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愛知県 私立 海陽中等教育学校 卒
東京大学 理科一類

瀧本 吉平さん

■センター試験得点 826点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 77 96 42 37 40 =292/440点
自己採点 70 80 30 30 30 =240/440点

■受験した感触・・・ 受かった

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 B 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

大切なのはイメージだ

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 東京大学は無理な出題は少ない割に、典型問題は無いので、良問は多い。科目数が多いため、幅広い戦略が考えられる。それも相まって、案外、点数は取りやすいので、とりあえず目指してみるのも良い。まずは、自分の得意・不得意を考えて、何となく合計点数が240点になるように各科目に点数を振り分けて、一科目ずつクリアしていくイメージが出来れば、後は運さえあれば普通に受かる。

国語~運~

 国語は本当に嫌だった。直前になって、学校の先生に国語にも配点があると注意を受けたがよく分からなかった。国語は30~40点をランダムに与えるボーナスポイントだ。古文・漢文は真面目に勉強しても、その時代の人の感覚が理解できなかったら、全く違う方向に読み違えてしまう。現代文は謎すぎる。東大の問題は、こんな簡潔でいいのか、って感じ。東大現代文だと、どうやってつなごうか困ることが多かった。対処法は最後まで分からなかった。共テでさえ真面目に過去問や予想問題をたくさんやったが、解き方が分からず、150点しか取れなかったし、シンプルに他の科目ほど才能なかったらしい。点数は才能で決まる前提で考えたほうが良い。林修先生の授業は全部取って、国語力の維持を図りながら、12~1月に古・漢を集中的にやってそのままのノリで2次に突っ込んだ。成長は全く感じられなかったが、やらないよりはましだった気がする。

数学~メンタル~

 東大数学に特別な解法は要らない。よく言われていることだ。「数学なんて、たくさんある解答のどれか一つを時間内に書き切ればいい。しかも、見たことある解答でいい。もし仮に、気づかない解答が1問あったとして、残りの5問で100点、記述ミスを引かれても80点なんて切らない。」競技数学勢の友達に本番2日前に言われた。そうやって言われると、自分でも70点は切らない謎の自信が生まれた(単純)。数学はやらないと忘れるので、とりあえず難しい問題があったら解いた。そしたら、数学の感覚を安定させることが出来た。8月くらいまで学校の授業しか数学をやってなくて、思ったよりも取れない時期があったが、9月から友達の問題を横から解くようになってから安定しだした。特に、東工大受験生は共通テスト&国語の勉強をせず、数学と理科ばかり解いてるから、よく数学の問題を一緒に解いた。

英語~努力~

 一応、一番時間をかけた科目である。まず最も重要なのはやはり単語。あとは、取れる問題を取ること。東大では主に、英作文とリスニングが安定しやすい。ここで8割以上取ることが目標になる。英作文は、英作文の参考書を覚えれると、なぜかわからないが、とても書きやすくなった。リスニングは12月ぐらいに共テリスニングの対策をしだすので、その時ぐらいから、ついでに東大リスニングを毎日聞くようにしたら、共テ後には、8割取れるようになっていた。あとは、宮崎尊先生の「東大特進英語」を受講していた。すると、70点以上を安定してとれるようになった。英語は帰国子女を除けば、努力勝負だからテストの中では1番好き。

理科~演習量~

 理科は基本的に別解はない。なので、重要なのは見たことある解き方を増やすことだ。つまり、演習量がものをいう。理科はとりあえず、問題集を夏休みまでに終わらせて、典型問題を解けるようにして、あとは過去問を解いてた。

■東進東大特進コースについて

 中学の時に、数学特待で東進衛星予備校に入って、数Ⅲまで一通り履修したのは、高3では忘れてけど感覚的に覚えていたから役立った。
 高校では、主に3年生から東大特進コースを利用し、講師陣が非常に優秀であったため、どの科目も東大対策としては十分だった。個人的には、苑田尚之先生の「東大物理」は非常に良かった。物理の本質が理解できた気がして、入試レベルなら、どんな問題でも普通に解けるような気がしていた。あの全能感が気持ちよかった。他には宮崎尊先生の「東大特進英語」のおかげで英語の構成を意識するようになり、東大対策だけでなく英語を学ぶ上で非常にためになった。青木純二先生の「数学の真髄」では、論理に重点を置いて学べたため、答えを合わせる答案から答えを導く答案を書けるようになった。東大本番レベル模試は、返却までの時間が圧倒的に短いので、自分の状態がすぐ知れたのが良かった。東進の授業の良い所は、自分のペースで進められる点で、このおかげで、先取り学習が楽にできる。自分の好きな科目を先取り学習するのは、受験において大きなアドバンテージになるので、好きな科目を中心的に学習することを勧める。過去問演習講座は、解答・解説はもちろん、解説授業+添削があり、印刷すると、赤本とかよりも問題が見やすいので、結構使い勝手が良かった。こうして書いてみると、苦手科目の克服も得意科目を伸ばすのも含め、東進の利用がかなり自分の力を基礎づけていたと実感する。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 大学入試はやることは人によって違うので、自分で何をするか決める必要があるけど、やらなければいけないことは分かりやすいです。また、受かるかどうかは結果が出るまで分からないので、心配事をせず、入試本番まで自分を高め続けることが一番重要です。これを「人事を尽くして天命を待つ」といいます。