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大阪府 私立 大阪星光学院高等学校 卒
東京大学 理科一類

松井 健太さん

■センター試験得点 777点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 64 76 30 34 41 =245/440点
自己採点 70 70 30 30 40 =240/440点

■受験した感触・・・ 数学の解答速報を一日目に見てヤバっと感じました。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 C 理科一類 B 理科一類 C

東京大学合格への道

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

全体の概観

 私が東京大学を目指したのは高校三年生になってからでした。それまでにも予備校に行ったり学校の勉強はしっかりと(置いて行かれない程度には)やっていました。東進に入り東大特進に入りそして色々な先生から東大の素晴らしさを聞くにつれて是非入学したいとおもうようになりました。私は東大入試同日体験受験を受けて数学と理科が壊滅的でした。6月も判定を取ってしまいこのままだと受験校を落とさないといけないと心配したので夏休みは本期で頑張りました。夏の模試の結果もそれほど良くはなかったのですが何とか自分を奮い立たせて頑張りました。秋からはA判定も何回か取ることができてまるで受かったかのように喜びました笑。

共通テストについて

 私は二次試験の勉強をやっていれば自然と共通テストの実力もつくと思っていたので秋頃から特別共通テストの対策をしたわけではありません。学校で5回共通テストの演習を実施してくれたのでそれが良かったと思います。共通テストの演習が行われない学校の方は自分で予想問題を買って演習したほうがいいとは思います。共通テスト2週間前からは5対5、1週間前からは100%共通テストの対策をしました。いちおうある程度の実力はあったので化学の無機と高分子を覚えたり、原子物理を見直したりしていました。まあ数学も意外と時間が足りないので何度かやっておくことをお勧めします。

各科目について

  • 数学 中高一貫校ということもあって早いうちに全範囲を履修しました。高2までに基本的な問題集は解けるようになっていたらいいと思います。大量の問題ではなくなぜ解けるのかということも是非考えて下さい。お勧めの勉強法はちょっと難しめの問題を色々な方法でアプローチしてみて別解を自分で考えることです。
  • 理科 物理はイメージも大事ですが、自分が何をやっているのかを理解しながら問題を解いて下さい(全科目共通笑)。特に2体問題は完璧にした方がいいと思います。

化学は有機は問題をやるうちに慣れてくると思います。理論の計算は大変なので最初の頃は電卓を使ってでも合わせられるようにしたらいいと思います。

  • 英語 私は中学の頃からラジオ英語や外国の人とインターネットで毎日英会話をしていたので高3の時逆に安心しすぎてあまり勉強しませんでした。直前期に焦ってしまったのでこつこつとやるのが大切だと思います。
  • 国語 東大特進か過去問演習講座でやればそれで良いと思います。あまり模試の過去問などに手を出さない方がいいかもしれません。

古文漢文はできれば早くから単語や句法の勉強をしておけばいいと思います。共通テストのレベルを完璧に読めれば、東大の文章もある程度は読める実力は付いていると思います

勉強の方法

 私は勉強が苦手ではなかったです。やはり早い頃からやっておく方がいいとは思います。しかし高3からとくに夏休みにしっかりと勉強すればいくらでも逆転はできると思います。理系は社会、文系は理科の勉強がおろそかになると思いますが、少しずつでいいので覚えていって下さい。模試は本番より難しく作ってあると思いますので悪くても落ち込まないで下さい。そして自分が合格するのだ!とおもってください。疲れたときは息抜きもして下さい。数学と英語は伸びるのに時間がかかるので早めに始めて下さい。理科(特に化学)はやれば一気に伸びるので焦らないで下さい。テスト前に合否は9割決まっているといいますが、できるなら前日も勉強して下さい。同じような考えで解ける問題が出るかもしれません。

■東進東大特進コースについて

東大特進コースについて

 東大特進は高3から通い始めました。主に取っていた講座は、青木純二先生、長岡恭史先生、苑田尚之先生、林修先生、栗原隆先生です。
 青木先生は数学のとらえかたを教えてくれました。本当にひとつのやり方で100問解けるようになりました。同値を理解していないような0点の答案を書かないように注意をしました。また写像の考え方は一品物でした。おかげで私のような凡人でも東大に受かることができました。
 長岡先生は主にテストゼミを取りました。あっさりとした解説ですがエッセンスが詰まっていました。微積分が特に分かりやすかったです。
 苑田先生は微積を使うのでとっつきにくいかもしれませんが慣れてくるとそれが当たり前に思えてきました。忙しい方は力学だけでも見てください。
 林先生はとりあえず国語はこれをやっておけばいいと思います。人気講座で締め切りもあるから早めに申し込んだ方がいいと思います。
 栗原先生はとても楽しく古文の知識を教えてくれました。教養としての古文が身について古文の勉強が楽しくなりました。
 また夏には武藤一也先生のリスニングや寺師貴憲先生の漢文を受けました。どちらも非常にお勧めです。短期なのですぐに受けることができます。

他の講座

 過去問演習講座は10年分の過去問が解けるのでお勧めです。解説授業も非常に充実していました。また東進の東大本番レベル模試は解説授業があり復習しやすかったです。

最後に

 この合格体験記をいつ何年生が読んでいるのか分かりませんし、特にアドバイスをできるほどの実力も弁もないので一言だけ、焦らずにぜひ頑張って下さい、次第に実力は付いてきます!!

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 この体験記を呼んでいる方にはもう東大に決めている方もまだ迷っている方もいると思います。実際私も決めたのは高3に入ってからでした。理由はひとそれぞれだと思いますが東大に入って、そして東大に受かるために勉強したことは一生忘れないと思います。
 勉強面は先述しましたが、ほんの少しでも助けになれば幸いです。東大の合格点にはたくさんの人がひしめき合っているというので本当に漢字、化学の計算を間違えないようにして下さい。数学も分からなくても試験の時だけはがめつく卑しく点数を取りに行ってください。もしかしたら評価されるかもしれません。共通テストも舐めすぎると痛い目にあうのでそれなりには勉強して下さい。しかし東大は2次試験重視なので12月でも余裕があれば数Ⅲや難しい大学の理科もやっておいて下さい。
 あと後期を受ける人は東大が終わったあとも勉強し続けるのは意外に精神的にキツいので過去問もできれば余裕を持っやっておいた方がいいとは思います。