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新潟県 県立 新潟高等学校 卒
東京大学 理科一類

須藤 壮功さん

■共通テスト得点 949点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 日本史

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 86 46 51 31 21 =235/440点
自己採点 85 30 40 30 25 =210/440点

■受験した感触・・・ 数学0完で終わった……早稲田でがんばろ……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 B

私の東大受験

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私が東大を志望し始めたのは高校二年生の夏頃です。それまでは何となく人助けをしたいという理由から医学部を目指していましたが、医者にならなくてもその思いを実現できることを認識し、そしてだらけていた高校生活を実りあるものにするために東大を目指し始めました。
 以下、科目ごとの私の勉強法を書いていきます。勉強法は人それぞれだと思うので、参考程度に読んでいただけるとうれしいです。

共通テスト対策

 12月下旬になってから本格的に対策を始めました。それ以前に共テ模試を受けることがありましたが対策はせず、復習に時間をかけていました。
  • 国語

私は速読が苦手だったので対策を始めた当初はとても苦労しました。9割に達することもあれば、6割近い点数をとることもあり、メンタルをえぐられましたが、毎日現代文、古文、漢文のいずれかを時間制限付きで演習することで次第に点数が上がり、安定しました。東大国語はゆっくり推敲しても間に合いますが、共テはそうはいかないので消去法など、使えるテクニックはどんどん使っていくべきだと思います。

  • 数学

素早く問題文を読み、理解することが求められます。私はひたすら演習して慣れました。

  • 英語

リスニングの一回聴きに苦労しました。以前に取り組んだ問題を通学中に聞き流して耳を慣らしました。

  • 理科

共テ特有の知識問題はその都度ノートにまとめ、定期的に見直していました。

  • 日本史

並び替え問題に苦労したので思い切って年号を覚えました。自然と知識をまとめられるのでおすすめです。

  • 情報

ひたすら演習を積んで慣れました。知らなかった知識はノートにまとめ、理科と同様に定期的に見直していました。

二次試験対策

  • 国語

林修先生の現代文、栗原隆先生の古文、寺師貴憲先生の漢文を受講していました。どれも最高の授業で、楽しみながら東大対策をできました。また、学校の授業ではでは東大現代文の答案について友達と吟味しました。これが自分で必要な要素を見つけ、質の高い答案を作る力につながったのだと思います。現代文は模範解答が東大から発表されておらず、予備校、出版社ごとに答えが変わってくるため、ある一つの解答をただ鵜呑みにせず、自分で深く考える過程が点数を上げる方法だと思います。古典はやはり知識がカギになってくるので、早いうちから古文単語だったり句形を覚えてしまうことをおすすめします。

  • 数学

私はあまり数学が得意ではなかったので、難問を解いて差をつけるというより、他の人が取れるであろう問題を確実に得点することを目指していました。具体的には、東大型の問題演習でまず6問に一通り目を通し方針が浮かんだ問題で点を落とさないように見直しに時間をかけていました。

  • 物理

苑田尚之先生の東大物理、それに加えてトップレベル物理を受講していました。物理の根本となる理論を徹底的に身につけられたのでよかったです。

  • 化学

大西哲男先生の東大化学を受講していました。自分で演習問題の予習にしっかり取り組んでから解説を聞くことをおすすめします。

  • 英語

自主学習が中心でした。東大英語の難しさは内容よりも制限時間によるものが大きいと思うのでたくさん演習して形式に慣れることをおすすめします。

■東進東大特進コースについて

  • 東進リスニングアプリ

このアプリには雑音有り/無しのモードがあり、「教室ガチャ」が存在する東大入試において、あらかじめ雑音に慣れておくことは精神的な安心感をもたらしてくれるでしょう。また、苦手な人が多いであろうインド英語の対策もできるため、リスニングで確実に得点したい人におすすめです。

  • 東大完成特別講座(大問分野別対策)

駒橋輝圭先生の東大英語4A講座は、英語力がついた直前の状態で受けることで大きな効果を発揮します。4Aを捨てる人は一定数いますが、この講座を受けることで短期間で得点率を上げられるため、英語でアドバンテージを取りたい方や直前期に他の科目での得点上昇に期待を持てなくなった人におすすめです。

  • 東大本番レベル模試

年に4回あるこの模試で志望者内での自分の立ち位置を知ることができ、今後の学習の指針となります。高校二年生の方も、これから戦うであろう同じ学年の志望者のレベル感を知り、そして東大の試験の形式にいち早く慣れることができるので東大を志望している方は進んで受けるべきだと思います。また、解説授業は各科目の権威と呼ばれる講師の方々によるもので、思考プロセスなども吸収できます。成績表の返却も他の予備校に比べると早く、試験の内容を鮮明に覚えている状態で復習に臨めるのでおすすめです。

  • トップレベル物理

物理学の基本となる思想を交えながら物理現象をぼやかすことなく学習することができます。微積分の基本から高校数学を超えた内容(テイラー展開や外積など)を用いて丁寧に説明してくださり、講座を受講した後には物理が東大入試において大きな武器になっていることでしょう。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私の学校は共通テストが終わってから志望校別の授業を展開してくれたため、自分では過去問をほとんど解かずに授業内で東大模試の過去問のみを取り組んで本番に望むことになってしまいました。しかし、問題の質でいえば圧倒的に本試の方が高いのでそちらを優先的に取り組むことを強くおすすめします。また、私は受験勉強を通じて自分で考えることの大切さを学びました。東大の入試問題はどうしてもその場で自分一人で考えることが要求されてきます。だからこそ、普段の学習から安易に答えを見ず、気になったことはとことん考え抜いてほしいです。