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岡山県 私立 岡山白陵高等学校 卒
東京大学 理科一類

鈴木 愷さん

■センター試験得点 825点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 98 54 32 46 37 =267/440点
自己採点 95 45 35 30 45 =250/440点

■受験した感触・・・ まあ受かってそう

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 A

受験を終えてのアドバイス

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 自分が東京大学を志望し始めたのは高1の始めです。まあまあ早い時期に決めたと思います。東京大学を志望した理由は単純明快で、日本で一番の大学だからです(笑)。ここでは勉強方法や、その他についてのアドバイスなどを紹介していきたいと思うので、後輩の皆様のお役に立てれば幸いです。

勉強方法

 これを見ている皆さんは第一志望合格に向けて毎日ガツガツ勉強している(はず)だと思いますが、一番大事なことは、できるだけ多くの問題を解きできるだけ多くの知識を詰めることではなく、理解することです。もちろん知識の詰め込みや暗記がいらないというわけではありません。無機化学や世界史等では暗記は必要ですし、受験直前では悪あがきの知識詰めが功を奏すこともあります。しかし皆さんは受験までまだ十分な日数があります。だからこそ自分で考え、理解することを怠ってほしくありません。特に本質を理解するということは。最も重要といっても過言ではありません。大学に入ってからは学問は単なる成績決めの材料ではなく、学問について深く理解・探究していかなければならなくなります。だからこそ今のうちからその姿勢を養っておきましょう。その学問への姿勢は、あなたが勉強に対して「おもしろい!」と思えるような瞬間を作るのきっと役立ってくれるはすです。

勉強以外のこと

  • ホテル

自分は地方出身なので、今からするアドバイスは地方の人向けになるかもしれません。都会の人は役立つとこだけ拾って後は右から左へ聞き流す程度で聞いてもらえれば嬉しいです。まず、地方出身の人にとって大きな壁となるのがホテルです。まずホテルを取ること自体が難しく、早いうちから予約しておきましょう。そして、ホテルをとってもまだまだ大きな壁があります。環境の違いです。普段と違う環境の中で一夜を過ごして、自分の実力を出し切るというのはとても難しいです。自分もホテルの枕が硬すぎてあまりよく眠れませんでした。こういうことを防ぐために、受験当日に泊まるであろうホテルに一回ぐらい泊まっておくことをおすすめします。個人的には夏の東大模試の時に泊まって、東京で模擬試験を受けるのをおすすめします。秋模試の時に来てもいいですが、秋は勉強に熱が入ってくる時期なので夏のほうがおすすめです。東京がどういうところかを知ることができるのもポイントです。この仮本番で学んだことをまとめて本番で活かしましょう。

  • 受験当日

受験当日も色々な悪魔が潜んでいます。まず当たり前ですが緊張が襲ってきます。入試という大一番を前に緊張しない人は(ほとんど)いません。極度の緊張はいけませんが少々の緊張はパフォーマンスを上げてくれます。少々の緊張までに抑えておくために腹式呼吸くらいは練習しといたほうがいいかもしれません笑。そして休憩時間は必ず歩きましょう。長時間椅子に座っていると筋肉が凝り固まって無駄に緊張してしまいます。共通テストでも東大の二次試験でもそうですが、各科目間の休憩時間は長いので、外の空気を吸ってリフレッシュしておくといいでしょう。ちなみに外に出ると必ず大人数で答え合わせをしている集団がいるので、自分の答えによっぽどの自身がある場合を除いて人があまりいない所を歩くのをおすすめします。ところで余談ですが東大の入試本番には歩道で『入試予想問題集』なるものを配っている人たちがいます。ちなみに中身はその年に起こった出来事を風刺したりしている作品でありとてもおもしろいです。自分は休み時間中に読んで笑いをこらえていました。こういう緊張のほぐし方もありますよ、という話でした。

■東進東大特進コースについて

授業・講師

 東進の講師方は本質をおさえた授業を提供してくれるので、とても役に立ちました。特に苑田尚之先生の物理、青木純二先生の数学はスーパーすごかったです。

東大本番レベル模試

 年に4回というとても高い頻度で開催される模試です。模試の問題は良質で、さらに各教科解説授業がついてくるので、分からなかった問題の解説授業を見るだけでもかなりの力がつきます。全体概観と呼ばれる各科目ごとの試験の全体の講評を扱うパートでは、問題の難易度、点の取り所等をチェックでき、自分の戦略を振り返ることができます。東大の試験は全ての問題で点を取る試験ではないので、各科目とも試験戦略が大きな影響を持ちます。そういった意味で、東大本番レベル模試は学力面のみならず、戦略面でも役に立ってくれた模試だと思います。

第一志望校対策演習

 第一志望校対策演習では、分野ごとに分かれて問題が用意されているので、自分の弱点となる分野を補強することができます。さらに問題のストックも素晴らしく夏~秋くらいにやり始めることをおすすめします。一問ずつ解くのもいいですが、模試前等には自分でセットを作って解くことをおすすめします。そのときには各大問ごとの難易度を自分で分析し、限られた時間内で得点を最大化する戦略を立てて臨んでください。解き終わった後は合格者平均点(各問題ごとに見ることができます)と照らし合わせ、自分の戦略が正しかったかをよく分析しましょう。とりあえずこの第一志望校対策演習をやっておけば演習量で遅れをとることはないでしょう。

AI予測問題演習

 AIが今年出題されそうな問題を予測して組み立てられた問題セットです。普通に当たります。完璧に当たるとまではいかなくても、考えやポイントが被ることがあるので、やっておいて損はないでしょう。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 後輩たちへ、とりあえず体調を崩さないで!追い込むことも大事ですが体を壊さないことはもっと大事です。体を壊さないためならYouTubeを見ても大丈夫です!先輩は受験当日まで毎日YouTubeを見てても受かったぞ!後はまあ、楽しく話せる友達はいたほうがいいぞ!