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北海道 道立 札幌南高等学校 卒
東京大学 理科一類

西森 陽飛さん

■共通テスト得点 921点/1000点

■共通テスト得点選択科目 物理 化学 日本史

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 72 35 52 47 14 =220/440点
自己採点 70 35 45 50 20 =220/440点

■受験した感触・・・ 手応えない2 数学と化学が全くできなかった。カナダの首都オタワ

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 B 理科一類 C 理科一類 E 理科一類 E

模試は模試、自分は誰よりも本番に強い

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 私は中学生のころから何となく東大に行きたいなと考えており、そのまま高校でも東大を志望大学にして受験をしました。上記の成績を見ればわかる通り、私は全く東大にいけるような成績を取っていませんでしたが、諦めることなく、結果、東大に合格することができました。私のように成績があまりよくなく、東大は難しいのではないかと悩んでいる方を勇気づけられたら幸いです。

学習の進度と学年

  • ~高校入学

私は公立中学を卒業し、高校受験をして公立高校に進んだので、高校受験が終わるまで高校の勉強は全くしていませんでした。高校受験が終わった後は、高校入学前に東進に入り、数学と英語の勉強を始め、入学時までには数学は二次関数、英語は高速マスター1800を終わらせました。

  • 高校一年生

東進で数学と英語の受講をし、高二になる前に数学は数学Ⅲ・Cまで、英語は高校の英文法を終わらせました。この頃は先取りをするのが楽しく、無我夢中で勉強していたと思います。

  • 高校二年生

東進で物理、化学、国語の受講を始め、数学、英語はより難易度の高い授業を受けました。高二になったと同時に東大特進も始めました。高一の時に先取りをしていたおかげで模試の判定は良かったです。

  • 高校三年生春

記述型の問題に本格的に取り組み始めました。高二の三月で部活は引退しました。物理と化学の学習が追い付かず、模試で悪い点を取ることが増えていきました。良い手ごたえがあった模試もあまりなかったです。ただ、受験まではかなり時間があったので、ぼんやりとした不安があるだけでした。

  • 高校三年生夏

学校祭があり、準備などに忙しく、あまり勉強はしませんでした。理科の学習が全く進んでいなかったので、夏模試の結果はさんざんでした。ただ、東大の五月祭にいったり、東京に林修先生の授業を受けに行ったりして、ライバルの存在を肌で感じられたことは大きかったと思います。

  • 高校三年生秋

だんだんと学校が受験モードになってきて、焦り始めました。英語と国語はある程度力が付いてきていたので、理系教科の強化(きょうかだけに(笑))に注力しました。夏休みが終わり、学校の授業が始まるので一日一日が本当に一瞬で過ぎて行き、自分のやりたい勉強があまりできなかったです。そのような調子で秋模試も受けることになり、結果はひどかったです。ただ、自分の弱点がはっきりとし、どこを勉強すればよいのかが分かったので、あまり残念には思いませんでした。

  • 高校三年生冬

共通テストの対策も学校で始まりました。共通テストに対して自分はあまり苦手意識はなかったので、記述型の問題とは違った一種のゲームだと思ってやっていました。自分は化学が不得意なのですが、共通テストの演習を通して化学の知識と基本的な問題の解き方が身に付き、結果的に記述型の力も付いたと思います。また、共通テストリーディングはパッパと英文を読む力が必要なので、演習を通して素早く読む力も付いたと思います。東大の英語は時間がとにかく厳しいので共テの演習も良い訓練になったと思います。共テリーディングは20分余しを目標にして解いていました。

  • 共通テストまで

一週間ほど前から共通テストの対策を本格的に始めました。共テの演習パックを解きましたが、思ったより点数が取れなくて焦りました。本番の直前はパック問題より過去問を解くことをお勧めします。また、自分は日本史が大の苦手で全く勉強もしていなかったので本番までどうなるか不安でしたが、(運よく)点が取れて一安心でした。

  • 二次試験まで

共通テストの一週間後にある東大本番レベル模試に向けて翌日から二次試験の勉強を始めました。この切り替えの早さがとてもよかったと思います。目標にしていた900点に届いていたので、とりあえず足切りの心配もなく勉強を進められました。ここからは今までの振り返りにシフトチェンジしました。過去問は意外と時間がかかるので早めに始めるとよいです(2週間前とか)。入試本番は母と行き、東京ドームホテルに自分一人で泊まりました。孤独でしたが、それがよかったと思います。数学と化学があまり解けず、不安でしたが高校の同級生と昼休みに集まって話し、他の人も同じ状況だと知って安心しました。失敗しても落ちるわけではないのであきらめないことが大切だと思います。

■東進東大特進コースについて

  • ハイレベル物理

苑田尚之先生は物理が描く世界や公式の成り立ちから説明してくださるので、忘れることがありません。難易度が高く、授業も長いので心が折れそうになりますが、乗り越えたら物理の力が必ず付く講座なので頑張ってください。また、板書量が膨大ですが、すべて手で写すことが大事だと思います。理解していなくても、いずれ理解できます。

  • 数学の真髄

今まで単品で使っていた道具を様々な問題で使えるようにしてくださいます。教科書を自分で読んでいるだけでは気付かない‘当たり前’に気付かせてくださる授業で、初めて受けた時は目から鱗です。この講座を受けたおかげで数学の楽しさを知れたと思います。

  • 東大現代文

授業では本文を蛍光ペンで分解しながら丁寧に解説してくださいます。どこをどうして良いか分かりにくい現代文で、なぜこの答えになるのかということを明確に示してくださるので、文系理系問わず是非受けて欲しいです。(対面授業では林修先生の雑談がとても面白いので地方勢も夏休みなどで一度は生授業を聞いてみてください!)

  • 東大本番レベル模試

返却がとても速いので、素晴らしいと思います。問題の質も他塾に比べて一番良いです。記憶が新しい分どこでどう間違えたのかが復習しやすいと思うので、すぐに振り返ることが大事だと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 正直私は他人には成績が悪いので受かると思われていなかったと思います。ただ、自分が東大に合格するということは誰よりも信じていました。どんな成績を取ろうとも自分は絶対受かると思い込んで日々の生活、勉強をしました。受験は諦めない、メンタルの戦いでもあると思います。また、運もあります。入試当日に運がよくなるように日々強く願い続けることが大切です。皆さんも諦めないで、自分の合格を信じて突き進んでください。皆さんの合格報告楽しみにしています。―願えば叶うから―