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兵庫県 私立 灘高等学校 卒
東京大学 理科一類

中島 望来さん

■センター試験得点 818点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 81 52 41 21 34 =229/440点
自己採点 70 55 55 20 30 =230/440点

■受験した感触・・・ 英語は手ごたえ過去最悪やし理科は頭回ってなかった……あと一年かな……

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 B 理科一類 A 理科一類 A 理科一類 B

自分なりのやり方、丁寧な積み重ね

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

志望動機

 私は幼い頃から、生物や工学、天体など、科学の幅広い分野に興味がありました。父母が色々な博物館に連れて行ってくれたり、図鑑を与えてくれたりしたからでしょうか。そこで大学の高度な授業を受けながら進路を決定できる東大理科を志すようになりました。

勉強方法

1)全体を振り返って、良かった勉強法
 ひとつひとつ丁寧にこなし、定着させることを強く意識していました。具体的には
  • 直しをきっちりやる

各教科直しノートを作り、間違えたポイントを整理してまとめていました。間違えに至った知識の抜けや思考の誤りを分野ごとにまとめたり、解説から学んだ英作文の表現をストックしたりしていました。寝る前や模試前に見返すと良いです。

  • 目的をもって問題を解く

これは過去問など本番形式の時には特に大事です。方法論の徹底、かつて起こしたミスの防止、見切りのタイミングなどを解く前に考え、漠然と問題に向かわないようにしていました。

  • 疑問点の逐一、即座の解消

どこか一つでも理解の漏れがあると、それが重なって全く問題が手につかなくなることがあります。最近の複雑、多量の問題が出題される入試に対し、確実な理解は最も大切だと思います。もし気になる点があれば、授業後すぐ友達や先生に質問してすっきりさせるようにしていました。

  • 同時に進める暗記物は2-3個でよい

英単語や古文単語のような暗記物は継続が命なので、無理のないペースを組むことが最重要です。真面目に勉強すれば1年は意外と長いものなので、この月はこれを主に取り組む、といったように絞ると良かったです。

2)全体を振り返って、悪かった点
 良かった点の裏返しでもあるのですが、演習量は少なかったように思います。過去問は直近10年程度しか解けなかったので、少し不安は残りましたし、本番でも時間配分を誤りかけました。古い年度のものでもいいので、高3の夏休みからは一週間で一年分を目安に解くと良いかもしれません。
3)各学年を振り返って、
  • 中学生

運動部や文化部、文化祭の委員会など色々な活動に手を出しながらも、宿題や週末の復習、試験2週間前からの試験対策は絶対に怠らず、勉強最優先でやっていました。今思えばこの時期の積み重ねがとても大きい貯金になりました。古典文法や英文法、数学ⅠAⅡBの基礎はここで固めておけると安心だと思います。私は数学の参考書や英文法の参考書を2周ほどしていました。

  • 高1、高2

行事や部活動に精を出しすぎてしまい、中学生の時の反動もあって勉強がおろそかになっていました。この時期のサボりは致命的な弱点を生み得るので気を付けて下さい。私は数学や化学のキャッチアップに高3夏のほとんどを費やす羽目になりました。今思えば、勉強をやるべきときと他の事に打ち込む時のメリハリをつけるべきだったなと思います。

  • 高3

高校生2年での遅れを取り戻すべく、勉強法に工夫を加えたりもしましたが、周りの伸びがすごいものでなかなか理想的な成績とはなりませんでした。しかし昔の固めた基礎や地道な勉強のおかげで、二学期辺りには模試でも安定するようになってきました。

■東進東大特進コースについて

 私は東進衛星予備校、東大特進ともに高2末に入学しました。

役に立った講座

  • ハイレベル物理 苑田尚之先生による圧倒的な授業で、物理への理解がぐんとあがります。先生は本質的に理解して問題を解くことに主眼をおかれていて、根本からの理解による実力を身に着けることができ、また大学以降の物理に興味が生まれてきます。私が受けた中で最もおすすめの講座です。
  • 東大現代文 林修先生による文書の読み方の解説が最も学びになります。問題を解く上での要素の集め方、表現のまとめ方、感覚でやっている人が多いと思いますが、ここでは理論的にそれらを身に着けることができます。現代文が得意、苦手を問わず非常にお勧めできる講義です。
  • 東大リスニングアプリ 短いものから東大形式のものまで多種多様な音源を聞くことができます。速度も3通り調節できるので、本番余裕を持つために速いモードでの練習がおすすめです。また、本番を想定した雑音入りのものも多く入っており、実際本番の環境でのものとそっくりで試験中驚きました。
  • 過去問演習講座 私は高3夏から取り始めました。各科目ごとに最高レベルの先生の解説授業を視聴できるので、過去問の復習、理解はもちろん、関わる分野の内容をさらに定着させられるようになります。東進に入っているなら必ず取るべきです。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

後輩へのアドバイス

 余裕をもってスケジュールを立て、健康管理や生活リズムに気を配れるようにしてください。特に直前は必須です。私は本番まで試験の時に体調が悪くなるということがなく、油断して直前期も遅くまで勉強していたところ、本番3日前にひどい風邪をひき、当日は薬でぎりぎり症状を抑えての受験となってしまいました。本番でパフォーマンスが落ちては勉強も元も子もないので、不安でも特に睡眠だけはしっかりととってください。余裕をもって頑張ってください!

入試を終えて

 私の勉強を最大限サポートしてくれた家族や先生方、友人たちに本当に感謝しています。この場を借りて御礼申し上げます。