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東京都 私立 渋谷教育学園渋谷高等学校 卒
東京大学 文科一類

平原 良太さん

■センター試験得点 826点/900点

■センター試験得点選択科目

前期試験得点
(自己採点)
  英語   数学   国語   世界史   日本史  
開示得点 72 56 76 33 36 =273/440点
自己採点 60 60 70 30 30 =250/440点

■受験した感触・・・ 国語、数学は簡単だったが、世界史や、英語のリスニングが想定より難しく焦った。

  第1回(6月) 第2回(8月) 第3回(10月) 最終(1月)
東進ハイスクール
東大本番レベル模試
志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定 志望学類 判定
文科一類 C 文科一類 C 文科一類 A 文科一類 D

メリハリさえあればいい

■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。

 受験勉強に本格的に取り組み始めたのは高2の秋なので他の東大受験生と比べると遅いのかもしれません。
 それ以前にも東進には入っていたのですが、部活を複数掛け持ちし、模擬国連部の全国大会を目指してみたり、文化祭のクラス代表をやって、竹の間伐に行ったり(?)と、かなり課外活動に全力を尽くし、勉強を二の次三の次にしてきました。
 高校2年の秋から勉強に本腰を入れ始め、三月に吹奏楽部の最後の演奏会が終わりついにここから受験に明け暮れる高校三年の春が始まります。
 かと思いきや、最後の文化祭、学年の半数程度の人たちが有志で行う劇で主役をする事に!
 楽しそうな一方、受験には暗雲が立ち込めて、ぱっと見不合格体験記の様相を呈しております。
 私は、元々成績が良かった方でもなく、高2に入りやっと、定期テストで全教科で学年平均を超えるようになった程度で、親も劇のことを知ったとき、少し心配そうな顔でいました。
 ここまで色々やってきた中で私が東大に受かれたのは、ただメリハリがうまく付けられたからだと思います。
 勉強する時は限界までやる、楽しむ時は全力で楽しむ。これをしっかりできたからこそ、今ここで合格体験記を書けているのだと思います。
 夏も、劇をやる日は全力で劇の練習をして、それ以外の日は電車の中でも、社会の共通テストを解くほど、朝から晩まで勉強する。
 むしろ、しっかりメリハリをつけて勉強できたからこそ、勉強にも身が入り最大限の効果を発揮できたのでしょう。
 秋から直前期にかけて質、量ともに最高と胸を張って言えるほどの努力ができたのも劇での思い出があったからです。
 嘘みたいに聞こえるでしょうが、劇で主役をしていなかったら東大落ちてただろうと本気で思ってます。
 高校生活を全力で楽しむことは絶対に、受験の原動力になります。
 受験勉強のために中途半端に我慢して、モヤモヤしてしまうぐらいなら、思い切って遊びも勉強もメリハリつけて全力でやり切る方がいいと思います。

■東進東大特進コースについて

 数ある東進のコンテンツの中で、特に役立ったのは、志望校別単元ジャンル演習講座(以下、単ジャンと表記)と第一志望校対策演習講座の二つでした。
 秋以降、身についた知識をより固めていき、問題が解けるようになるには、演習量を増やしていく事が1番有効だと思います。
 なので秋から共通テスト前までは単ジャンでどうしても逃げたくなってしまう苦手な範囲を徹底的に潰し、共通テスト後は第一志望校対策演習でひたすら類題や過去問を解いては添削に出し続けました。
 単ジャンは本当に嫌いな範囲やできない部分しか出さないので、中々解けずかなり精神力を削られる感じがするとは思います。
 しかし、自分で正確に自分の苦手なものを理解することは難しい上、苦手な範囲をたくさん解ける教材は中々見つけられないことも考えると、逃げずに単ジャンをやるのが結局1番いいような気がします。
 直前期に入ってから利用した第一志望校対策演習講座(及びAI予測問題演習)は、本番レベルの問題や東大の傾向を掴み、慣れていくためのものなんだと思います。
 そこの問題を大量に解いた事によって、本番初めて見る問題に対しても焦らず、いつも通り落ち着いて解くことが出来たのだと思っています。
 どちらの演習も自分にとって難しい問題ばかりでると思うのでストレスは溜まると思いますが、苦しみながら続けているうちにぐんぐん実力がついていくと思うので是非全力で取り組んでみてください。
 もちろんその二つだけでなく、東大日本史や、東大対策国語、などのいわゆる冠講座で傾向が理解できたことも、東大本番レベル模試で本番の緊張感を味わえたことも、高速基礎マスター講座や、リスニングアプリで基礎固めができたことも、担任助手の方やスタッフ、チームミーティングの友人と定期的に話せたことも、役立ったように思うので、なんにしろ今できること、やると決めたことを全力でやることが大事だと思います。

■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。

 高校三年生は受験生であると共に高校生活最後の一年を過ごす時期でもあります。しっかり努力しようという気持ちがあるなら部活も、課外活動も受験勉強の支えになるはずです。
 受験も青春も全力でやり尽くして、悔いの残らない一年を過ごしてください。