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東京都 都立 小石川中等教育学校 卒
東京大学 理科一類

高橋 和磨さん

■センター試験得点 796点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   物理   化学  
開示得点 68 63 30 44 30 =235/440点
自己採点 50 80 40 35 30 =235/440点

■受験した感触・・・ 数学物理がよく取れたが英語で失敗してしまった

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
理科一類 D 理科一類 B 理科一類 A 理科一類 E

受験勉強との付き合い方

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

東京大学の志望動機

 やはり東大は日本一の大学であるためそこを目指せばどこにでも行けると思い中高一貫校に入った時から東大受験を考え、高校一年生から本格的に受験勉強をスタートした。

受験勉強の中でやってよかったこと

  • 英語の早期学習

高3になると理系では数学理科の勉強に追われ英語に割く時間が少なくなってしまうため高2までに東大英語で目標点をとれるくらいの英語力を身に着けておくべきである。

また英語は良くも悪くも安定する教科なので高得点をとれるようにできれば常に一定のアドバンテージを得ることができる。

  • 勉強計画の作成

まずはじめに過去問を解き合格するにはあとどの教科で何点取ればよいのかを把握し、それにより月単位での計画を立てる。そしてその大まかな計画をもとに週・日単位での計画を考えるといったように、マクロからミクロへと計画を立てていくことで無理のない必要十分な計画を立てることができる。

  • 勉強の習慣化

勉強をする場所は人により塾だったり学校だったり家だったりと様々でありそこに優劣はつけられないが、場所を一つに決めず日によって違うところで勉強をすると勉強習慣はつかずその継続がむずかしいため早めに自分に合った習慣を見つけ実行することが重要である。

受験勉強で後悔したこと

  • 暗記について

暗記はいつでもできると考え常に後回しにしていた。だが時間がたつにつれて暗記に割ける時間はどんどん少なくなり結局十分に暗記をすることはできなかった。やはり高3になると古典や共テにしか使わない社会、無機化学などの暗記分野はおろそかになってしまうのでそれに気を付けるとともに、高2以前のうちに暗記すれば解けるような分野の問題はやっておくべきである。

受験全体で意識すべきこと

  • 合格というもののとらえ方

合格というものは2通りのとらえ方ができそれぞれに利点欠点がある。まず一つ目は合格者最低点以上の点数を取れば受かるという考え方である。このように考えるとほかの受験者を意識する必要はなくただ自分と問題との勝負になり、ほかの受験者と比べて焦ってしまうなどということがなくなる。もう一つは合格者人数の中に入れば受かるという考え方である。この考え方では(今年の物理のように)たとえ問題が難しくても周りもできないから差はつかないと考え割り切ることができる。以上ここで述べた二つの考え方はどちらのほうがいいというわけでもなく自分にとって安心できるような考え方を常にとっていくべきである。

■東進東大特進コースについて

 過去問演習講座について、東大の過去問10年分を夏休みの間に終わらせることで東大の入試の傾向をつかみ、またこれから何を勉強するのかについての指針とした。また過去問演習講座は問題と答えだけでなくすべてに解説授業がついているためわからない問題もその授業を聞くことで理解でき、過去問演習とその時点での受験勉強を同時に行うことができた。また過去問を十分にやったため秋の模試ではよい成績をとることができそのまま焦ることなく勉強を続けることができた。
 高速マスターについて、高校1年生の時に高速マスターを終わらせることで基礎的な英単語英熟語を身に付けることができ、英語の基礎を高3になる前までに固めることができた。また結果的に高速マスター以外の単語帳は特に使わず高速マスターのみで英語を乗り切ることができた。やはり必要十分な最低限の英単語がまとまっているため不必要な小難しい単語を覚えるという無駄なことをせずに済むことができたと思う。
 志望校別単元ジャンル演習について、とても豊富な演習量が用意されているため勉強するものがないといったことに陥ることがなく、何を演習するか考える時間を取られることなくひたすら演習に集中できた。第一志望校別対策演習についても同様に10年以上前の過去問から良問のみを抜粋して提示してくれるのですぐに演習に取り掛かることができた。また、第一志望校別対策演習においてはすべての過去問に解説授業がついてあり解説を見るよりも簡単に理解することができた。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 これから様々な人から様々な勉強法を教えられたりアドバイスを受けたりすることがあると思うが(この文章ももちろんその一つである)それを鵜呑みにしてよいことはない。なぜなら、自分と他人とは全く違うのであり他人にとって効果的な勉強法が自分にも有用であるとは限らず多くの生徒を見てきたという講師や塾であってもその勉強法というのは平均的な生徒に当てはまるものであり誰もがそのような生徒ではないことは模試の成績を見れば明らかであろう。受けたアドバイスはあくまでもアドバイスとして受け取り自分の中で精査して自分流にアレンジして勉強のなかに加えることで自分専用の勉強法を確立していくことが重要である。