
髙工 直人さん
■共通テスト得点 939点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 政治経済
前期試験得点 (自己採点) |
英語 | 数学 | 国語 | 物理 | 化学 | ||||||
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開示得点 | 83 | + | 51 | + | 54 | + | 42 | + | 23 | =253/440点 | |
自己採点 | 91 | + | 61 | + | 54 | + | 43 | + | 25 | =274/440点 |
■受験した感触・・・ いろいろと変化しすぎて面食らった
第1回(6月) | 第2回(8月) | 第3回(10月) | 最終(1月) | |||||
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東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 | 志望学類 | 判定 |
理科一類 | D | 理科一類 | A | 理科一類 | A | 理科一類 | A |
おそらく小中学生のころからの習慣だと思うのですが私は普段の学習で「分からないことをその都度確実に潰す」という勉強をし続けていたように思います。そのおかげで、学んだことを漏れなく習得した状態で受験期を迎えることができ、受験勉強のスタートこそ遅かったものの、一度問題演習のフェーズに入ってしまうとそこから全体を仕上げていくスピードは速かったです。
前述の「漏れない勉強」に起因するものと思いますが、私はいわゆる全教科ある程度できるバランス型でした。今東大受験に取り組んだ1年間を振り返ってみると、私のような特に尖ったところのない受験生が東京大学現役合格を目指すにあたって、全教科満遍なく可もなく不可もなくといった状態を目指して勉強を進めるのが最も確実だと思います。それは東京大学の入学試験問題の特徴が理由です。東京大学の入学試験問題は時間的負荷がかなり重く、一方で問題の内容としては基本問題が形を変えてだったり、時にそのまま出題されていることも多いです。そのため一般東大受験生が一般的な東大への受験勉強をして試験に臨むと、確実に取るべき問題を時間をかけて解き、残った時間を解けそうな問題に回すということになることが大抵のように思われます。試験の中にある基本問題を解けることは合格するのに必要なことであり、合格には基本問題+αが解ければ十分なのです。満遍なく全教科の基本問題が確実に解ける「バランス型」を目指すことを、私と同じような境遇から東京大学を目指そうとしている人たちに強くお勧めしたいです。
私は受験勉強を進めるにあたって、主体的に選択していくということを意識していました。何でもいいのですがとにかく「みんながやっているから」や「先生、スタッフさんに言われたから」というだけの理由で何も考えない勉強をするのはいけないと思っていました。その勉強で何が得られるのか、今自分は何をするべきなのかなどを常に考えながら勉強してきたことが今の結果につながっていると信じています。
私の受験生活は2年生の2月に始まり、最初は大部分を英数に捧げていたため本格的に理科を固め始めたのが3年生の夏でした。物理の全単元をそれまでに1周は終えていたものの大幅に後れを取っており、そんな中で問題演習ではなく講義中心のこの講座を受講し続けるのには不安が付きまといました。それでも苑田尚之先生の本質から物理をとらえなおす講義を受けていると次第に私の中の物理の土台のようなものが大きく強くなっていくのを感じ、8月~1月で一部除いて全講座を受け終わると、その前の自分とはまるで別次元に物理を理解している自分がいました。そうなってしまえばあとは選りすぐりの問題を解いて知識を整理するだけです。
私の中で元々数学もやはり後れを取っている科目でした。それでも3年生の春ごろに長岡恭史先生の、数学の問題を解く際の考え方を徹底的に教えつくす講座をみっちりと受けることで少なくとも人並みには数学ができるようになったと思います。