■センター試験得点 843点/900点
■センター試験得点選択科目
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
62 |
+ |
66 |
+ |
39 |
+ |
43 |
+ |
34 |
=244/440点 |
自己採点 |
75 |
+ |
60 |
+ |
50 |
+ |
35 |
+ |
35 |
=255/440点 |
■受験した感触・・・ 数学と物理の難化の影響で得意が活かせなかった。しかし十分に上げた地力で戦えた。英語はコケた。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
学問を楽しんで、点取りゲームは気楽に行こう
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
中学で参加した科学の甲子園ジュニアが私の転換点だった。科学の甲子園はチームメンバーと相談しながら教科横断型の問題に取り組む筆記試験と、発想力や精密な作業、計算を必要とする実技試験とで科学・数学・情報における複数分野の競技を行う大会で、私はこの大会に参加したことで理数学問の楽しさを知ることができた。その場で新しく得た知識を使った深い思考や、互いに足りない知識を補い合う専門教科を持った仲間たちとの協力が刺激的で、これ以降私は競技科学にハマっていった。
まずは興味のあったプログラミングから競技プログラミング。そして小学校から参加を続けていた算数/数学オリンピックなどの競技数学。中学の間これらに精力的に取り組み、科学の甲子園ジュニアでも数学と情報を自身の担当教科として活動した。全国大会やTwitter上で超進学校にいる高い実力を持った同年代と出会い、刺激を受けた。中学の間に東進で数Ⅲまでの学習を終え、その修得確認の意味で中3に数検準1級を取得した。
高校に入って、私の興味は物理や生物に移っていった。東進での苑田尚之先生、そして高校でのある生物の先生との出会いがきっかけでそれぞれの面白さにハマり、楽しみながらこれを学び、オリンピックに参加した。結果物理・生物双方で銀メダルを得るまでに至った。その過程でまたレベルの高い同年代の仲間たちに会い、高いモチベーションを保ち続けることができた。
中学の頃から志望校に「東大」と書いていたが、それは何となく自分の成績が高いからだった。しかし高レベルな仲間と出会い、そして学問の楽しさに触れていく中で、高校2年の頃には最高の環境での学問に憧れ、はっきりと東大に行きたいと思うようになっていた。ただ、楽しみながらも相当な速さで先取りしていたこともあり、受験において、こと理系科目においては大きな苦労をすることはなかった。主な弱点は英語と地理であったが、理系科目の先取りのおかげで、英語は東進の講座、地理は学校の授業を主に活用してゆっくりと余裕をもって克服できた。
素の学力を上げる学習は地理以外高2でほぼ修了、高3での学習は、先述した物理・生物オリンピックへの参加/対策と地理の弱点克服、そして東大2次試験の傾向への対策がメインだった。早期から東大模試を受験し、過去問に取り組めていたこともあって、長い時間かけて色々な戦略を試すことができた。夏休みを終える頃には過去問演習で理一の合格最低点は安定させ、あとはそれをキープ、余裕のある点数を目指し続けた。直前期も危機感はそこまでなく、今まで通りのペースで学習を続け、合格することができた。
私の東大受験は競技科学のおかげで随分と楽になった。早期からの先取りによって学問を楽しむ余裕が生まれ、その楽しさにどっぷりとハマりながら学習を続け、気づけば合格に必要な学力は身についていた。今学習に余裕のある中高生諸君は、是非競技科学に足を踏み入れ、その楽しさに触れてみてほしい。
■東進東大特進コースについて
東進の通期講座、過去問演習講座、志望校別単元ジャンル演習、東大本番レベル模試、東大特進での対面授業を主に活用した。
通期講座については、その学問を真に深く理解された教師からの質の高い授業が多く、しっかり時間をかけて学習すれば確実に修得できる環境が整っていると思う。レベル別に複数の講座が用意されており、理系の最上位では大学教養レベルの内容までも取り扱っていて、際限なく学ぶことができた。
志望校別単元ジャンル演習は弱点克服に非常に適したツールだった。受験本番の点数ベースに得点を挙げるために何をすべきかが明確に分かりやすく表示され、モチベーションのあがりやすいUIであったので、高3からでもしっかりと弱点である地理を克服することができた。
東大本番レベル模試、過去問演習講座については、早期からの活用によって戦略をいろいろと試したり、自分の弱点を洗ったりして、得点の最大化ができた。
東大特進での対面授業は対面だからこその先生のトークや、テストゼミなどでのレベルの高い同輩からの刺激が受けられるのが面白く、モチベーションの維持に繋がった。
概して、東進コンテンツは根気をもって早期から活用すればしっかり学習でき実力を上げられる教材だと思う。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
とにかく早い段階から勉強を始めるべき。受験の中で学問を楽しむ余裕を持つためにはある程度の先取りが必要。先取りをした上で楽しんで受験を乗り切ろう。最後の時期に追い上げる戦略での受験はメンタル的に非常に厳しいと思う。直前期に全力で勉強するのは難しい。
東進を利用するならば先に講座はある程度調べておいて、自分が本当に必要だと思うものを厳選して全力を掛けて取り組むべき。