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静岡県 県立 静岡高等学校 卒
東京大学 理科一類

鶴間 光さん

■共通テスト得点 914点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 地理

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 78 60 54 41 22 =255/440点
自己採点 75 55 40 40 20 =230/440点

■受験した感触・・・ なんか難化したなあ

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 E 理科一類 A 理科一類 B 理科一類 B

努力のおかげ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 自分しか伝えられないこととして、本番のことについてできるだけ詳しく書きたいと思います。

2/24 東京入り

 新幹線では英語の過去問をやりました。慶應を受験したおかげで、東京の雰囲気に慣れていたので変な気分にはなりませんでした。東京に着いたら次の日のルートを一回辿り、会場の場所を確認しました。電車で行く友達もいましたが、私は徒歩で行くことにしました。テレビで下半身の運動は脳の活性化に繋がると言っていたからです(笑)。
 東京ドームホテルに前泊したのですが、1時くらいに着いてからチェックインするまで時間がけっこうあり、あたりを探し回っても勉強するところがなく、その時間を無駄にしてしまいました。チェックインしてからは20階から東京を見下ろしながら気持ちよく勉強しました。数学は、過去問の中でちょっと煩雑な求積、確率、領域の問題を選んで計算練習をしました。国語はあらかじめまとめてあった漢文句法、古文単語を復習し、現代文は数年前の過去問の文章を読むだけにしました。
 夜はホテルで売ってた高そうな焼肉弁当を食べながらテレビをみていました。万が一のことを考えコチュジャンの量は控えめにしました(笑)。10時には勉強を切り上げ、10時半には寝ました。

2/25東大入試1日目

 朝は平常心で、緊張もせず、朝ごはんを大量に食べました。開門時間からちょっと過ぎたくらいにつくように出発し、前日通りに歩いて本郷キャンパスに向かいました。近づくにつれ道に大量の賢そうな人達が満ちてきましたが、そのような人達も内心ではビビってんだろ!と心で叫んで自分も賢いフリをしました。そんな感じで私は模試みたいなテンションで行こうと思っていました。しかし、東大につくと、門の前でハグをして「行ってくるね」「息子よ愛してるわ」みたいな会話をしている親子などがいて、ここでつい“本番”という言葉の重さを感じてしまいました。やはり本番で緊張しないというのは不可能なのかもしれません。
 試験がスタートしました。
 国語は漢文、古文、現代文の順に20分、20分、60分で解くことにしていました。漢文がよくできたので緊張も自然と消え、計画通りちゃんと終わりました。昼休みは同じ高校の友達4人で安田講堂の前でランチをし、散歩をしました。この時は優雅な気分でした。
 長い休み時間はすぐに終わり、数学が始まりました。数学には自信があり、80点くらいはとる予定でした。しかし、いきなり1問目から凡ミスをして計算が合わず、間違いに気づくまでかなり時間を使ってしまいました。なんとかそこで1完できましたが、なかなか次の完は生まれませんでした。そして当然パニック。試験中なのに浪人するかしないかについて考えていました。でも絶対に三年間の頑張りを無駄にするわけにはいかないと思い、部分点を稼ぎまくることに専念しました。
 試験が終わってからはずっとドンヨリーヌでした。
 人生でここまでしんどかったのは初めてです。
 ネットでやはり数学は難化だったと知りましたが、傷は癒えませんでした。それでも手は止めず、模試の過去問のリスニングをちょっとだけしました。情緒が激しく変動したので、疲れていてすぐに寝てしまいました。

2/26東大入試2日目

 目が覚めてもドンヨリーヌでした。母親は心配していたそうです。できるだけたくさんご飯を食べて、出発しました。今度は逆に、試験場に近づくにつれ、メンタルが自然と前向きになっていきました。
 あまりよく覚えていませんが、物理も化学もその後の英語も平常心で受けることができました(結構ミスはしてました)。ここで字数オーバーですごめんなさい!

■東進東大特進コースについて

東進リスニングアプリ

 本番は運良く音質が良かったが、雑音入りの練習ができたことで不安が和らいだ・ちょっとした隙間時間に使えたのが良かった

過去問演習講座

 一年間の勉強の軸となった・添削から解説授業まで全てが丁寧で最高の質だった・すぐに返してくれるから復習がしやすい・ネット上でいつでもどこでも見れたから、登下校の電車で復習ができた

東進スタッフ

 定期的に電話をかけてくれて、心が温まった・すぐ聞ける安心感が良かった

東大本番レベル模試

 定期的にあるのでそれを軸に学習を進めることができた・復習ツールが充実している・まさに「本番レベル」で、東大の傾向にあっていた・返却が早く復習しやすかった・自分の弱点の分析に役立った

講師について

 東大特進の先生はベテランで、信頼できました。私は受験のためだけの勉強ではなく、学問としての“根本理解”がしたかったのですが、参考書だけの学習ではなかなか難しいと感じていました。しかし高三になって東大特進に入ってから、青木純二先生や苑田尚之先生が、まさに私の知りたかったことを教えてくださいました。そのおかげでぐんぐんと成績が上がったと思います。また、宮崎尊先生は言語としての英語の面白さを教えてくださり、聞き飽きることがなく、英語がより好きになりました。鎌田真彰先生の化学のテキストや、寺師貴憲先生、栗原隆先生の直前期チェックの漢文や古文のプリントは本番も持って行って最終確認に使いました。
 東大特進に入って本当によかったです!

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 私の受験体験記が何かの参考になると嬉しいです。
 今思えば、私の合格は受験当日のメンタルを完全に制御できていなかったという意味で完全な勝利ではなかったのかもしれません。しかし、そのような最悪の状態でもなんとかなったのは、100%努力のおかげです。メンタルの強化は難しいですが、やるべき事は勉強一本です。受験勉強の目標は、運要素を極限まで小さくすることだと思います。頑張れ受験生!