本番レベル模試」をペースメーカーとして活用し、常に自分の現在地を客観視することを意識しました。模試の復習においては、「何も参照せずに満点が取れる状態」を最低ラインに設定し、一つひとつの演習を確実に血肉化することで、本番への自信を積み上げました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 今まで勉強を重ねる中で、学力を上げるためには勉強への意識がとても重要だと感じました。誰かに強制されていると感じて嫌々やっている勉強ではどれだけ量をこなしても自分のものにならず、結局学力は上がりません。逆に1点でも多くとりたいと貪欲な気持ちを自発的にもって学習する人はいずれ必ずその成果が成績に表れます。そのような意識をもってこれからも勉強に励んでほしいと思います。