■共通テスト得点 948点/1000点
■共通テスト得点選択科目 物理 化学 日本史
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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物理 |
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化学 |
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開示得点 |
73 |
+ |
61 |
+ |
47 |
+ |
34 |
+ |
37 |
=252/440点 |
自己採点 |
75 |
+ |
55 |
+ |
45 |
+ |
40 |
+ |
35 |
=250/440点 |
■受験した感触・・・ 数学、化学の難化と、リスニングの反響のせいもあり、普段よりは点が伸びなかった。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
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理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
理科一類 |
A |
東大合格に向けて
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
志望理由
私が東京大学を志望するようになったのは高校2年生の頃でした。私は小学生のころから化学に興味を持ち、将来は化学の研究をしたいと考えていたので、それをかなえるために日本でトップレベルの大学で学びたいと考えたことが志望した理由です。
うまくいったこと
- 受験を意識し始めたのは高校2年生の初めのころで、周りの生徒との学力の差を実感し、差を埋めるために必死になって勉強していました。このころ必死に勉強したおかげで後の受験勉強では余裕をもって学習できたので、早めに始めていて本当に良かったと思います。
- 何か1つでも得意といえる教科を持っておくことができたのもよかったと思っています。私の場合は化学が得意で、受験勉強終盤では化学を学ぶ時間を他の苦手な教科の学習に充てることができたので、皆さんも得意教科を早めに完成させておくとよいと思います。化学難化のせいで本番の点数はあまり振るわなかったですが、ほかでカバーできたのは、このおかげだと思っています。
- 計画的に勉強できたのもよかったです。何月までにどの参考書をどこまで終わらせるかということを定期的に考えるようにしていて、そのおかげで変に焦って難しい参考書に手を出したり、怠けて終わらせるのが遅くなったりせずに、着実に学習を進めることができました。
- 本番に近い雰囲気を何度か体験できたことも精神的によかったです。全国統一高校生テストの決勝大会や化学グランプリなどを通してレベルの高い学生と一緒の空間で試験を受けるということを何度か経験できました。また、私立で慶應義塾大学の医学部を受験し、実際に本番の試験の経験を積めたこともよかったです。
うまくいかなかったこと
- 共通テストの対策はうまくいかないことだらけでした。二次試験で使わない日本史と情報の勉強は本番直前までほとんど触れておらず、焦って勉強することになりました。東大では共通テストの点数はかなり圧縮されますが、だからといってある程度はできなければ足切りの心配もありますし、何より二次試験で巻き返さなければならないというプレッシャーを感じることにつながります。油断しすぎずに少しでもやっておくべきでした。
- 本番の教室の環境についても想像しておくべきでした。東大は英語のリスニングでかなりはっきりと聞き取れる教室もあれば、反響して聞き取りづらい教室もあります。私が受けた教室は後者のほうで、試験中かなり焦りました。そうならないためにも受験前にできる限り多くの情報を集め、万全の状態にしておくことが大切だと思います。
- メンタルが弱くて周りと比べて自分を卑下したり、結果に一喜一憂したりしてしまったのもよくなかったです。他者と比べるのももちろん大切かもしれませんが、気にしすぎるのもよくないです。自分に何が足りていないのかをしっかり分析したほうがいいと思います。また、悪い結果に落ち込んでしまうのは仕方ありませんが、落ち込むままではなく原因を突き止めて改善策を考える、というように結果をいい方向に導くために使うのが大切です。
- 模試の復習も、もっときちんとすべきでした。模試で間違えた問題は、自分にとっての伸びしろになります。次に聞かれたら絶対にこたえられる、という状態までもっていくことが大切だと思いました。
■東進東大特進コースについて
受講講座
苑田尚之先生の授業は物理を深く理解することにつながります。私は物理が得意ではなかったですが、深く理解できることを楽しく思いながら勉強することができたので受講して本当に良かったと思っています。
鎌田真彰先生の授業は高校化学で必要とされる膨大な知識を整理し、理解するのに役立ちました。これらの知識はのちの受験勉強の根幹となる、極めて重要なものです。これらの知識を深く理解できたので受講して本当に良かったと思っています。
東大本番レベル模試
今の自分の学力と合格のために求められる学力との差を理解することができるので受験してよかったと思います。難しくて解けない問題もあるかと思いますが、間違えた問題を次は解けるようにすることができれば、自分の学力を向上させることもできます。
過去問演習講座
私は27年分の過去問を解ききったのですが、実際に出題された問題に触れることで出題傾向をしっかり理解することができますし、東大の問題は質もいいので学力を高めることにもつながります。周りに添削を頼める人が少なかった自分にとって、添削付きでかなりの演習量を確保できたこの講座は意義あるものになったと思っています。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
精神的な強さが受験において重要だと思います。本番の雰囲気にのまれてしまって自分の本来の力を十分に発揮できないと、意味がありません。逆に、本番で点が取れさえすれば模試の成績がどんなに悪くても問題ないのです。だから、本番でいかにして自分の得点を最大化できるかを考えたほうがいいと思います。模試が悪かったなら、なぜ悪かったか、どうしたら直るかを考えることが本番の得点を高めるために必要です。会場の雰囲気にのまれないようにあらゆる事態を想定し、情報を得ておくことも有効です。何事にも動じない強い精神力を持つことは難しいと思いますが、動揺しないための準備をすることは可能だと思います。本番を常に意識して準備を進めていくことが必要だと思います。