私が本格的に受験勉強をし始めたのは高2の2学期からです。バスケ部に所属していて月曜日と木曜日しか午後の時間は活用できなく、それ以外の日は部活後なんとか東進に行って眠気と闘いながらも勉強していました。このおかげで勉強する習慣はついていったと思います。
私は小学校の2年生から6年生までアメリカに住んでいたので、この体験記は是非同じ帰国生の生徒に特に読んでもらいたいと思います。これから述べる各科目の勉強法は受かった今だからこそよかったのかなとは思いますが、もちろんすべてが正しいとは言えないので、いろいろな人の勉強法を参考にしながら自分独自の勉強法を確立するのが一番だと思います。
国語
計7年間海外に住んでいたので当然のことながら一番苦手でした。
林修先生の授業を受けるまでは感覚でしか解いてませんでしたが、受けた後はすごいすっきりしました。正直私みたいに現代文に苦手意識がある人はそこら辺の参考書をやるよりも林修先生の授業を受けてしっかり吸収することが一番大事だと思います。高2中に東進のハイレベル現代文トレーニングを終えた後、高3のプレ講座から受け始めました。
古典はひたすら学校の授業についていくのと単語帳をやっていました。古文は単語と助詞助動詞、漢文は句形などそれぞれある程度の基本事項を抑えれば大失敗することはないと思います。私もここでなるべく周りに差を付けられないように知識の確認は度々行っていました。
国語はたとえどんなに苦手であれ、ある程度解き方や知識を頭に入れれば過去問演習で十分だと思います。
数学
東進の通期講座である長岡恭史先生の東大対策数学を取っていました。高3の夏前までに1周は終わらせ、そこから2周目、3周目と解いたことによって、得意科目とまではいかないものの大失敗はない、ある一定のレベルまでには達することができました。高2中に英数は完成させろとよく言いますが、基準が難しいので、夏休みから過去問を解き始めてみていけると思ったら過去問をどんどん進めていくのがいいと思います。
物理
東進の通期講座である苑田尚之先生のハイレベル物理を取っていました。高2の2学期から始め、高2の春休み中に一周は終わらせましたが、到底一周では理解も難しかったので何度も復習しました。結局高3の夏休みまでその復習は長引いてしまい、問題演習がなかなか進められませんでした。この演習不足が不安要素になったと思います。物理は一度論理を理解したら、すぐに問題を通して確認するべきだったな、と思っています。
化学
化学はかなり好きでした。高2中に鎌田真彰先生のハイレベル化学を終わらせ、高3からは基礎問題精講を終わらせた後標準問題精講に移り、これは2周しました。高3からは鎌田真彰先生の東大特進化学も取りました。しかし夏前にある程度が自信がついてしまった結果夏はほとんど触れることがなく、夏が終わりふたを開けてみると化学の問題が解けなくなってしまっていて、1からとなってしまいました。あの時は本当に後悔したので、みなさんはたとえどんなに好きであったり得意であったりしても、忘れないように時々触れることを意識してください。
英語
過去問である程度の点数は取れていたので、通学中に記事を読んだり、寝る前に単語や音読、リスニングをしたりなどで対応していました。
私は数学と理科は20年分やりましたが、これはもちろん勉強のためでもあるのですが、本番のときに「あれだけやったんだから、大丈夫」と自分に言い聞かせるためにもやっていました。
やる気がなくなってしまう時期もあると思います。実際みんなそうです。ですがそこで自分が頑張ることによって周りと差をつけることができます。わたしは受験は量をやった者が勝ちだと思っているので、これを読む皆さんもぜひ最後まであきらめずに、自分の勉強量に自信をもって本番に挑めるよう、頑張ってください。