はじめに
上記の模試のデータから分かるとは思いますが私はギリギリ間に合った受験生の一人です。実際同じ高校の志望者たちの中でも底辺を這いつくばってきた自分が受かるとは、夢にも思っていませんでした。似た状況の後輩の自信につながるならいいけれど、自分が東大合格の必要条件ではあるが十分条件ではないのは明らかでしょう。よってタイトルのように皆さんには私を抜かして(ぶっちぎりだぜぇ!)より着実に合格を手にしてほしいと思います。
一年生
英語は幼い時から英会話教室に通っていたのでセンターレベルはほぼ完成していました。自分の中で「これだけは負けない」という科目を1個でも持っておくと受験期には大きな心の支えになるでしょう。この時は定期テストに比重を置いていて、文理問わずまんべんなく学習していました。時期的にも余裕もあるので、学校特有のイベント、プログラムがあれば積極的に参加することをお勧めします。
二年生
夏頃から本格的な受験を意識し始めました。まずは三教科の基礎完成を重点的にしようと思っていましたが、このペースでは全科目間に合わないと気づき、加えて理科の早期学習も心掛けました。この時に古漢の単語、句法をある程度叩き込んだおかげで三年生では理系科目に時間を割くことができました。
三年生からセンター前まで
部活を4月に引退して完全に受験モードです。ここからは教科ごとに紹介しようと思います。
演習で間違えた問題の収集と隙間時間の単語学習が主でした。たまに参考書『東大英語総講義』を気分転換に使いましたが英語での思考法がよくわかって面白かったのでお勧めします。
現代文は林修先生の授業がおすすめです。古漢は模試等で演習した文章をコピーし、そこに自分が必要なポイントを書き込んだマイノートみたいなものを作ってそれらを音読してました。
東大数学は普通の問題集では歯が立たないという都市伝説の盲信者(猛省)だった自分は東大特進の授業を徹底しようと長岡恭史先生の授業をひたすらこなしていました。秋から冬にかけては過去問も20年分遡りましたが、それでも直前まで3完が危ういという状況が続きました。
去年やったはずが基礎がボロボロで、東進の講座で夏までもう1回学習しました(涙)。もう時間がなかったので、秋からは上級者向けの問題集に×の海に溺れながら取り組みました。
センター50日前から1日1年分演習し、ひたすら間違いノートを作ってました。
センターから二次まで
10月頃に直近10年分の過去問をやっていたので、5年分の2周目と模試の復習に取り組みました。その際、「なぜ」その答えになるかを重視して深堀しました。本番1週間前から松田聡平先生の模試解説授業を観て、そこでやっと解法にいきなり飛びつくのではなく、問題をマクロに観察することを覚えました(遅い!)。
長岡恭史先生の東大特進数学と林修先生の東大現代文を取らせていただきました。数学では学校ではなかなか教えてくれない受験のポイント(存在命題など)を教えてもらえ、学習意欲が高まったと思います。現代文では、今までは文章をセンス良く解釈してきれいにまとめるものだと思っていたのを、本文に根拠をみつけ、文章の構造を理解しているとアピールするちゃんとした科目だと教えてもらえて目から鱗が落ちました。
また機会があるならぜひライブで受けることをお勧めします。たいていはt-PODで受講していましたがやはり生だと、周りの生徒の雰囲気等会場でしかわからないことがたくさんあります。
以上が私の勉強法です。地方のぺーぺーが書いたものなので、やはりマネするのは危険な体験談です(汗)。皆さんには私以上の作戦で合格を勝ち取ってほしいと願うばかりです。しかし、一つ皆さんに伝えられることがあるとすれば、それは上記の前期試験感想からもわかるように、ピークを本番に持っていけたことが私の勝因だろうということです。一年以上戦うであろう皆さんもたまには休みつつ、着実に日々筆を握ってピークをコントロールできるようにしてください。そして最後まで、自分を信じて頑張ってください。