東大受験における私の心持ちを書き連ねていきます。褒められたものではありませんが、参考にしてください。

志望動機

　高校生活のかなり序盤から、東大理科一類進学を志していました。以下が当初の志望理由です。

1）理系であること

2）一番難しい大学であること

3）どう考えても無謀な東大理三でないこと

4）理科一類と理科二類の違いはぜんぜん知らないけどとりあえず数字が早いほうであること

　このように志望理由と呼べるかも怪しいペラペラなものでした。しかし、薄い理由にもかかわらず、東大に入りたいという意志は一度として揺らいだことはありません。思うに、やっぱり熱意が大事なんじゃないでしょうか。絶対ここに進学するぞという熱意です。いわゆるモチベーションというやつです。志望理由が鮮明であるほうが熱意が入りやすいのは勿論ですが、私のように中身のない熱意だってちゃんと続けばそれでいいんです――と私は思っています。
※私と同じような心持ちの方々、このマインドを引っ提げての推薦合格はまずないので、潔く一般選抜で頑張りましょう。

受験勉強

　東大入試のための本格的な勉強の皮切りとなったのは、高2末に受験した東大入試同日体験受験です。早くもなく遅くもなくといった時期でしょうか。早々に志望校を決めていたとはいえ、それ以前はふつうに授業を受け、ふつうに課題は終わらず、ふつうに部活をやって、ふつうに授業で寝ていました。その結果模試はさっぱり分かりませんでしたが、成績分布をみる限りさっぱり分からなかったのは私だけではないようです。出遅れていないなら、あと一年必死こいて頑張ればなんとかなるだろと前向き（？）に考えました。その後一年は、先ほど言った通り必死こいて頑張りました。その中で役立ったものを以下に書いておきます。

1）過去問…………………………出題形式に慣れないまま本番に挑むのは大損です

2）国語・英語の記述の添削……添削してもらわないと修正点が分からず上達が難しいです

3）そしてもちろん東進…………言うまでもないです

　私が薦めなくとも皆さんやるものだとは思います。みんなやってるんだからぼくもやろう、ぐらいの心意気でよいかと。
※共通テスト対策はたぶん学校でやってくれますし、二次試験の勉強をやっていれば解けるようになります。あとは暇なときに社会の参考書を読む程度です。ちなみにここまでモチベーションが低い理由は得点圧縮にあります。ボーダーより10点高くても、圧縮後のアドバンテージはたったの1点です。どうですか。やってられないでしょう。
※私は私立大学は一校だけ受験しました。ただ進学する気は微塵もなく、試験本番という場に慣れることが目的でしたので、対策はほとんどしていません。私立受験に関しては個人により事情が様々かと思いますから、各自で判断するようにしてください。

本番

　これを読む方々は入試本番まで年単位の期間があるはずですので、ここで本番のことを長々書くのはナンセンスな気がします。ということで軽いアドバイスにとどめます。

• 共通テストは普通の問題しか出ませんから、普通に解いていきましょう。問題数が多いので、わからない問題は早めに飛ばすべきです。小中学校の同級生もたくさん来ているので、同窓会のようで無駄にたのしかったです。
• 二次試験は普通の問題はほぼ出ませんから、気合いで解いていきましょう。せっかくこの日のためにずっと勉強してきたのですから、たのしまないともったいないですよ。

　私が東進を利用したのは高校三年次の一年間でした。初めに強調しておきますが、東進は素晴らしいです。これは間違いありません。

講座

　受講した講座は主に以下の通りです。

• ハイレベル化学（東進衛星予備校）
• 東大過去問演習講座10年分
• 数学の真髄（以下東大特進コース）
• 東大特進化学
• 東大物理
• 東大英語 極！リスニング対策

　これらは全部役立ちます。ぜひ受けてほしいです。

東進のいいところ

• 授業を何度も見直せること

東進の講義が役立った一番の理由は間違いなくこれです。眠気やその他集中力の欠如なしに講義を受け続けるのは至難の業です（少なくとも私にとっては）。対面授業の場合聞き逃したらそれで終了ですが、映像なら心配いりません。巻き返しボタンを押せばいいのです。もちろん講義内容自体が難解な場合でも、2回3回と再受講すればさすがに理解できます。IT授業は、分かるまで聞き直せるから分かりやすいのです。考えてみれば当たり前のことですが、対面授業しか知らない私にとっては画期的でした。

• 講義の質が高いこと

言う必要もないことですが、講義内容は学びにあふれています。ちゃんと正しく受けたのに伸びないなんてことはないです。

• サービスが充実していること

ポケーっとしていても、東進スタッフの方々がLINEや面談を通していろいろ世話を焼いてくださいます。これは割と助かります。

　えーみなさん、既に頑張っていることとは思いますが、ぜひもっと頑張ってください笑。なんだってやってみれば意外とできるものです。やる気がでなくてもとりあえず自習室に行きましょう。がんばればがんばるほど、だんだん本番がたのしみになってきますよ。