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広島県 県立 福山誠之館高等学校 卒
東京大学 理科一類

小池 智寛さん

■センター試験得点 852点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 95 47 41 44 37 =264/440点
自己採点 90 40 40 38 36 =244/440点

■受験した感触・・・ 数学で大問2つ読み間違いをしてしまったのが痛かった(3と5)。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

怠惰な私が東大理一に現役合格した理由

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が本格的に東大を目指して受験勉強を始めたのは高3の春からでした。
 東大受験生の中ではそれほど早くないスタート。
 初めて受けた東大本番レベル模試もE判定。
 東大志望になった理由も、東京で遊びたいからという舐めた理由。
 そんなわたしが東大に入れたのはほぼほぼ東進のおかげだと思います。
 校舎の先生方が学習計画を立ててくださり、学習の進捗を管理してくださったこと、チームミーティングで志の高い仲間たちと目標を表明し合い、勉強時間や模試の結果などを競い合い切磋琢磨し合えたこと、東進の様々な質の高い教材を利用できたこと、これらのどれか一つでも欠けていたら私が東大に合格することはなかったでしょう。

うまくいったこと

1)勉強法

私は、しばらくの間一つの教科を集中してやりこみ、切りの良いところで別の教科に移るというような勉強法を採用していました。

最初はただ、一日にいろいろな教科をせわしなく勉強するのが億劫だったというだけの理由で始まったこの勉強法ですが、今になって考えてみると結構合理的な勉強法だったように思えます。

ある程度の期間、特定の科目を集中してやっていると、頭がその科目に慣れて、その科目のコツのようなものがつかめるように感じました。

一度自転車に乗れるようになると、長い間自転車に乗らなくても、自転車の乗り方を忘れることがないように、ある科目で一度掴んだコツも、暫くの間その科目にあまり触れなくても、なかなか忘れませんでした。

ただ、リスニングは習得するまでにかなりの時間が掛かるからなるべく早めにはじめて、毎日続けるのがいいと高校の先生から聞いたので早めにはじめて、なるべく毎日聞くようにしていました。

2)体調管理

受験の一カ月ほど前から、手指の消毒やマスクの着用、不要不急の外出を控えるなどして体調を崩すリスクを出来るだけ小さくできるように心がけていました。

この対策が功を奏したのか単に運が良かったのかはわかりませんが、本番では体調を崩すことなく万全の状態で臨むことが出来ました。

うまくいかなかったこと

1)ケアレスミスの対策

受験期は、何度も何度も計算ミスや読み間違いなどのケアレスミスをしてしまっていたにもかかわらず、とにかく量をこなすということに意識をとられて、ケアレスミスと真摯に向き合わず、“次は気をつけよう”と思うばかりで、ミスの原因を分析したり、ミスを繰り返さないために具体的にどうするのかといったことを考えていませんでした

 そして本番までケアレスミスを克服することが出来ませんでした。
 一日目の数学で、第三問と第五問で問題の状況を勘違いしてしまい、自己採点では普段の模試の半分ほどという惨々たる結果。
 幸い二日目で挽回できたので今こうして合格体験記を書くことが出来ていますが、もう一問間違えていたら、今頃来年に向けた受験勉強をしていたかもしれません。
 これを呼んでいる皆さんはくれぐれもミスへの対策を蔑ろにしないように。

■東進東大特進コースについて

授業

 私は、主に理科と数学の講座を受講していました。
 その中でも特に、鎌田真彰先生の「ハイレベル化学」はとてもおすすめです。
 私は、恥ずかしながら、この講座を受講するまでは、化学のことを何の面白味もない計算と暗記だけのくだらない科目だと思っていて、成績の方も芳しくありませんでした。
 しかし、この講座では、鎌田先生が、高校化学の内容に縛られず、可能な範囲でなぜそうなるのか、学んだ事柄が私たちの日常生活とどのようにかかわっているのかなどを解説して下さるので、自然と興味がわいてきて、学習した事項が強く記憶に残ります。

過去問演習講座

 この講座は本当に素晴らしいと思います。
 入学試験の採点はブラックボックスで、数学や理科の計算過程はどこまで省いてよいのか、古典や英語で意訳をするのはどこまで許されるのかなど独学をしてるだけではわかり得ないことがたくさんあります。
 そこで、過去問演習講座の出番です。
 過去問演習講座では、解いた過去問の添削を受けることが出来る講座です。
 添削ではなぜ減点されたのかが明示されていてそれでもさらに疑問があれば添削者に直接質問することが出来るので、入試本番で減点されないような答案を作成する力が身に付きます。
 さらに、過去問演習講座には、東進の有名講師の先生方の解説授業もついてくるので、理解できなかった問題があっても解説授業で理解して実力を向上させることが出来ます。

東大本番レベル模試

 正直に言って東大本番レベル模試は東大模試の中で頭抜けて優秀だと思います。
 まず問題の質がとても高いです。
 用紙のデザインも瓜二つだし、問題も最近の東大入試の傾向を良くとらえていて本番と見分けのつかないくらいです。
 私は東大本番レベル模試を何度も受けていたおかげか全く緊張することなく東大入試本番に挑むことが出来ました。
 採点も早く成績表も詳細なので復習もしやすく成績アップにつながります。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 大学受験は合格通知を貰ったところでゴールではありません。
 期日までに、入学金を支払い入学手続きを終わらせて、その大学に入学できることを確定させてからがゴールです。
 くれぐれも受かったからと気を抜いて入学手続きのことを忘れることがないようにしてください。
 私は気を抜いてしまったので入学書類を郵送するのをギリギリまで忘れていて広島から東京まで新幹線で往復する羽目になりました。