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東京都 私立 桐朋高等学校 卒
東京大学 理科一類

須藤 瑞生さん

■センター試験得点 779点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 75 90 35 42 48 =290/440点
自己採点 70 93 30 43 44 =280/440点

■受験した感触・・・ さすがにこれなら大丈夫。友達もみんな通ってるといいな。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

国語は捨てたって受かるよ。

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望動機、スイッチが入ったきっかけ

 私は中学の時から数学が好きで高い水準の数学を学びたいと思っていたため高1の時から漠然と東大を意識していた。しかし高2の6月にノー勉で受けた高2東大本番レベル模試で同学年が母集団なのに数学の偏差値が50しかなくかつ理科一類E判定をとり、これはマズイと思い本格的に受験勉強を始めた。

時期ごとの勉強

  • 高2夏休み

自分はそれまでの学校の授業内容を忘れており、まずは復習から始めた。具体的には数学は学校で配布された教科書傍用問題集を繰り返し解くことで、また英語は単語帳をひたすら覚えることでそれ以降勉強をしていくうえで必要な基礎力をつけた。

  • 高2二学期~春休み

あくまで教科書傍用問題集や単語帳などの基礎をさらに身につけるための勉強をメインにしつつ、数学は東進の講座や参考書によって無理のない範囲で応用的な問題を解き始めた。理科は学校の授業についていくための勉強だけしていた。

  • 高3一学期

引き続き英数の基礎を再確認しつつ参考書を活用し、数学の応用問題を本格的に取り組んだ。また理科は教科書より少し程度の高い問題集を周回することで基礎を固め、英数は過去問演習を始めた。国語は古文単語帳を一冊と東大特進の漢文のテキストの基礎事項を暗記した。

  • 高3夏休み

物理は電磁気まで、化学は有機までの基礎が一通り身についたと思ったため理科の過去問を開始した。英数は学校の夏期講習の教材を演習素材としてひたすら演習をした他、数学は毎日一年分過去問をやった。夏の終わりには模試では合格点を超えるようになっていた。

  • 高3二学期

英数理は過去問演習講座や、過去問データベースを活用してひたすら問題を解き、万遍ない実力の獲得を目指した。二学期の終わりまでに国語以外の2013~2019年の過去問を二周終わらせた。

  • 共テ直前期

日本史は11月から教科書を読み、流れを理解して覚えた。また共テ直前でもあくまで二次試験の勉強を主軸に置いて、数英理の難易度の高い演習を重点的に行った。これによりいわゆる共テボケを最小限にとどめることができたのも勝因の一つだと思う。

  • 共テ後

東大の傾向に慣れることと実力の最終確認のため、過去問演習の復習や模試の過去問、AI予測問題演習などに取り組んだ。

数学について

 自分のように数学に自信のある人は焦って早い時期に難しすぎる応用問題に手を出してしまうことがあるが、知っていないとどうにもならないような基礎事項や知っていた方が有利な基礎事項も多くあるため、自信があってもまずは基礎をある程度仕上げてから応用に入ることをおすすめする。数学に自信のある人は発想力、公式運用能力が高いことが多く、基礎さえ仕上がれば数学で無双することも可能なため焦らずに着実に強くなっていくとよいと思う。

国語を捨てることについて

 自分はこの科目が中学の時からとても嫌いだった。国語は差がつく科目ではないため捨てて全体に余裕を持たせる判断はとても良い判断だったと思う。

■東進東大特進コースについて

東大特進の授業

  • 東大英語in Depth

扱う問題の解説に飛躍が少なくとても理解しやすい解説だった。またテストゼミの難易度は少し高めなものの、傾向は本番そっくりでいい練習になった。

  • 数学の真髄

テストゼミの青木純二先生の授業、添削は答案が日本語になっているかなどの自分があまり意識してこなかった点に言及していて答案を書く際の参考になった。

東大本番レベル模試

 返却が早く、受験者層も他の東大模試と大きくズレることはないため受けておいて損はない模試であると思う。また回数が年4回と格段に多いため一回でも多く本番形式に触れておきたい受験生にとってはありがたい。

過去問演習講座

 これまた返却が早く、返ってきた答案を見て一回目に解いたときのことを忘れる前に復習するのに役立った。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 正直私は高校三年になっても一日一時間くらいゲームをしていたり(直前期には国語の勉強をさぼってまでやっていた)、学校の課題をさぼったり不真面目な受験生だった。そんな自分でも合格できたのは自分の適性、才能に合った努力、戦略(国語を捨てる決断など)ができたからだと信じる。これを読んでいる皆さんも自分をよく知り、自分に合った勉強をしてぜひ東大に合格してほしい。