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山形県 県立 山形東高等学校 卒
東京大学 理科一類

上林 大悟さん

■センター試験得点 781点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 81 29 35 39 38 =222/440点
自己採点 84 45 42 27 44 =242/440点

■受験した感触・・・ 数学がボロボロ。7割ぐらい落ちたな……といった印象だった

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 C 理科一類 B 理科一類 B

平常心

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

日常生活の過ごし方

 受講はやる気のある時にまとめて終わらせて、やる気のわかない日はちらちらと復習をするというような学習モデルに落ち着きました。
 また、趣味や睡眠時間は無理をして削らないように心がけました。これによって、日々とにかく机に向かう習慣はつきましたし、ストレスをため込まずに受験生活を送れたと思います。

弱点科目との向き合い方

 私の弱点科目は数学です。私は過去問演習でも模試でも60点以上取ったことがありません。20点台も全く珍しくありませんでした。数学を得意としている人たちは平気で80点以上取るので理科一科目をそのままドブに捨てているようなものです。
 私は毎日少しでもいいから数学に接することを心がけ、弱点科目を「嫌いな科目」にしないようにすることが必要だと感じ、唯一得意だった積分による求積問題を毎回解くことによって、ミクロな成功体験を積み重ねることを習慣にしました。

各教科の学習方法

  • 国語(現代文)

評論が批判しがちな対象、強調しがちな事象を見極め、いつでも求められる回答を書けるようにしておきましょう。

二年生の時に受講した林修先生の「現代文記述・論述トレーニング」という講座は解答を作り上げる力を養成するのにとても効果的でした。

また、共通テスト演習において、選択肢として提示されている文を記述で導けるようにするという方法は、一石二鳥を狙えるのでお勧めします。

  • 物理

数学に次ぐ弱点科目だったので、せめて30点は取れるようにする必要があると感じ、そのために力学と電磁気学のどちらかは完璧に仕上げる必要があり、私は電磁気学を極めようという結論に至りました。

基本的には過去問の復習に専念し、電磁気学のみ学校で購入した問題集を用いて演習量を確保しました。

  • 化学

高2の冬休みに有機化学に魅せられ、得点源にするために集中的に基礎知識のインプットと演習を繰り返しました。

インプットには教科書や参考書をもとに反応や実験手順をひたすらノートに反復し、ある程度身についたら友人に協力を仰いで、明快に説明できるかどうかの確認を欠かさないようにしました。

演習には他大学(東北大など)の過去問を使用し、解答時間の感覚を養うことも意識しました。

試験本番では予定通り丁寧に有機化学の大問を解くことができ、2日目の幸先のいいスタートをもたらしてくれました。

  • 英語

模試と過去問演習の復習が最も効果的であり、着実に点数を伸ばせる教科だと思います。

早めに問題を解く順番を確定させ、小問ごとの得点戦略を不断にメンテナンスすべきです。

また、特に要約、英作文において、解答作成には洗練された日本語運用能力が求められます。

和文和訳能力は早いうちから英作文問題に絞って取り組むことで養成しました。

  • 社会(日本史)

教科書を読みこみ、授業の枠内での完璧な理解を心掛けました。

また、この上なく好きな科目だったので、まず日本史からその日の学習を始めることによってモチベーションを維持していました。

■東進東大特進コースについて

 高校に入学して即戦力となったのはやはり英単語・熟語の高速マスター基礎力養成講座でした。
 特に、英単語1800日本語入力編は、選択式で覚えた気になっていた単語を確実に定着させるうえですさまじい効果を発揮してくれたと思っています。
 受講では、長岡恭史先生の東大対策理系数学が、私の数学における唯一の得意分野である求積を伸ばす契機となりました。
 また、鎌田真彰先生の東大対策化学は、苦手としていた定量問題に向き合うことが出来るようになるきっかけとなりました。
 そして、最も役に立った東進のコンテンツは、東大本番レベル模試です。
 高2の最初の模試から受験することによって、早くから得点戦略の見通しを持ち、学習計画を策定・修正する上での羅針盤として機能させることができました。また、とにかく回数が多く、返却が早いのも魅力です。記憶の新しいうちに、正確な添削が手元にある状況で復習を行えるのは、受験生にとって何物にも代えがたい学習機会でしょう。
 日常的な面では、校舎に必ず毎日通い、特に休みの日は開校から閉校までいる習慣をつけることで、常に仲間が勉強している空間に身を置き、必要に応じて友人と学習について相談したり議論したりできた事が、志望校へ向かう意志を固く保つうえで大きなアドバンテージとなったことは疑うべくもありません。
 受験直前には、第一志望校対策演習を活用し、苦手分野を補強し、万全な状態で受験に臨む準備を整えることができました。
 東進が私の合格を決定づけたのは、以上の点から確実と言えるでしょう。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 古典の学習を怠ったことだけは後悔しています。
 基礎知識の欠如のため、模試での回答が再現性に欠けるものとなり、効果的な学習ができませんでした。
 これから受験する皆さんには、古典知識のメンテナンスを強く推奨します。
 また、周囲の友人は大切です。もし皆さんに耳の痛いことを言ってくれる友人がいるとすれば、皆さんの合格は半分ぐらい保証されているといっても過言ではありません。