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東京都 私立 武蔵高等学校 卒
東京大学 理科一類

光村 真さん

■センター試験得点 824点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 73 33 50 42 40 =238/440点
自己採点 80 60 43 35 28 =246/440点

■受験した感触・・・ 全体的に、いつもよりとてもうまくいった、ということはなかったが、失敗した、ということもなかった

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 文科一類 B 理科一類 A

焦らないで、出来るだけ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東大受験の概略

 自分が東大受験を意識しだしたのは、高3の4月でした。学校でOBによる講演会があり、その中で自分はエンジニアになりたい、そのために最高の教育機関である東大に入りたい、と思ったのです。具体的な意識を持ち出したのはそこが初めてでした。
 その後4月の終わりに文化祭が終わり、自分が学校行事を企画することもなくなったので、受験に本腰を入れ始めました。東進の東大特進コースなどをもとに、家での自習で勉強をしていきました。

各教科の勉強の仕方

  • 現代文

東進の林修先生の方法がとても役立ちました。何度か受けることで、傍線部を理解し、要素を集めて、書く、という流れをきちんと行えるようになりました。

  • 古文、漢文

古文、漢文は、単語や基本的文法を身に着けると、ぐっと読みやすくなり、得点が安定しやすくなりました。

  • 数学、物理、化学

これらの単元は問題集を解き、その間違いをただし、間違ったものは何度も繰り返し解く事で身に着ける、というのがよかったです。また、物理、数学においては、それぞれ苑田尚之先生、青木純二先生の講義が理解を深めてくれました。

  • 英語

英語は、英文法をまず問題集を解いて覚えれば、あとは単語帳などをよく勉強し、単語をつけることで、効率的に点数が伸びやすかったです。速めにこれらの基礎を固めておくのがよかったです。


 全体として、基本的には、「問題集を解き、間違えた問題にはチェックを入れ、時間をおいて解きなおす」ということを繰り返しました。それにより、少しずつですが確実に知識、能力を身に着けていくことができます。繰り返すことは時に成果が見えづらく、かなり嫌になりましたが、きっと成長する、という暗示をかけてがんばりました。

健康面について

  • 睡眠

睡眠は出来る限り取るようにしました。勿論眠りの長さに個人差はありますが、どうにせよ、眠い目をこすりながら、カフェイン片手に勉強するよりは、しっかりと寝て疲れが取れた状態で勉強した方がはるかに効率的だときづきました。

また、勉強を追い込むと、精神的な重圧や眠気に敏感になることで、上手く眠気が取れないように感じる時がありましたが、そういったときは、まずはいったん勉強を気にしすぎず、外に出たり運動したり、医者にかかったりしました。そういったことで、気分を軽くすることで、実際にも、感覚的にもその症状を緩和できました。

  • 運動

運動も同様に受験において大切です。出来るだけ毎日外を歩いたり、筋トレをしたりすることで、リフレッシュにもなり、精神的な回復が図れました。こういったことは、勉強に直接はつながりませんが、適度にやれば、その時間を勉強にただ費やすよりも、効果があるものだと思いました。

受験期直前は特に、肉体的にも精神的にも疲労しました。それらを解消することは、ある意味では、只管勉強するよりも、重要なことでした。

振り返って

 受験勉強の中では、何度もやりたくなくなる時がありましたが、そのたびにだらけたりしつつも、自分の目標を考え、そこに少しずつでも進んでいる、進んでいこう、と考えることで、やる気を取り戻していきました。これからもそのように頑張っていきたいです。

■東進東大特進コースについて

 東進で主にお世話になったのは、『東大特進の授業』、『東大本番レベル模試』、『過去問演習講座』でした。

授業

 東大の攻略に力が向けられており、多くの教科で、その基盤を成熟させて応用問題まで至る、という形がとられており、何度か勉強することで、とても良い効果が得られたと思っています。
 特に現代文と数学については、東進のおかげによるところが大きいです。現代文では、問題文の意図するところを把握する、という練習を何度も繰り返したことで、本番の際も一度で概略をつかむことができ、上手く得点できるようになった、と思います。また、平時の読書においても、読み方がさらに深くなったように感じます。数学は、十月ごろ、数学の成績が危ない、と感じ受講しましたが、その中で、同値関係や論理記号などの重要な事項を学ぶと、よく今までこれらなしにやってきたな、とすら思うほど、数学の見え方が変わり、成績がとても上がりました。

東大本番レベル模試

 東進の東大本番レベル模試は、他予備校のものよりも一段難しいように感じました。特に数学は、時に一完しかできないくらい難しかったですが、そのおかげで、数学への危機意識を持てたので良かったと思っています。

過去問演習講座

 私はこれをかなり利用しました。何度も過去問を解き、しっかり解けるようになるまでやることで、能力の上昇と、それ以上に、東大の問題への慣れや、自分は東大の問題に対抗できる、という自信を獲得できたように感じます。

 総じて、東進の東大対策は、掛け値なしに他社の物より良かったように思いました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 受験では、努力ではなく結果が求められます。しかし、ただそれだけを考えるのでは、上手くいかないときに、辛くなります。自分の向かっている先に結果、その先に希望があると信じて、焦らず努力する、『合格に向かおうとする意志』こそが大切です。