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東京都 私立 芝高等学校 卒
東京大学 文科一類

今井 海翔さん

■センター試験得点 824点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   地理  
開示得点 75 59 62 46 47 =289/440点
自己採点 70 45 50 37 28 =230/440点

■受験した感触・・・ 最後までやりきれてよかった。自己採点は大体の感触です。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科三類 B 文科三類 B 文科一類 A

高みを目指して研鑽を積む

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

なぜ東大を第一志望にしたのか

 志望校が東大で確定してる人は飛ばしてください。私が東大を志望校にしたのは高2の3月でした。少しずつ周りが受験モードに入っていく中、このままではまずいと思い、思い切って東大を第一志望校にすることで自分に発破をかけるためです。さらに進学選択制度が魅力的だったということもあります。東大を第一志望にしておけば難易度・科目数的に途中の志望校変更も比較的容易で、早慶などの私大入試に耐えうる力も自然とつきます。ですからまだ志望校が決まってないという人はとりあえず東大を志望校にするということをおすすめします。

自分にとって重要だったこと

  • 自己分析と戦略

2月25日までに定員に入れる実力をつけるために常に合格ラインと自分の実力の差を把握し続け、入試当日に間に合うように弱点を潰し続けましょう。自分の弱さから目を背けないということは意外と難しいです。得意科目だけ勉強するほうが楽ですしね。ですが、ここから逃げていてはいつまでも成長できません……

  • 科目間のバランス

1つの得意科目で勝負することはおすすめしません。本番その科目だけ難化する可能性もありますし、たとえ得意科目であっても本番の緊張感の中でいつもの実力を出すことは難しいです。1,2科目失敗しても受かるような科目の配分を考えて、勉強しましょう。


科目別

  • 英語

高2時の唯一の得意科目だったため高3で勉強時間を減らして他の科目に当てたところ、自然と成績が下がっていきました。しかし、ずっと自分は英語が得意だと思い続けました。これは結構大事です。なぜなら、東大は英語が最後の科目なので他の科目でやらかしても、気持ちを立て直すことができるからです。真面目な話をすると、毎日触れることが重要だと思います。

  • 数学

苦手科目で、高3の7月までは基本問題を何度も繰り返して問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶ状態にしました。過去問は必ず4問100分で解くようにし、自分が解ける問題を見破る練習をしました。完答できなくても部分点をいかにとれるかでだいぶ変わってきます。特に近年は難化傾向にあるので。

  • 国語

現代文は林修先生の授業を活用しました。漢字は夏休みまでに完成させましょう。直前期にやるのはメンタル的によくないです。古典は単語・文法を習得した後、過去問演習して学校の先生に添削をお願いしました。

  • 世界史

教科書二冊を何周もしました。時間があるなら三冊利用することをお勧めします。論述は荒巻豊志先生の授業で対策をしました。

  • 地理

各予備校のデータを見ればわかりますが、東大文系で数学の次に差がつくのは地歴二科目目です。理由は単純で、現役生の勉強が追い付かないからです。ですから、多めに勉強すれば確実に有利です!実際自分は地理が好きで暇さえあれば資料集と地図帳を読み、特別な勉強をしたわけではなく、ただ周りより沢山勉強しただけですが、模試では一番成績がよかったです。本番では爆死しましたが……

  • 理科基礎

学校の授業をうまく活用しましょう。

■東進東大特進コースについて

 東大特進の授業は東大対策に役立つのはもちろん、面白い授業が多くて毎回の授業が楽しみでした。
  • 英語(宮崎尊先生)

東大型の問題、特に第5問の小説問題に慣れることができました。

  • リスニング(武藤一也先生)

自分に合ったリスニングの戦略を立てることが立てることができました。リスニングをどうしたらいいのか全然わからないっていう人は是非受講しましょう。武藤先生の共通テスト本番レベル模試の解説授業もおすすめです。

  • 数学(長岡恭史先生)

豊富な別解と復習問題で着実に実力を伸ばすことができました。

  • 現代文(林修先生)

授業の良さは私が言うまでもないでしょう。ちゃんと予習、復習をしましょう。

  • 古文(栗原隆先生)

栗原先生の古文の時代背景の話は興味深く、文章の理解を高めることができました。

  • 世界史(荒巻豊志先生)

独学では学ぶことが難しいような論述問題の視点を学べました。雑談が多く、楽しい授業でした。

  • 地理(村瀬哲史先生)

基本事項から確認してくれるので、知識の整理からさらに論述への応用に役立ちました。

過去問演習講座

 解説授業が役立ちました。添削がついているので自己採点の時間を短縮でき、ありがたかったです。

東大生スタッフ

 出願科類を迷っていた私にとって、東大生スタッフの方々から様々な話を聞けたことはとても参考になりました。

東大本番レベル模試

 返却が速くて解説授業も充実していたので復習がしやすかったです。特に直前期の模試は共テぼけ解消に役立ちました。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 辛い時でも勉強し続けてください。勉強しているのに学力が落ちるということは基本的にはありえません。どんなに量が少なくても、質が悪くても全く勉強しないことよりははるかにましです。逆に全く勉強しない日があるとその分ライバルに後れを取ることになります。逆に勉強しすぎもよくないです。適度な休憩と十分な睡眠をとりましょう。
 もう一つ。自分の限界を自分で決めないでください。あなたが東大に入れるかどうかを判断するのはあなたではありません。東大の教授です。最後の一秒まで諦めずに楽しんで、あがいて、合格を手にしてください。頑張って!!