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長野県 県立 諏訪清陵高等学校 卒
東京大学 理科一類

小林 倫士さん

■共通テスト得点 886点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語      
開示得点 81 36 41 50 40 =248/440点
自己採点 75 10 40 54 30 =209/440点

■受験した感触・・・ 数学があまりにもできなくて茫然自失。1日目夜の記憶はない。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科二類 A 理科二類 A 理科二類 A 理科一類 A

地方受験生へ〜一科目落としても合格る得点戦略

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 この体験記では、主に地方受験生に向けて、受験戦略の立て方に焦点を当てて私の体験を記します。

地方から東大に合格るには

 私は、地方公立高校に通いながら東京大学に合格することができました。この体験記を読んでいるみなさんの中には、「地方だから東大は難しいかも……」という漠然とした不安を抱いている人もいるはずです。まず、その不安の原因と、私がどのようにしてその不安を払拭したかをお伝えします。
 地方の受験生が東大受験を不安に感じる最大の理由は、「情報が勝手には入ってこないから」だと思います。ならば、それを払拭する方法は、「情報を能動的に収集すること」に尽きます。私は、次のような情報源を用いて自分なりの受験戦略を立てました。
  • 合格体験記/東大受験を体験した人によるブログやSNSの投稿

最も頻繁に利用しました。勉強法や受験戦略は個人差が大きく、特定の人の真似をするだけでは、非効率な勉強となってしまうと考えました。そこで、なるべく多くの人の体験を情報として得て、自分の戦略に組み込めそうなものは組み込んでいきました。

  • 予備校のホームページ/東大受験に特化したホームページ

東大受験の基本情報(例えば、合格者平均点や受験に向けた手続きなど)について調べるのに利用しました。

  • 大学のホームページ/大学入試センターのホームページ(募集要項など)

受験に向けた手続きや入試当日のことなどについての情報を得るのに利用しました。募集要項は、絶対に端から端まで読んでおくべきです。それだけでも、入試当日の不安や緊張が和らぎます。

 以下では、これらの情報源をもとに立てた私個人の受験戦略を紹介します。上で述べたように、一人の戦略をそのまま真似るのは非効率です。多くの人の戦略から情報収集し、自分だけの受験戦略を練ってください。

一科目落としても合格る得点戦略

 本格的な受験勉強を始める前に、次のような手順で目標点を立てました。
  • 合格者平均点を合計の目標点とする。(理一の場合240くらい)
  • 一方で、各科目の目標点の合計は、合格者最低点+40点(理一の場合260くらい)となるように設定する。
 目標点を立てる最大の理由は、模試の振り返りを効率的に行うためです。そのため、あえて各科目の目標点の合計と合計点の目標点は異なる数値を設定しました。このように目標点を定めておくと、一つの科目が振るわなくても「まだ大丈夫」と自分を安心させることができます。
 模試が返却されるたびに、各科目と合計点について目標点との比較を行いました。模試の振り返りでは、模試の問題の解き直しはもちろん大事ですが、現状と目標を比較し、「何が足りないのか」を考える時間がより重要だったと感じています。

■東進ハイスクール・東進衛星予備校・東大特進コースについて

授業

  • ハイレベル物理(通期講座)/東大物理(東大特進)

「すべては基本法則から」を体現する授業です。物理学の「常識」をたくさん教えてくださいます。私は、先生の言ったことを自分なりに咀嚼し、白紙に再現できるようになるまで繰り返し受講しました。

  • 東大化学(東大特進)

プレ講座から順番に受講することで、体系的に化学を理解できます。私は、特に、第Ⅰ期講座で「酸・塩基」について掘り下げたことが、第Ⅱ期の滴定や、第Ⅴ期の電離平衡の理解と有機的に結びつき、理解が深まりました。授業を受ける中で、化学の各分野を一つ一つ潰していき、「この分野ならどんな問題でも大丈夫」と思える分野を増やすことができる講座です。テキストがとても充実しています。私は、「授業で基本事項を確認→演習問題の予習→授業で演習問題の解説→練習問題を解く」という順番で講座を受講しました。

  • 数学の真髄―基本原理追究編―(通期講座)/数学の真髄(東大特進)

「難しい問題を簡単な問題に変える考え方」が身につく講座です。この講座を受けてから、今まで使ってきた問題集を見ると、問題の見え方が大きく変わります。私は、「時間無制限の予習→授業→『考え方』が自然と思えるまで復習」という順番で講座を受講しました。

過去問演習講座

 私は過去問演習講座を利用して、東大の過去問を20年分解きました。過去問演習講座の3つの魅力を紹介します。
  • その1:添削結果の返却が早い

過去問演習講座を利用すると、数日で添削結果が返ってきます。これにより、解いたときの記憶が残っている状態で返却答案を確認することができ、「思考のプロセスのうち、どこに誤りがあったのか」「次に向けて何を修正すればよいのか」を明確にすることができました。

  • その2:解説授業が豪華

私が受験した科目はすべての大問に解説授業がありました。そこでは、単に問題の解説をするだけでなく、試験中にその問題に出会ったときにはどのように立ち回ればよいのか、その問題から何を学べるのかを東進の実力講師陣が教えてくださいます。解説授業による復習は、時間こそかかりますが、復習効率ははるかに高いと感じました。

  • その3:添削者に質問できる

バックアップサービスを用いて、採点者に直接質問することができるのも、過去問演習講座の隠された魅力の1つです。特に、数学の解答では自分では満点だと思っていても、大きく減点されることがあります。そのときに、客観的に自分の答案を確認したあとに、「このようなつもりでこの記述を書いたが、これで減点されるのはなぜか」「減点されないために何が必要だったのか」を添削者に直接質問し、その回答を参考にすることで、より精緻な記述をすることができるようになりました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 地方からの挑戦は不安もありますが、自ら道を切り開く楽しさもあります。環境を悲観せず、地方出身だからこそ味わえる受験体験をぜひ楽しんでください。
 最後に、これだけは伝えたいことがあります。
   「何があっても、2日目も必ず試験場へ行け」
 今年の数学は稀に見る難化で、初日の試験後、私は悔しさで涙が止まりませんでした。「明日の始発で帰ろう」とさえ思いましたが、踏みとどまって2日目の門をくぐりました。あの時の選択が、今の合格に、そして人生の大きな自信に繋がっています。
 どんなに打ちのめされても、最後まで自分を放り出さないでください。その勇気が、あなたの人生を支える「本当の強さ」になると信じています。