■共通テスト得点 945点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 世界史
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
83 |
+ |
67 |
+ |
56 |
+ |
33 |
+ |
33 |
=272/440点 |
自己採点 |
77 |
+ |
60 |
+ |
40 |
+ |
36 |
+ |
26 |
=239/440点 |
■受験した感触・・・ 数学と化学が難しかった。普段より取れていない気がして焦った。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
どうして私が東大に!?
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
私が本格的に受験勉強を始めたのは高三春でした。遅いスタートです。当時、多少得意だった数学以外はちんぷんかんぷんでした。東進の東大入試同日体験受験を受験したとき、今までやっていた物理の解法当てはめ的なやり方が全く通用しなくて愕然としたことを覚えています。当然、受験生活中は何度も「もっと早く始めていれば!」と思いました。こんな私でも合格できたので、もっと早く受験勉強を始めていた方々はもちろん、「学習進度が遅れ気味だ……。」という人もこの体験記を読んで自信を出してください……。
うまくいったこと
1)勉強姿勢
苦手を潰すという勉強姿勢です。一通りの学習を終えたらこの段階に入ります。理解が不十分なまま放置されているのには理由があるものです。理科などだと簡単な問題でも論述になると的外れな解答を書くことが多く、苦手分野こそ基礎を大切にすべきだと思いました。私の経験上、自分が苦手な分野は他の人たちも苦手なことが多く、苦手分野をしっかり潰せた人は入試で大きなアドバンテージを得られると思います。
2)確認シート
直前期、というか前日・当日にあるととても役立ちます。作るのは手間ですが見直しに使えれば安心感倍増です。私は受験期はありがちなミスをまとめたノートを一冊作り、試験直前に確認しました。
うまくいかなかったこと
活かして頂ければ幸いです。
1)共通テスト
私は共通テストの3日前から熱を出してしまい、そこから当日までほとんど勉強できませんでした。しかし両親や先生から励ましのメッセージをいただき、なんとかやりきれたと思っています。みなさんは体調管理には十分に気をつけるようにしてください。
2)私立入試関係
私は東大専願で私立は受験しなかったのですが、周りが続々と滑り止めの合格を決めていく中、自分だけ落ちた場合に行く先がないのはかなり不安になりました。東大しか行く気がないという人は別ですが、そうではないという人は私立を受けておくと直前期に焦りを感じにくくなっていいと思います。
3)直前期
不安で勉強が手につかない日が何日かありました。勉強しかすることがないのだから、無理矢理にでも机に向かって勉強すべきだったと今では思います。
教科毎勉強法
- 英語……2年生までは単語、文法等を固めつつある程度長文を読んでいました。3年生から本格的な東大対策にシフトしましたが、共通テストの勉強はなおざりになってしまいました。
- 数学……得意教科を自負していた割に東大本番レベル模試では40点程度の得点ばかりでした。が、2月急に伸び模試の過去問で高得点が連発できるようになりました。普段から解法の背景まで意識して演習を積んだおかげだと思います。
- 国語……ほとんど力を入れていませんでした。ただ、最低限単語、文法、漢字はやりました。
- 物理……苑田尚之先生の授業を受けた後は、なるべく簡潔に問題をみることを心がけつつ演習を重ねました。
- 化学……基本事項を押さえた後は大量の演習を重ねました。化学は特にやればやるだけ伸びる科目だと思います。
- 総合……間違えた所や確認しておきたい所をまとめたノートは、教科によらず役立ちます。模試の前のちょっとした確認にも効果抜群です。メンタル的にも落ち着きます。また毎日のTodoリストを作り、それを日々着実にこなすことで、モチベーションを高く保ったまま問題集などを計画的に進められると思います。
■東進東大特進コースについて
受講講座
私は英語、化学、物理を主に受講していました。聞き漏らせないと感じる密度ある授業です。
英語の駒橋輝圭先生は東大英語の設問別の本質的かつ点数に直結する取り組み方を教えてくださいました。また、駒橋先生オリジナルの問題は多少難易度が高く感じられるものの問題の再現度が高く、また読む価値のある素材ばかりでした。
化学の大西哲男先生は膨大にある化学の知識をそのまま教えるのではなく、問題を解くための知識として綺麗にまとめて教えてくださったところが良かったです。
物理の苑田尚之先生の授業では古典物理の基本原理から学ぶことができ、物理を体系的に理解できました。
東大本番レベル模試
他の予備校の模試と比較してかなり早く結果が返ってくるので、忘れないうちに細かく復習することができます。また実施の回数も多いため、学習のペースメーカーにしていました。難易度や問題の特徴も一番本試に近かったように感じました。判定に一喜一憂するのではなく、得点を分析して、自分の弱点を洗い出すようにしていました。
過去問演習講座
夏に10年分の過去問をやり通したことで、東大が求める学力を私なりに体感することができました。これにより9月以降のやるべきこと(苦手分野や武器にできる得意分野)が明確になり、勉強の質が格段に高まりました。また、この講座では他者の採点を受けることができるので、返ってきた答案と解答を見比べることで記述はどこまで書くべきか、何を含めて何を省くかの取捨選択ができるようになりました。
東進リスニングアプリ
本番よりも強い雑音や訛りの強いスピーカーに慣れることができたおかげで、本番に雑音や訛りのせいで解けないことがありませんでした。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
東大に入りたい!という気持ちが何より大切です。苦手分野を克服することは大事ですが、苦手教科の二つや三つ克服できなくとも諦める必要はありません!!他の教科でどうカバーするか、綿密に計画を練れば大丈夫です。最後に。もちろん合格することが最優先事項ではあるのですが、勉強を楽しむことも重要です!勉強のみに集中することができる幸せをかみしめてください!