■共通テスト得点 838点/1000点
■共通テスト得点選択科目 世界史 地理 生物基礎 地学基礎
前期試験得点 (自己採点) |
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英語 |
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数学 |
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国語 |
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世界史 |
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地理 |
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開示得点 |
102 |
+ |
26 |
+ |
70 |
+ |
47 |
+ |
34 |
=279/440点 |
自己採点 |
100 |
+ |
15 |
+ |
65 |
+ |
40 |
+ |
36 |
=256/440点 |
■受験した感触・・・ 最低点ギリギリで、受かるか落ちるかの瀬戸際にいるんだろうなと思った。
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第1回(6月) |
第2回(8月) |
第3回(10月) |
最終(1月) |
東進ハイスクール 東大本番レベル模試 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
志望学類 |
判定 |
文科一類 |
A |
文科一類 |
A |
文科一類 |
C |
文科一類 |
B |
全てをやり切ったうえで挑んだ東大受験
■受験全般でうまくいったことや思うようにいかなかったこと、勉強法について教えてください。
一つ私が胸を張って言えるのは、高校生活でやりたいこと全部に全力で取り組んで、高校生活を謳歌したうえで受験に挑めたということです。高校生活は長いようで短いです。やりたいことを決めておかないと、だらだらと過ごし気づいたら高校3年生になっていた、なんていうこともよくあることだと思います。私は日比谷高校入学時から、なんとなく東大を目指したいなとは思っていましたが本格的に受験勉強を始めたのは、高校3年生の夏休みからでした。それまでは、学校の課題や授業を中心に勉強し、残りの時間はGE-NET20という都のグローバルリーダー育成プロジェクトや趣味で始めた英語ディベート、部活のお箏などに熱中していました。また高校の三大行事に向けての準備にも精力を注ぎ、特に3年生の夏休みは文化祭準備のためほとんど毎日学校に行っていました。合格に向けて早くから受験勉強を開始しコツコツ実力を積み重ねることが確実なのは間違いありませんが、高校生活を全力で楽しんだうえで、必死に受験勉強をしたら合格にたどり着く方法もあるのだと思っていただけたら嬉しいです。
一・二年生の過ごし方
とにかく基礎固め!これに尽きます。高3になったらあっという間に時間が過ぎ気づいたら受験期です。1・2年でどこまで実力をつけられたかが勝負を決めると言っても過言ではないです。1年のうちに英数国、2年で理社を一通り終わらせておくことを強くお勧めします。私は世界史地理選択でしたが、2年までの段階で世界史の教科書を一読した程度で現代史をほとんどやらなかったため受験期に苦労しました。それからもう一つ大事なのが高校生活との両立です。思い出はたくさん作っておきましょう笑。現役生は最後まで伸びると言いますが、本当にその通りです。基礎さえしっかりしていればあとから詰め込めるので、高校生活こんなことに取り組んだ!と誇れることを作るとよいと思います。ちなみに学習方法ですが、私は学校で配られる問題集の量が多かったのでとりあえずはそれをこなし、定期テストの度に必ず対策して、分野ごとにしっかり基礎を固めるようにしていました。
三年生の過ごし方
とはいえさすがに3年生になると不安になりました。1年生の頃からしっかり勉強してきた人に比べ、知識は入っていても演習量が足りないことは分かっていたので勉強量を増やすことをまずは意識しました。おすすめは大きな目標、中くらいの目標、小さい目標を立てることです。大きな目標は半年くらいのもので私は夏の東大模試でA判定をとることにし、中くらいの目標は1か月ごとの目標で私はその月の月末までに終わらせる参考書・問題集やテストで取る点数などを決めていました。小さな目標はその日一日や一週間単位のものです。このように逆算することでやらないといけないことが明確になります。また、一日の過ごし方も大まかに決めていました。3年生も秋までは三大行事が続き準備に時間を割かれることも多かったので、電車で過ごす時間やちょっとした隙間時間にもやることを決め有効活用できるようにしました。
苦手科目の克服
私はとにかく数学が苦手で最後まで足を引っ張り続けていました。理系であれ、文系であれ、特に東大受験において苦手科目があるのは不利です。どれか一つに力を入れてのばすことも大切ですが、得意科目に頼っていると本番失敗してしまったときにどうにもならなくなります。1・2年生のうちにできるだけ苦手科目をなくすことをお勧めします。また、私は数学克服のために色んな参考書に手を出したり、問題集を繰り返し解いたりしましたが、苦手意識からついつい得意科目をやってしまい、今振り返ると絶対的演習量は足りなかったなと反省しています。演習量は苦手な科目ほど増やすことも忘れないでください。当たり前のように聞こえますが、意外とこういった前提となる意識がしっかり働いているかどうかで全体の勉強効率や成績の伸びは大きく変わると思います。
直前期の過ごし方
私は共通テストの結果が周りと比べて良くなかったので、文科一類に出願するかどうかを含めて成績のことで沢山悩みました。その時助けてくださったのが周りにいた先生方や学生スタッフの方です。沢山相談して最後は自分で浪人覚悟で、文科一類に出願しました。最後は気持ちの勝負も大きいです。私は悩み切ったうえで悔いなく出願先を決め、最後の追い込みに全集中することができました。また、直前期は新しい問題集に手を付けるより今までやってきたことを振り返り確認する時間だということを意識して、過去問演習と復習を交互に進めていました。
■東進東大特進コースについて
高速マスター講座東大世界史第3問演習
特に3年生の夏休みに、受験勉強を始めるうえで非常に助けられました。膨大な年数分入っているので、演習量が積めるほか、東大世界史の頻出分野や出題傾向などを自分で把握することができ、その後の教科書の読み方などを工夫することができました。
東進リスニングアプリ
雑音入りや様々な国籍のアクセント入り音声があるのは、東進リスニングアプリだけだと思います。リスニングは定期的に耳を慣らさないと力を維持できないし、一朝一夕で身につくものでもないので、とにかく頻繁に聞くことを意識して利用していました。特に直前期はリスニングで落とすのがすごく怖くて、雑音入りの音声をさらに音声を小さくしたうえで毛布に包んで聞く練習をしていました。そのおかげで本番は全く焦ることなく集中して問題を解き全問正解することができました。音声自体も本番は聞きやすく感じました。練習段階でたくさん聞き取りづらい音声に触れておくことが大事だと思います。
荒巻豊志先生の東大世界史
もともと世界史は得意な方でしたが、3年生になり受験世界史の演習を積むために授業を受けました。荒巻豊志先生はインプットされた教科書の知識を全く違う斬新な方法で体系化し分かりやすく教えてくださり、歴史の見方が大きく変わりました。東大世界史の第1問は自力での対策が難しいので学校の先生や東進での授業を受けることをお勧めします。
■後輩への一言アドバイス、入試を終えて思うこと。
ここまで書いて読み返すと、まるで無駄なく高校生活を送ってきたように見えますが、そんなことは全くないです。たくさん失敗もしましたし、あとからみるとためにはならない時間の過ごし方もたくさんしました。それでも後悔なく高校生活を終え、受験も合格することができたのは、何事も全力で取り組もうとしてきたからだと思います。高校生活をどのように過ごすかはあなた次第です。ぜひ興味を持ったことにチャレンジして、そのうえで勉強も頑張り充実した高校生活と志望校合格を勝ち取ってください!!応援しています!!